【晩秋の尾瀬】尾瀬ヶ原から雲上の楽園アヤメ平へ
- GPS
- 06:01
- 距離
- 16.1km
- 登り
- 567m
- 下り
- 566m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
戸倉−鳩待峠はバスまたは乗り合いタクシー(片道900円) この日の午後からマイカー規制が解除されたそうです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所はありませんが、霜が降りたり濡れている木道は、滑りやすくなっているので注意が必要です。 |
写真
感想
紅葉を見るために、秋の尾瀬へ行ってきました。
最近はテント泊ばかりでしたが、今回は久しぶりの日帰りです♪
尾瀬は夏と秋合わせて3回目なので、今まで訪れたことのないアヤメ平へ行くことにしました。
アヤメ平は標高1,969mにある高層湿原で、至仏山や燧ケ岳を見渡せる素晴らしい展望ゆえにかつて「雲の上の楽園」といわれた、尾瀬の要所のひとつ。
まだ木道のなかった昭和30年代に人が押し寄せ、湿原が荒廃してしまってから、半世紀近く植生回復の事業が続いている場所でもあります。
最初は鳩待峠から鳩待通りを登ってアヤメ平へ行く予定でしたが、うっかり癖で山の鼻まで降りてしまったので、尾瀬ヶ原から富士見峠方面へ登り、そこからアヤメ平へ行き鳩待峠へ降りる周回コースへ変更しました。
尾瀬ヶ原の草紅葉は終盤、木々の紅葉も今年はいまいちでした。
乗り合いタクシーの運転手さんが話してくれたのですが、今年は台風でずいぶん葉が落ちてしまい、残った葉も風にもまれて茶色く枯れてしまったそうです。
たしかに一昨年同じ時期に尾瀬に訪れた時は、もっと鮮やかな色の紅葉でした。
くすんだ色の紅葉は少し残念でしたが、変わりに霜が降りた白い湿原や、朝日にキラキラ光る凍った木道を楽しむことが出来たので、これはこれで綺麗でした♪
さすが尾瀬。何度行っても新しい面を見せてくれます!
竜宮十字路から富士見峠への道は、人も少なくとても静かで、人がいっぱいの尾瀬ヶ原とはまったく違った雰囲気です。
時折すれ違う人もいるのですが基本一人ぽっちなので、一応熊鈴をチリンチリンならしながら進みます。
標高差500mの登りをハァハァしながら登ったので、途中で暑くなって上着を脱ぎました。
しかし富士見田代に到着した頃には、あたりはガスに包まれ強風が!
一気に体感温度が下がったので、あわてて上着を着込みグローブも装着。
アヤメ平付近は風を遮る場所がないので、体が吹っ飛ばされそうな強風が常に襲ってきます。
写真を撮るのもままならず、なんとかアヤメ平に着きましたが、とてもベンチで休める状態ではありませんでした。
でも、時折青空が見えたり、日が差したりして、雲上の楽園といわれたアヤメ平の美しい姿を垣間見ることが出来ました。
雲に向かって伸びる木道と、黄色に色づく湿原、空を写す沼。
晴れていたら、至仏山や燧ケ岳を見渡せる360度の展望。
雲が近く、山の山頂が目線の高さにあるのに周りは湿原というのはとても不思議な感じです。
なんだろう?来たことないのに懐かしい景色というか、妙に心の琴線に触れるというか…
「晴れて風の強くない日に、絶対もう一度訪れたい!」そう思わせる場所でした。
というか、かなりお気に入りの場所になりました。
今度から尾瀬に来るときは、アヤメ平を必ず通るコースになりそうです(笑)
横田代を過ぎて鳩待峠へ下る道に入ると、木々のおかげで風が弱まり、少し落ち着くことが出来ました。
本当はもっとゆっくりアヤメ平でお昼を食べたりして楽しむつもりでしたが、結局強風のため休憩も取れず歩き通しだったので、お昼過ぎには鳩待峠へ着いてしまいました。
帰りは「望郷の湯」で冷えた体を温めて、関越の渋滞にはまりながら帰路に着きました。
今回アヤメ平を訪れて、尾瀬の新しいお気に入りスポットが増えました。
紅葉は少し残念でしたが、今度はテントを背負って、鳩待峠−アヤメ平−尾瀬ヶ原−見晴でテント泊なんていいんじゃないかな?と、今から来年の計画を考えてしまっています。
水芭蕉の季節も良さそうですね〜
本当に尾瀬は何度行っても飽きない場所です。
そろそろ至仏山や燧ケ岳にも登ってみたいですね!
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