南アルプス・鳳凰三山
- GPS
- 32:00
- 距離
- 15.5km
- 登り
- 2,039m
- 下り
- 2,038m
コースタイム
三鷹04:15-韮崎IC07:15-青木鉱泉08:00-白糸の滝10:30-五色の滝13:00-鳳凰小屋14:10
■二日目
鳳凰小屋04:00-地蔵岳05:10-観音岳07:30-薬師岳08:00-鳳凰小屋09:35-青木鉱泉15:00
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・数か所崩落した個所があり、注意が必要です。 ・オベリスク直下は砂礫の道で歩きにくいです。 ・ドンドコ沢はかなり傾斜がきつく、特に下りは膝に来ました。 |
写真
感想
いいだしっぺはときち。
7月に富士山を下山してきたバスの中で、あまりの人の多さと殺風景さに、人一倍富士山に思い入れがあったときちが
「富士山って登る山じゃないですね。今度は富士山をきれいに見れる山がいいな」と言いだしたのがことの発端。
最初は白根三山へ、と言ってましたが、さすがに一泊二日で気軽に登れる山ではないので、とりあえず谷川岳で考えてみるよう勧めましたが、その後やなけんから「鳳凰三山はどないね?」と提案があり、ときちにも諮って即決定。あたしとときち、やなけんの三人で、富士山を愛でる鳳凰三山登山となりました。
9月14日早朝迎えに来てもらったやなけん号に乗り、一路中央道を西へ。韮崎ICから青木鉱泉に向かい、着いた時には、すでに駐車場の半分くらいがクルマで埋まっていました。
08:00、青木鉱泉を出発。ドンドコ沢の急坂を、テント担いだ重装備でひーひー言いながら登り、6時間の行動の後、ようやく鳳凰小屋のテント場についてみると、ほぼ110%の混みよう。
なんとか先に張っていたテントを少しずらしてもらい、ようやくやなけんのニーモを張りました。ちなみに、ときちは小屋どまり。
ビールで乾杯してしばらくボケっとしていると、あとからあとから登山者が到着。テント場は130%越えの混雑で、16時頃到着した人は、テントを張ることを断られ、小屋に強制収容。
小屋も布団一枚で三人が寝るほどのぎゅうぎゅう詰め。ききしにまさる混雑ぶりでした。
晩飯のカレーを作って食べ、ウィスキーをなめつつ、あすの計画を相談。
「地蔵岳から御来光と富士山を両方同時にみたい!」というときちの希望をいれて、3時起床・4時出発と決定し、19:00には就寝。くらくなったテント場は、一つ一つのテントが蛍のような淡い光をはなって、それはそれは幻想的でした。
翌朝3時、眼をさましてみると、星がきれいに瞬いています。
コーヒーとアンパンで簡単に朝食をとり、4時出発。
地蔵岳直下のアリ地獄のような砂礫の道をがんばってのぼっていると、東の空が少しずつ明るくなってきます。
5時前、地蔵岳への稜線に到着。オベリスクがきれいに見えます。
地蔵岳の岩場から見た御来光は、さすがにきれい。
そのあとは、観音岳、薬師岳とたおやかな稜線をのんびり縦走。
ここからは、南アルプスの女王・仙丈ケ岳と貴公子・甲斐駒ケ岳、正面に北岳をはじめとする白根三山、甲斐駒の右側には槍穂連峰、左側には木曽の御嶽山。地蔵岳の右には八ヶ岳連峰、その東には甲武信、金峰の奥秩父の山々、そして南東に、ときちが見たがってた富士山。
オールスターそろい踏みの豪華な面々が、360度の展望ですべて見渡せます。
山を見るには、一番いい山ですね、鳳凰三山。
鳳凰小屋に戻ってきたのが9:30。昼食を食べて、テントを畳んで、下山開始。
ドンドコ沢の急な下りは、6月の常念の下山よりもきついかも。五色の滝、白糸の滝、鳳凰の滝、南精進ケ滝と、滝を目標に頑張ってくだって、青木鉱泉に戻ってきたのは15時過ぎ。結局この日は11時間の行動となりました。
ゆーぷら韮崎で温泉に浸かり、ステーキガストでやたら固いステーキを平らげ、30kmに及ぶ中央道渋滞を頑張ってやなけんが運転し、01時ごろ三鷹の自宅に戻ってきました。
男だけの山行だと必ず好天をもたらしてくれるやなけん。
今回は、過ぎゆく夏の香りを感じながら、最高の展望を堪能できた南アルプスでした。
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