【奥秩父】黒金山(2232m)乾徳山(2031m)
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- GPS
- 10:19
- 距離
- 16.2km
- 登り
- 1,651m
- 下り
- 1,640m
コースタイム
- 山行
- 8:58
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 10:18
過去天気図(気象庁) | 2021年10月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
✻✻✻徳和〜乾徳山✻✻✻
釣り師さんの早起きにはかなわない。ま、焦らず慌てず行こう。静かな森を歩いて錦晶水へ。キツネノチャブクロ見つけてカメラ構えてたら、タヌキノチャブクロの集合住宅発見!誰も見てないのを確認してから、煙を吐き出させてニヤける私は何?
国師ヶ原を経て月見岩へと登る。カヤトの原にカラマツがぽつん。振り返ると、おおっ、富士山!こいつは絵になる。扇平からコメツガ林をくぐり、露出感のある岩を登ったり下ったり。
鳳岩の足元に立つと、さわやかな青空が広がった。凹角に沿って登り、クラックに足元を求め、頭上にホールドを求める。
山頂だ。富士山の左に大菩薩嶺・御坂山塊。雲が上がれば、毛無山・南ア・黒金山・北奥仙丈・国師ヶ岳の絶景なのだが。甲武信・金峰・雲取・和名倉も見えなかった。山頂の祠にお参りして、たった一人の山頂を満喫する。
✻✻✻乾徳山〜黒金山✻✻✻
岩場を歩いて、水ノタルに降りた。深閑とした森を歩いてわかったことがある。夢窓疎石のわび・さびの境地は、この幽玄の世界でこそ得られたものだったんだと・・・
山野に蟄居するような生活が、彼の生き様には似つかわしい。だが彼の徳を慕う、時の権力者の寵愛を受ける中で、礎石は権力闘争の渦に巻き込まれていった。そんな中にあっても、自分らしく禅の教えを説いて人の道を示したのは立派だ。
枯淡の森を歩くと大ダワからの道を合わる。さらに登り詰めると、突然、空がぽっかりと開いた。山頂広場だった。西面のガレ場には、大展望が待っていた。国師ヶ岳・北奥仙丈・甲武信ヶ岳に大接近。
思わず、ガッツポーズが出たところに、いきなりガサガサっと音がして、動物が姿を現した!人間という動物だったが(笑)。
青笹から上がって来た彼。ここから乾徳山をめざすわけだ。同じニオイを感じながら情報交換。そして、彼が先発した。
✻✻✻黒金山〜水ノタル〜高原ヒュッテ〜道満山〜徳和✻✻✻
帰路、思わぬ夢のキノコに出会って昇天。興奮さめやらず、その余韻で水のタルをあっさり通り過ぎてしまった。おかげで、岩場に立って乾徳山と黒金山の見納めする僥倖を得る。
高原ヒュッテに届き、国師ヶ原の十字路に腰を下ろして休憩。道満山を通る尾根ルートは歩きやすい。ここでも、キノコに袖を引かれながらの下山となった。
いい山だった。
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