奥深き南ア 茶臼岳・上河内岳(易老渡より周回)
- GPS
- 20:32
- 距離
- 36.9km
- 登り
- 3,881m
- 下り
- 3,870m
コースタイム
- 山行
- 8:39
- 休憩
- 0:41
- 合計
- 9:20
天候 | 1日目 くもり霧雨時々晴れ間も 2日目 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ゲートまでの林道は荒れ気味 落石、流水箇所あり |
コース状況/ 危険箇所等 |
芝沢ゲート〜易老渡:5km弱の林道歩き。途中結構な流水を渡る箇所あり。舗装路、砂利道のミックスですが、自転車を易老渡にデポしている人多数。 易老渡〜易老岳:いきなり急登です。この日はガスが多く霧雨っぽかったのでヒルを見かけました。どうやら生息地のようです。 易老岳〜希望峰・仁田岳:易老岳からコルまで高度下げます。コルからひと登りで希望峰。仁田岳へはピストンで。展望すばらしい。 希望峰〜茶臼岳:山頂部は岩多いけど、木道が整備されていたり歩きやすい。 茶臼岳〜茶臼小屋:稜線分岐から10分ほど下ります。小屋の水場はよく出ていました。避難小屋2階が解放されています。トイレは旧トイレを男女一つずつ利用できました。ありがとうございます! 茶臼小屋〜上河内岳:稜線から程なくして西側に大きく巻きます。稜線を進んでしまうとハイマツ地獄にはまると思いますので、踏み跡をしっかりとトレースしてください。不安になるくらい下降しますが、踏み跡はかなり明瞭なので見失わないように進めば大丈夫だと思います。大きく巻いた後、稜線復帰してひと登りで上河内の肩。そこから15分ほど登ると山頂です。 上河内岳〜薊畑:肩から高度を下げ、南岳へ登り返した後はずんずん下ります。途中片側切れ落ちた崖のふちを歩き、樹林帯に潜り込みます。これでもかと下り進むとようやく聖平小屋分岐。そこから30分ほど登り返すと薊畑です。 薊畑〜西沢渡:急な下り、崩落したトラバースが多いので気が抜けません。苔むした樹林帯なので滑りやすいです。西沢渡のロープウェイは労力に対してあまりにも進みが遅くて消耗します。 西沢渡〜芝沢ゲート:とにかく長い。落石箇所も多いので注意。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
サンダル
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
調理器具
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
カメラ
テントマット
シェラフ
|
---|
感想
去年の池口岳〜光岳に引き続き、山友さんとの南アルプス遠征へ。またまた南アの奥深さの洗礼を受けつつも、絶景に感動の連続の大満足山行となりました。
避難小屋泊とはいえ、今年初のお泊り装備の重たいザックだったので易老渡からのいきなりの急登に滝汗ヒーヒー。ガスガスの霧雨ミストがかえってよかったほど。
易老岳からはときより晴れ間もあり、仁田岳までのお散歩はあまりの気持ちよさに喉がカラカラになるほど叫んでしまいました。仁田岳は全然知らないお山でしたが、素晴らしかった。
茶臼岳に着いた瞬間ガスの世界。茶臼岳避難小屋までは風も強く展望ゼロ。小屋からの富士山は残念ながら見られませんでした。
小屋は2階が開放されていて、この日は8人ほどの宿泊でした。心配していたトイレも旧トイレが男女ひとつずつ利用できとてもありがたかったです。テラスでの山談義が盛り上がり楽しいひととき。ガスで何にも見えないので6時半には就寝。
夜、雨も降ったようですが、夜中2時頃トイレに行くと強風にガスがみるみる吹き飛ばされていき、ほんの5分ほどの間に昨日全く見えなかった富士山のシルエットが満月の明かりの中に浮かびあがってひとりテンションが上がり、たまらず小屋に戻って山友さんに声をかけてしまいました。流れ星も見れて興奮して、もう寝られないねーということで支度をして予定より早く3時すぎに小屋を出ました。
上河内岳へは、稜線を進まず巻くことを予習していたのですが、想像以上の巻きで、真っ暗な中こんなに下りるの?と少し不安になるほとでしたが、踏み跡はしっかりしていたので、GPSで確認しながら進みました。
山頂に出ないと東側の空が全く開けず、ご来光は見えない感じだったので、空がオレンジ色になり始めて少し焦りましたが、早出が功を奏してマジックアワーから楽しむことができ、もう言うことのない素晴らしすぎる日の出を拝むことができました。小屋からの後続の人たちも上がってきてみなで360度の絶景を満喫。最高の時間でした。
南岳から聖平小屋分岐までは思ったより長く感じて、さらに薊畑からの下りも覚悟はしてたけど激坂の下りや崩落トラバース、湿った根っこと気を抜けず、ようやっとで西沢渡。
話に聞いていたロープウェイは、引っ張るのに力はいらないけど、全然力が伝わらず進みがかなり遅くて消耗しました。まあ体験できてよかったです。
あとは修行の林道歩き。いい加減嫌になって最後は林道に落ちてきているミニ滝壺にドボンしてアイシング。長すぎるよ、林道。
上河内岳からみた聖岳や赤石岳の山塊はあまりにもスケールが大きくて…でもいつか歩きたい。また山地図を眺める楽しみができました。
誘ってくれた山友さんに感謝!
出会ったみなさんに感謝!
またひとつ忘れられない山行が増えました。
動画は編集終わり次第アップします。
今回は動画編集いつもより頑張ってみました。
同じ長野県なのに南アルプスは本当に遠いですね。
駐車場まで、そしてさらに登山口までも難関が多くて・・
南から攻めてるので、次の聖、赤石、荒川はどうやって歩こうか?と地図を眺めてますが、1泊ではなかなか難しいですね。私もピストン嫌いなので。
か、椹島から?ラウンドかな!
今、椹島行けたっけな?
メッセージありがとうございました。
こちらのページで返信させて頂きますね。
動画を拝見させて頂きました。大きなミミズに納得し登山道の風景に新しい記憶がさらに色を添えてよみがえりました。
カーゴでの奮闘ぶりは思わず笑ってしまいました。やっぱりスパッツでささっと渡るのが楽でしたね。
小屋で浜松の兄弟らを交えた山談義、本当に楽しかったです。
有り難うございました。
残り少ない信州100名山を楽しんで下さい。
またどこかの山で・・・
urano
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する