厳冬期富士山
- GPS
- --:--
- 距離
- 16.5km
- 登り
- 2,435m
- 下り
- 2,433m
コースタイム
天候 | 冬型気圧配置寒気団南下中 強風・ブリザード・晴天・ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
9合目以上の大弛は、アイゼンをピンピンに砥いでおかないと刺さりません。 トンネル横(標高1270m)に止めていた車のバッテリーがダメとラジエターの不凍液が凍りついてJAFのお世話に… 山頂が−23℃で、Pでも−13℃ |
予約できる山小屋 |
御殿場口七合四勺・わらじ館
|
写真
感想
1/4日は冬型気圧配置で寒気団も南下中…無理かなぁ?っと思って午前2時過ぎに御殿場太郎坊横のPを出ました。大石小屋から凍りついていてアイゼンを出し、カンカンと気持ちよく登れました。
強風でしたが、懸念していた体ごと持って行かれそうな突風や暴風は少なくて意外でした。
上のアンダーは、速乾性のユニクロ半袖とミドルは、ヒートテック長袖2枚と980¥のシマムラフリース。アウターは、サウスフィールドのインチキ雨具。その上にモンベルゴアテックスの雨具。
グローブは、インナーが軍手。ミドルがホームセンターのフリース。アウターはゴアのオーバーミトン。(替えの軍手やミドルは複数用意。いざという時の純毛厚手冬山用ミトンも持参)
頭部は、インナーに380円のホームセンター様の化繊の目出し帽。インナーは980円の化繊のホームセンター目出し帽。その上から雨具のフード2枚重ね。サングラス
(念の為純毛目出し帽にゴーグル持参)
クビは、綿のタオルにホームセンターの780円のネックウォーマーが良かったです。
下のアンダーは、下着はユニクロの化繊100%のモノ。
ミドルは、ホームセンターの綿50% 化繊50%の780円のスパッツ。(絶対にユニクロのヒートテックのスパッツはダメです。)その上からスリーシーズン様のモンベル登山ズボンにアウターは、モンベルのゴア雨具にゴアのロングスパッツです。
靴下は、化繊1枚純毛1枚の計2枚です。小さい靴に2枚のくつしたは圧迫されて凍傷になる危険性があります。
冬用ブーツは、靴下履いても余裕のあるサイズが良いと思います。
アイゼンはペツルの12本歯です。ワンタッチアルパイン用です。
靴は、アクのゴア&保温材入りの3000m厳冬期可能なモノです。
一度、スリーシーズン(冬は2000mまで)を履いて冬富士で凍傷になりましたから、靴は値段が張ってもいいモノを。アイゼンも歯をピンピンにやすりで砥ぎましょう。
ピッケルは、カジタックスの年代物です。
あっ、車の不凍液は濃くして−30℃までに耐えられるようにしておかないと、私の様にJAFを呼ばなければいけません。バッテリーも古いモノだどアウトです。
冬富士で怖いものは、暴風に突風。それとガチガチのアイスバーンです。8合目より上で滑るとコンマ0秒の内にピッケルをささなければ終わりです。加速がついたら止まりません。
面倒なのがモナカ雪です。表面は氷でも踏んだらバリっと割れて中の柔らかい雪に足が取られます。これはシンドイです。
後、怖いのがガス。富士山は地形が同じなのでホワイトアウトになると非常にやっかいです。
技術面や体力面では、そないに難しく無い冬富士ですが、滑ったらアウトとあの暴風が危険度を上げているのでしょう。
1日に標高差2500m往復ですが、何せ日帰りです。アルプスに比べたらザック重さが違います。雪崩の心配も少ないですし、ラッセルも南岸や爆弾低気圧直後以外は、関西の山の方がシンドイ位です。
でも、体力と精神力をしっかり保たないと墜ちます。特に下山で蹴り込んでおりますので、翌日は必ず筋肉痛を超えた?筋肉痛が出ます。
富士山は、冬が一番キレイですし、静かですし、凄くいいですよ(^O^)/
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