4泊5日のテント泊 薬師・雲ノ平・高天原・水晶・黒部五郎

2013年09月24日(火) ~ 2013年09月28日(土)

• GPS: 107:01
• 距離: 62.5km
• 登り: 4,809m
• 下り: 4,810m

コースタイム

1日目
7:00折立-8:45三角点9:00-10:20五光岩ベンチ10:40-11:55太郎平小屋12:20-12:40薬師峠キャンプ場13:20-14:40薬師山荘14:50-15:40薬師岳15:50-16:30薬師山荘16:50-17:35薬師峠キャンプ場

2日目
7:00薬師峠キャンプ場-9:45薬師沢小屋(食事休憩)10:20-12:35木道末端-14:20雲ノ平山荘14:35-15:00雲ノ平キャンプ場

3日目
7:00雲ノ平キャンプ場-8:50奥スイス庭園-9:50高天原峠-10:40高天原山荘10:55-
11:10高天原温泉(入浴)12:00-12:25高天原山荘(食事休憩)13:05-13:55高天原峠-15:35雲ノ平山荘15:50-16:10雲ノ平キャンプ場

4日目
6:00雲ノ平キャンプ場-7:35祖父岳7:55-8:45ワリモ北分岐(デポ）9:10-10:30水晶岳(食事休憩)11:00-11:30ワリモ北分岐-13:40黒部源流碑-14:20三俣山荘14:50-16:50黒部五郎小屋

5日目
6:00黒部五郎小屋-8:30黒部五郎岳の肩(デポ)8:40-8:50黒部五郎岳9:15-9:25黒部吾郎の肩(食事休憩)10:00-中俣乗越-11:45赤木岳-12:35北ノ俣岳12:50-14:20太郎平小屋(食事休憩)14:50-15:35五光岩ベンチ-18:10折立

天候

1日目：晴れのち曇り
2日目：晴れのち曇り
3日目：小雨のち曇り時々晴れ
4日目：快晴
5日目：快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

立山ICから有峰林道を通って折立へ。
有峰林道の開門は6時から20時まで。通行料1800円
前夜4時頃到着。駐車場には3台ほど。
折立では、登山口に無料の広い駐車場とキャンプ場があります。

写真

9/29 19:30

はじまりはじまり〜

9/24 8:07

あられちゃん。
この辺は結構急騰なので、こういうのでちょっと元気をもらいます。

9/24 8:43

青い空がまぶしい！！
白樺林を抜けると絶好の休憩場所。
ここで皆さんザックを降ろして一服されてました。

9/24 9:05

石畳〜♪

9/29 19:30

木道〜♪

9/24 9:20

何ケ所もベンチがあってゆっくり登る私たちには親切な道。

9/29 19:30

ようやく太郎平小屋に到着。

9/24 11:30

シュワットした飲み物で、とりあえずかんぱ〜い！

9/29 19:31

ネパールカレー・・・気になる。

9/24 12:11

薬師峠キャンプ場。
連休明けとあって、場所は選びたい放題。

9/24 12:13

トイレ

9/24 12:13

水場
不規則に出てきますが十分な水量で、夏なら頭も洗えそう。

9/24 12:13

さすが！
心意気がうれしい。

9/24 13:28

ゴミ置き場まで設置されてました。
感謝。

9/24 13:55

さあ、暗くならないうちに薬師岳へGO！

9/24 14:13

9/24 14:21

少しずつ色づき始めています。

9/24 14:41

薬師岳山荘。
新しくてきれ〜

9/24 14:57

コースタイムは割と優しい印象。

9/24 15:24

どんどんガスってきました。

9/24 15:39

まっちろけの薬師岳山頂。
残念。

9/24 17:34

薬師岳山荘でまたまたゆっくりしていたので、明るいうちに帰ってこれて良かった〜
ご近所さんも少し増えてました。

9/24 18:30

今夜は豆カレー。

9/25 8:27

今日も晴れ〜

9/25 8:48

何度も橋を渡ります。

9/25 8:52

青と黄色とすこ〜し赤。

9/25 8:58

何枚も写真を撮ってしまう。

9/25 9:34

カベッケ原でちょっと休憩。
ここまで結構長かった。

9/25 9:48

少しずつ傾いているという薬師沢小屋。

9/25 10:27

イワナ釣りに30年通うというご夫婦に出会い、お見送りまでしていただきました。

9/25 10:29

今日は雲ノ平へ。

9/29 11:42

噂の急登。
先月登った友達からビビらされていた急登のはじまりです。

9/25 12:35

重いザックを背負って約2時間。
激急登との戦いは堪えましたが、ここを乗り切れば楽園のはず。

9/25 13:24

最初はアラスカ庭園。

9/25 13:55

曇り空の中、奥日本庭園。

9/25 14:10

木道歩きが心地よい。

9/25 14:18

雲ノ平山荘が見えてきました。

9/25 14:24

ここも新しくてカッコいい。

9/26 15:42

落ち着ける感じでトイレもきれいです。

9/25 14:51

雲が取れて水晶岳が顔を出してくれました。

9/25 14:52

あら、祖父岳も！
我が家の設置場所までもうひと踏ん張りです。

9/25 15:32

黒部五郎をバックに我が家を建てました。

9/29 11:44

今日は明るいうちに片づけまでするぞ〜。

早く済ませて大正解！
この日から急に冷え込み、夜はひどい風でした。

9/25 16:43

水場

広いテン場のなかで少し上のほうにあります。

9/26 6:53

トイレ

トイレットペーパーは流せるとありましたが、それが詰まっていました(>_<)

9/26 7:13

あ、虹が！！

曇り時々雨の予報だったので、水晶から高天原へ行く予定を変更したのに、晴れてるぞ・・・

9/26 7:37

水晶さん、明日行くからね。

9/26 7:50

またまた、虹。
何度も虹がかかりました。

9/26 8:18

朝露をまとったチングルマが美しい。

9/26 8:27

雷鳥さんもおはよう！

9/26 8:51

9/26 9:13

オヤマリンドウも艶っぽくていい感じ。

9/26 9:17

どんどん色づいていくナナカマド。
秋を探してしてしまう・・。

9/26 9:24

こんな梯子はいくつかあります。

9/26 10:16

何度も立ち止まってパシャリ。

9/26 10:33

撮り過ぎで、コースタイムオーバー。

9/26 10:38

山荘まであとわずか。
ここも一日のんびり過ごせそうないいところ。

9/26 10:39

高天原山荘。
汗でびっしょりの帽子やタオルを洗って干してから温泉へ。

9/26 10:39

9/26 10:56

山小屋の人の話では一週間でこんなに色づいたそうです。

9/26 11:16

9/26 11:12

念願の高天原温泉〜♪
白濁した水色の温泉。
温度も管理されていてちょうどいい。
誰もいなったので、混浴のほうへ入りました(^_^)v

9/29 19:42

9/26 11:51

9/26 12:19

9/29 11:50

お昼は棒ラーメン。
全自炊をめざしてがんばるぞ〜

9/26 13:07

後ろ髪をひかれる思いで帰りました。

9/26 16:45

今夜は鍋。
冷え込んできたのでテントの中で食事です。
まるっきりお肉は、お肉というよりおあげさん。

9/27 5:32

幻想的な朝。
わくわくしてしてきます。

9/27 5:45

黒部吾郎のモルゲンロート。

9/27 6:13

スイス庭園最高です。

9/27 6:16

日差しが強すぎて白くなってしまいましたが、ぜ〜んぶ見えました。

9/27 6:17

9/27 7:05

めっちゃくちゃ寒くて凍る思いだったけど、こんなにきれいな霜柱が見れて良かった❤

9/27 7:05

雲ひとつありません。

9/27 7:40

祖父岳に到着。
広い頂上。
頂上を独占しました。

9/27 7:42

写真撮り放題。

9/27 7:57

先は長いというのに、20分も撮ってました。

9/29 11:57

さあ、水晶へ。

9/27 8:19

9/27 8:46

9/27 8:49

天気がいいとコースタイム通りにはいきません。

9/29 19:52

ここでデポ。

9/27 9:29

やっぱり槍が入ると絵になる。

9/27 9:33

9/27 9:43

わお、富士山だ！

9/27 9:48

前日に閉まった水晶小屋。

9/27 10:30

まさに水晶岳。
水晶がまぶしかった。
砂もキラキラしてました！

9/27 10:39

ヤッホー
水晶岳登頂。
空が青すぎる〜♪

9/27 11:00

9/27 10:44

グル〜っと全部見える山頂は感動のひとこと。
もうこれ以上はない気がしてしまう。

9/27 12:44

鷲羽にも登りたかったけれど、時間をかけすぎたので、黒部の源流をたどるコースへ。

9/29 19:54

どんどん下ります。

9/27 13:43

黒部源流碑
ここまで結構時間がかかりました。

9/27 14:21

ようやく三俣山荘。
ここで15時近くになってしまい、ちょっと焦る。

9/27 14:59

鷲羽と三俣蓮華には去年登ったから、またいつか・・・(>_<)
先を急ぎます。

9/27 15:12

巻き道には少しだけ雪が残っていました。

9/29 12:01

9/27 15:54

だいたいコースタイムどおり。
あと1時間で黒部吾郎小舎。

9/27 16:48

なかなか見えなかった黒部五郎小舎の屋根がみえて、一安心。

9/27 16:51

赤色と三角の形がかわいい。
テン場の水場もトイレも終了との事。
おかげで小屋の綺麗なトイレを使わせてもらい、小屋気分も味わえました。

9/27 17:41

明るいうちに何とかテント設営。
私たちと合わせて4張だけでした。

9/27 18:43

今夜は高野豆腐の麻婆豆腐。

9/28 5:21

今朝も手がかじかんで痛かった〜
小舎で温まってから出発しました。

9/28 6:07

最終日

9/28 6:34

今日もいい天気。

9/28 7:17

黒部のカール。

9/28 7:49

迫力あるな〜

9/28 8:22

9/28 8:22

こういうショット、ついつい撮ってしまう。

9/28 8:25

今日で終わりかと思うと・・・涙

9/28 8:26

頂上までもう少し。

9/28 8:32

ここでデポ。

9/28 8:55

クライマックス黒部五郎岳！
最高の展望。
小舎で知り合った人に何枚も写真を撮ってもらいました。ありがとう！

9/28 9:11

9/28 10:23

さあ帰らねば・・

9/28 11:12

何度も振り返ってしまいます。

9/28 11:58

重い荷物がかなり足に来ている・・・。
今日が最後、頑張って！

9/28 12:38

北ノ俣岳

9/28 17:43

綺麗な赤を最後にパシャリ。

撮影機器：

Canon PowerShot S100 Canon

PENTAX WG-3 GPS PENTAX RICOH IMAGING

感想

midorinland

ずっと行ってみたかった雲ノ平。
どうせ行くなら高天原の温泉にも浸かってのんびり歩きたい・・・

ってことで、4泊5日のテント泊縦走の旅。

お天気が1番の心配の種。
どうか私たちにも秋晴れを取っておいて〜と天気予報と毎日にらめっこ。

それに5日間全部自炊？
さあ、何を持っていこう？

女子旅の時は見た目にもこだわって、あれこれ持ってきてくれるお姉さま方(笑)がいるけど、今回はそんなことはいってられません。
おなかが膨れればいい^^;

スーパーをうろうろしながら、
あんまり高くなく、常温で日持ちして軽そうなものはないかな〜

乾燥野菜が入った鍋の素、サラダ用の豆、高野豆腐、チーズ蒲鉾、魚肉ソーセージ、5種類の味のフォーとパスタソース、中華ソースなどなど

なかなかいいものが買えたんじゃない？って思ってたけど、
パンやアルファ米をザックに詰めたらもうパンパン。

いつもテントや鍋、水、ワイン等々、重い荷物は全部旦那さん任せなので、今回こそは持つぞ〜って思っていたのに・・・

そんな隙間はありませんでした(*_*)

まだ入るよと言ってくれるお言葉に甘えて、とりあえず準備は完了。


さあ、出発です。

私は車の中で夢の中、立山のICをおりて有峰林道の亀谷料金所横の駐車場に着いたのは朝4時ごろ。
トイレもあります。
車が数台ありました。
6時少し前になると工事の車が10台くらい並び、折立の駐車場には半分くらい車が停まってました。帰りにはテントを張ってる方もいました。

1日目
休み休みでゆっくり太郎平まで登りましたが、この日はあまり急ぐ人がいないのか、私たちでもあまり抜かされることなく小屋につきました。

コースタイムより早く歩けることに気をよくして今回は楽勝？
な〜んて甘い考えがよぎるスタートでした。

テントを張って一休みしている間にガスってきて、薬師岳の眺望はあいにくでしたが、今回の山行、初登頂！山頂を二人占めしました。

2日目
朝4時に起きて6時半スタートの予定が30分の遅刻。
起きてから出発まで3時間か〜

今日は雲ノ平までの移動だけなのでまあいっか・・・

薬師沢小屋からの急登は延々続くと聞かされていたので、今回の山場、この急登に2時間耐えられるかドキドキでした。

旦那さんは、ハアハア言いながら不機嫌になっていたのも忘れ、終わってみればそんなに大変でもなかったと軽口をたたいていました。

でも天気が悪ければ私たちには無理だったかもな〜
ほんとお疲れ様！

その後は憧れの雲ノ平。
もっと堪能するつもりだったのにな〜
急登の疲れと厚い雲のせいで、先を急ぐことになってしまいました(^_^;)

雲ノ平のキャンプ場も私たちを含めて10張弱。
張り放題でした。

この日から急に冷え込む予報だったので早めに夕食を済ませて7時に就寝。
予想以上の風と寒さで寝れないくらいでした。

でも一度起きて外へ出ると、なんと！満天の星。
わあ〜天の川(^^♪

明日が急に楽しみになりました。

3日目
青空が見える〜あぁ、虹だ！！

テントの結露は凍ってバリバリ、運んでおいたバケツの水は凍ってて、激寒だったたけどこの青空に私はにんまり。

旦那さんは、天気が良ければ水晶に登って、温泉沢の頭から高天原まで行く予定だったので、早く起きとけばよかったな〜とちょっと残念な様子。

明日は絶対もっといい天気だよ〜！！

気を取り直して、さあ、楽しみにしていた高天原へ。

高天原への道は、結構下ります。
梯子もいっぱい出てきます。

色づく木々に見惚れてばかりでなかなか前に進めませんが、やっとのことで念願の高天原に到着。

気持ちの良い秋の青空とさわやかな風、紅葉、露天温泉。
いうことないに決まってます。

水色の乳白色がすっごく綺麗で、早くは入りた〜い。
混浴のほうに入るか迷っていましたが、私たちが行ったころは貸切〜♪
誰か来たらその時はその時だ！
入っちゃへ〜どぼん。

3日ぶりの入浴だけに、気持ち良さもひとしおです。

温度もちゃんと管理されていて、ちゃんと着替えの小屋もあります。

浸かっていたのは、ほんの10分くらいだったかもしれないけど、ほんとにリフレッシュ出来ました。

4日目
雲一つない、ぴーかんの青空。
これが、15時くらいまで続きました。

頑張って3時に起きたのに、凍るような寒さで時間がかかり、6時出発。

雲ノ平の最後を飾る、スイス庭園へ。
お天気も手伝って最高の眺望。
また雲ノ平に来たい！と思わせる見晴らしでした。

時間はかなり遅れてる、さあ、祖父岳へ。

途中霜柱がびっくりするほど高くたっていて、太陽の光にあたってきらきらの霜柱を見ました。
寒さを我慢したご褒美です。

祖父岳は頂上が広いので一か所では見えませんが、走り回っていっぱい写真を撮りました。

この日は1番タイムコントロールしなければいけなかったのに、お天気のせいで、時間を忘れて行動していました。

水晶岳についたころには予定の時間の2時間遅れ。

もう鷲羽や三俣には行けません。

だけど、こんなに素敵な景色。
一生忘れない・・・

アルプスぜ〜んぶ見えてる？ってくらい眺望。
またこんな景色を見ることができるだろうか？
満足しすぎて登りたくなくなるんじゃないか？
心配なくらい幸せでした。

後ろ髪惹かれる思いで下山し、黒部の源流沿いを下り、三俣も巻き、黒部五郎の小舎についたのは17時前。

下りが苦手な私たちには逆に時間がかかったように感じましたが、なんとか明るいうちに到着しテントも設営できて、一安心。

テントシーズンは終了のようで、水場もトイレも小舎のものを使っていいとの事でした。
暖をとりにトイレに行ったり、洗面に行ったり、小舎に泊まる方達とお話したり・・・ラッキーでした❤

5日目
最終日は黒部五郎岳。
カールには雪が残り、迫力満点。

山頂も最後を飾るにふさわしい百点万の景色。
歩いてきた道のすべてが見渡せ、こんなに歩いたのかと自分を褒めたくなりました。

黒部五郎の小舎で知り合った人も1時間も頂上にいて見飽きないと言ってました。
ほんとに帰りたくない山頂です。

早く帰らないと、夜になってしまう・・・
ヘッドライトをつけてもおかしくないくらいの時間に下りてきましたが、18時10分無事下山することができました。

神様、最高の天気をくれてありがとう！

旦那様、靴擦れまでしながら重い荷物をがんばって持ってくれてありがとう！

出会ったすべての方々楽しいお話ありがとう！

そして、初めてのヤマレコでダラダラ書きすぎてしまってごめんなさい。