乗鞍岳[畳平〜剣ケ峰]
![情報量の目安: S](https://yamareco.org/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
- GPS
- 03:30
- 距離
- 7.1km
- 登り
- 485m
- 下り
- 477m
コースタイム
8:05 富士見岳山頂(2,818m)
8:24 肩の小屋
9:00 蚕玉岳(2,979m)
9:07 剣ヶ峰山頂(3,026m)
10:07 肩の小屋
10:50 畳平
11:06 魔王岳(2,764m)
11:15 畳平
天候 | 晴後曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
畳平まではマイカー規制のため乗鞍線シャトルバス利用 ほおのき平バスターミナル 6:55発 → 乗鞍畳平 7:40 乗鞍畳平 11:50発 → ほおのき平バスターミナル 12:35着 シャトル路線バス料金 大人 2,200円/往復 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所はありません。 今日は暖かかったため畳平でも気温は10℃近くあったと思いますが、 今の時期は日中でも10℃以下のため、防寒対策は万全に! ダウンを着ている人が多かった。 お気軽に登れるということで、勘違いして軽装、スニーカーの人を 希に見かけたが、登山装備は必須である。 |
写真
感想
今年の秋の山行は、山小屋1泊で立山か八ヶ岳縦走を予定し、山行計画まで立てたが、
仕事の関係で2日間の連休が取れず断念。
急遽、日帰り登山にすることにした。
日帰りでユル山ならkentaiくんも登れるだろうということで一緒に行くことになり
ました。
そこで今回はお気軽に3,000m級の山々の絶景を楽しむことができる乗鞍岳に登るこ
とにした。
予定どおり朝6時過ぎにほおのき平バスターミナルに到着。
畳平までの乗鞍スカイラインはマイカー規制のため、ここでシャトルバスに乗り換え
る。
他の場所でもバス停はあるようであるが、スキー場に隣接しているほおのき平バスタ
ーミナルの駐車場が一番大きくて無料のため、ここから乗ることにした。
バスターミナルの天気はガスっていたが、ときどき水色の空をのぞかせるため、この
あとなんとなく晴れる予感がした。
太陽が出ていないせいもあり、気温は6時現在で1℃、Tシャツの上に薄手のフリー
ス、その上にソフトシェルを羽織っていいぐらいである。まわりの登山者はダウンを
来ている人を多くみかけた。
始発バスがターミナルに到着し、定刻どおり6:55に出発。
途中、運転手の粋なはからいでバスが1分間故障、バスは道路脇に停車し、その間、
みんな車内から紅葉の景色を写真に撮っていた。
畳平に着くと空は青空、雲もほとんどない。絶好の登山日和。早速登り始める。
最初は整備された道のため歩きやすい。歩きはじめるとすぐにお花畑の遊歩道への分
岐があるが、今は何も咲いていないので今回はスルーした。
剣ヶ峰の山頂までは標高差300mしかないので、休まずさくさく歩いたら1時間半も
かからないで山頂に着いてしまうかもしれないので、あえて富士見岳に登った。
富士見岳山頂も標高2,800mあるので、眺望はすばらしい!
空には日暈(ひがさ)のかかった眩しい太陽と青い空、その下には白い雲海が広がり、
ときより黒い山の先端が突き出ている。さらには眼下には黄と赤と緑のコントラスト
の間を蛇のようにすり抜けている乗鞍エコーラインのグレーがおりなす景色は、この
時期の乗鞍でしか見られないものだと思う。
乗鞍はあまりにお気軽すぎる山なので、今日は来ようかどうか迷ったが、今日は間違
いなく乗鞍で正解だったと感じた。
しばらく富士見岳山頂からの景色を堪能してから肩の小屋に向かった。
肩の小屋では既に売店が営業していたが、まだ早い時間帯なので、表のベンチで休憩
している人は少なかった。
我々も下山時によって、ここで遅い朝食を食べることにして、剣ヶ峰に足を向けた。
肩の小屋からの登山道は急登且つガレ場になる。
ガラ場といってもそれほど登りにくい道ではないので、普通のペースで歩いて35分
足らずで蚕玉岳山頂に着いてしまった。
剣ヶ峰山頂は目と鼻の先である。
蚕玉岳山頂と剣ヶ峰の間には頂上小屋があるが、休憩場所はなく、オリジナルTシャ
ツとかが売られている。誰も買っている様子がない。
間もなくして剣ヶ峰の山頂に到着。
息切れもなく、疲労感もなく、達成感もあまり感じないまま山頂に着いてしまったの
は初めてかもしれない。
しかし山頂からの眺望は360℃パノラマの視界で天気にも恵まれ大絶景である!
山の神に感謝感謝である。
山頂でkentaiくんが到着するまで30分も待った。
到着早々、山頂の碑の前で2人の写真を撮ってもらい、さっさと先に下山した。
肩の小屋でオニギリ1個とゆで卵1個をゆっくり食べて満足したが、それでもなかな
かkentaiが下りてこないので、もうひとつオニギリを食べたら気持ち悪くなってしま
った。
やがてkentaiくん下りてきて時計を見ると、畳平からほおのき平までのシャトルバス
の出発時間にギリ間に合うかどうかの時間だった。
どうせなら早く下山して、1箇所ぐらい観光して帰ろうかと考え、畳平に向けて先を
急ぐことにした。
シャトルバスは1本/時間のため、1本逃すと1時間も待たなければならないので小走
りに下山した。
畳平に着いたのは10時50分だった。なんとかギリ間に合ったと思ったが、kentai
くんは「バスは55分発ですよ。」と言うので、トイレに寄ってからバスに乗ることに
した。
しかし、我々がトイレから出てくると目の前をバスが走って行ってしまった。まるで
マンガのようである。50分が正解だったのだ。バスに乗っている人に「残念でした〜」
と笑われているような気がした。
悲しいことに自分もトイレに行きたかったので、あまりkentaiくんを責める気にもな
れず、1時間もボーッとして待つのももったいないので、一人で魔王岳にお気軽トレ
ランをした。
バスは出発5分前に乗車開始となり、定刻11時50分に出発した。帰りはバスに乗っ
た瞬間から深い眠りにはいってしまったので、あっという間にほおのき平バス停に到
着した。
今日はお気軽登山で物足りなさを感じたが、畳平から剣ヶ峰までの道中及び山頂の景
色は、どこで見ても美しく最高だったので、とても満足のいく登山であった。
お疲れ様でした。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する