五竜岳(怖くてリタイア)
- GPS
- 09:55
- 距離
- 19.5km
- 登り
- 2,331m
- 下り
- 1,598m
コースタイム
- 山行
- 9:26
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 9:56
行きのみ、テレキャビンを使わずに、ブルドーザー道から登った。一方、帰りは心が凹んでおり(後述)、身体的にもつま先が痛くなったため、泣く泣くアルプス平駅からテレキャビン(ゴンドラ)で下山。片道\1,300って、高っか!
行きのブルドーザー道は、山と高原地図にはない道のため、ルート間違えに要注意。実は1週間前にもテレキャビンを使わずにトライした(山行記録なし)ものの、天気予報が大外れ(某A〜Cで登山指数を予報するサイトで、晴予報→霧雨。そりゃあ、普段の3日先の天気予報だってアテにならないのに、山の天気なら尚更ですよね、、、)したため、アルプス平ちょい上(1,600mくらい)でリタイア。その際、ルートを間違え、標高950m地点くらいで間違えに気付き、登り直すハメになった。気付いた時点で、正規のルートが見えていたものの、数字10〜100程度、膝丈の草むらを突っ切り、更には小川に渡された心許ない薄いた板の上を超えないと進めなかったため、リカバリーを断念して一旦下山し、登り直した。
正解のルートは、ゴンドラ・テレキャビンの山下の駅の(山上に向かって)右側から入山し、(ものの30m程度登ったところ、山下の駅の)直後にゴンドラのケーブルの下をくぐり、左側に出るルート。スキー場のゲレンデの右脇〜真ん中くらいを突っ切っていく感じ。
さて、前週の失敗を元に今回は最初正規(?)ルートを上り、自分的にはサクサクペースで登れた。「行き」は。「感想」欄で後述するが、途中でリタイア。そしてリトライは多分しない。
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
山と高原地図では特に危険("!"マーク)と書いていなかったので、油断していたが、五竜岳には魔物が棲んでいた。標高約2,700m(山頂まであと100m)の地点で、完全に手も使った岩登りになった。一歩踏み外すと、軽く2〜300mは滑落してミンチになりそうだった。よしんば、登れたものの、帰りに後退りで下山することを考えると、、、。足元が見えなくて恐怖のあまり失禁しそう。
五竜岳だけに、登りは約12年前の某マイナーなRPG風のメタル曲の「五竜の魔力一つに集まり、輝き〜♪」の歌詞を口ずさみながら、ノリノリで登っていたものの、、、セーブ機能がない現実を鑑みてリタイア(「勇気ある撤退」と自己弁護。要はヘタレ。)した。その時点で獲得標高が2,000m程度に達していたが、体力的には余裕があっただけに残念。
しかし、皆さまスタスタ登り下りしているが、怖くないんだろうか。恐怖心を感じる器官のネジが抜け落ちてるのかな?、、、と言いつつ、多足の長さや身体のサイズもあるのかもしれない。
と、言うのも、道中、子連れ登山の方を、全く見かけなかった。平均身長以下の、私と同じくらいのサイズの方々も登っておられたので、全く無理では無いのだろうが、やはり手足を付くことの出来る場所のチョイスが多いだけで相当楽なのだろう。千里の道も一歩から。その一歩がつながらない箇所があるだけで、千里の行程は破綻する。
今まで登った、笠ヶ岳やら白馬岳、常念岳なんかの比較的安全な山々がスタンダードだと思っていたが、やはり北アルプスは元来危ないものだと再認識した。将来的に、剱岳やら奥穂高やら槍ヶ岳やら、日帰りで行けそうな「The 北アルプス」にはトライしたいと思っていたものの、止めておいたほうがいいだろうと思った。
何だか、失恋した気分(笑)になり、トボトボと下山。もう新しい山にはトライしない方がいいのかも、、、とネガティブに。身体は正直なもので、登ってきたはずの道も怖く感じ、身体がガチガチになった。下りで普段の身体のバネが発揮できず、膝とつま先に疲労が蓄積されていき、よりガチガチにという悪循環。
しかし、下山時に八方尾根向こうから雄大な立山連邦が見えると、そんな悩みちっぽけに感じて、前向きになれた気がした。
そもそも、百名山のどれだけの山に登るか、ということが目的ではなかった。/歓箸侶鮃のために適度以上のワークを課すこと、大自然の景観に心を癒されること、2嫉蓋紊忘甍感なく旨い酒と肴をガブガブ飲むこと、が目的なのを失念していた。
今後、五竜岳含め、未踏派の北アルプスにトライすることはないだろうが、今回の「危ないと感じた時は躊躇なく撤退」をモットーに、〜を精一杯楽しもうと思う。
(でも、もしかして、駅前のボルダリング教室に通えば、ひょっとしたら登れる山の幅が広がるかも。)
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