山歩き再開のトレーニング。青梅丘陵&高水三山/高水山&蕎麦粒山&川苔山
- GPS
- 73:00
- 距離
- 49.6km
- 登り
- 3,979m
- 下り
- 3,857m
コースタイム
10月28日(月)
13:50 青梅駅
16:30 ビバーク(野宿?)
10月29日(火)
6:20 ビバークポイント出発
10:05 高水山
10:40 岩茸石山
12:40 御嶽駅
11月20日(水)〜11月22日(金)高水山&蕎麦粒山&川苔山
11月20日(水)
10:35 軍畑
12:30 高水山
13:00 岩茸石山
15:00 ビバーク
11月21日(木)
7:00 ビバーク地出発
7:30 黒山
8:30 棒ノ峰
12:00 日向沢ノ峰
13:20 蕎麦粒山
15:00 一杯水避難小屋
11月22日(金)
6:30 一杯水避難小屋出発
7:40 蕎麦粒山
9:00 日向沢ノ峰
10:30 川苔山
12:50 鳩の巣駅
天候 | 10月28日(月)〜10月29日(火)青梅丘陵&高水三山 10月28日(月) 晴れ 10月29日(火) 曇り→小雨 11月20日(水)〜11月22日(金)高水山&蕎麦粒山&川苔山 11月20日(水) 快晴 11月21日(木) 快晴 11月22日(金) 快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2013年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
往路 JR東 立川→青梅 復路 JR東 御嶽→立川 11月20日(水)〜22日(金)高水山&蕎麦粒山&川苔山 往路 JR東 立川→軍畑 復路 JR東 鳩の巣→立川 |
コース状況/ 危険箇所等 |
★「山と高原地図」には赤線も赤点線も黒点線の表示もないが、榎峠から高水山へ直接登る立派な登山道あり。 高水〜青梅トレイルランニングのコースにもなっている。 ※これ、ちょっと確認要かも・・・ ★11月21日時点 一杯水の水場はポタチョロ。1Lの水を貯めようと思ったら10分以上はかかりそうなくらい渇水寸前。 ★赤杭尾根、古里へは倒木のため通行止めの看板あり。 |
写真
感想
10月28日(月)
青梅丘陵&高水三山
家を出る前の天気予報では数日晴れマークが並んでいたので余裕綽綽のつもりだったのだが・・・
一日目
本当は野暮用をさっさと片付けて朝っぱら出発して10:00頃までには青梅に着いて歩き始めている予定だったのだが、何やかやで結局すべての用事が片付いたのは午後。以前の都心の暮らしなら完全に出遅れアウトで行く気にもならなかったろうが、なんせ青梅まで30分の近さ、まだ、大丈夫だろうと13:00に出発。
なんとか14:00前に青梅に到着。
荷物を担いで山歩きするのはほぼ二年ぶりでどこまで行けるかも心配で未定。
調子良ければ2,3泊などと欲も張っていたのだが・・・。
そのため荷物は水も含めて13〜5kgぐらいになってしまった(泣)
天気は上々、快晴無風で10月末とも思えないポカポカ陽気。
新しい靴も珍しく一発でフィット!快調軽快。
青梅丘陵は初めて歩くが、思った以上に整備されていて車の通れる林道も完備してた(一般車は多分ダメだろう)。
久々の山歩きと言うことで林道脇に付けられている小さな山道を忠実に辿ってアップダウンの感触を楽しむ。
特に登りの時の太ももから踵への筋が伸びきる感触が懐かしく楽しい。
適当に16:00ぐらいまで歩いてぼちぼち今日のねぐらを探す。
山道から外れて少し平らなところにツェルトを張る。
この作業も2年ぶり、モタモタして手こずりが多い。ようやく張ってもピンとならなかったが、ま、なんとか内部のスペースは確保できたのでもうこれで十分。
全部の荷物をブっ込み、中に潜り込み片付けをして、やっとコーヒータイム、ほっと一息。
ちょっと甘めに淹れたコーヒーが五臓六腑に浸み渡る。(本当は酒なんだろうな)
適当に飯も食って横になるが熟睡出来ず1,2時間おきに目が覚めてしまった。
風がなくこの葉の擦れる音もなく、虫の音も聞こえない本当の静寂を久々に味わう。たまに夜行性の動物の鳴き声が響くがあまり気にもならなかった。
気温が下がらずツェルトの中は夜中になっても13度ぐらいあり寒さもほとんど感じなかった。
これって新兵器のタイベックシルバーのブルゾンを寝間着代わりに着こんでいるからなのか?それともダウンブランケットの効果なのか?
小さいツェルトだが今宵は結露もなく快適に朝まで過ごせた。
ほんとはダウンブランケットの効果をもう一晩ぐらいチェックしたかった。中綿(ダウン)70gは寝具としては少し保温力が物足らない気もしたから。
ブルゾンの方は蒸れることもなくなかなかの着心地と効果だったと思う。
二日目
朝、雲は出ていたがまだ青空も広がっていた。普段から情報源を何も持っていないので、そのうち晴れるだろう、最悪曇りかな・・・などと楽観していたのだが、10:30には逆にパラパラ振り始めた。
それでも、すぐ止むだろう・・・と思っていたのだが、岩茸石山であったハイカーに天気を聞いたら、
「下り坂、夕方から崩れるとは言っていたが思ったより早く降り始めましたね」
とな。
やべ〜じゃん!
雨、嫌〜い!
即、予定変更、撤収!
当初の予定ではここから棒ノ折山へ向かうつもりだったのだが、急遽、御嶽駅に向かって下山。こう言う時の決断は速い!(笑)
雨はそんなに強くはないがパラパラシトシト降り続く。
実は雨はないだろう、とレインパンツをまともなやつではなく100均のビニール製しか持っていなかった。やっぱ山はどんな時も雨具は必携!改めて教訓。
そうなると周りの景色もどうでもよくなり、そして惣岳山もパスってしまった。
ま、また来ることは十分にあるでしょう。
今回は「高水三山」ではなく「高水二山」と言うことで・・・
シトシトの雨でも1時間以上も降り続けば山道は簡単に濡れてネチョネチョ、ツルツルになる。特に下りは滑りやすくなる。
が、足元の新兵器「ザンバラン ゼニスGTX」は思った以上にグリップ力が効いてほとんどツルッとコケることもなかった。
一応ビブラムソールなのだが「アプローチシューズ」の括りのせいか溝がそんなに深くなかったので大丈夫か?と心配したのだが杞憂に終わった。
ソールの固さも少し固めで軽登山靴に近い感じで、それもベタ、ベタとゆっくり歩く自分には合っている気がした。
靴って選択が難しく一発でぴったりフィットする、ってなかなかない。
この靴は地元の山用品屋で買ったのだが小さな店で靴の選択肢がほとんどなかったのが逆に正解だったのかも。
もし、都心に住んでいたら、多分買うまでに、ODBOXやサカイヤ、ICI、好日山荘、秀山荘、カモシカ・・・などいくらでも周って迷って迷って結局外れを掴んでいた可能性もあったかもしれないし・・。
やっと里まで下りてきたがここもすでにやはり雨だった。御嶽渓谷の向こう側の日の出山の山なみも雨雲がバッチリ着いていた。
御嶽駅で電車を待っていると5.6〜7,8組とけっこうハイカーのグループが到着してきた。
こんな雨の中でもみんな登っているんですねぇ〜、と感心してしまった。
そう言えば岩茸石山から下山中に逆に登ってくるハイカーもいたが今頃まだ雨の中でも登っているのだろうか・・?
少しはその根性を見習らわなければならないのかもな・・・
電車での帰宅も以前の都心までと比べてチョ〜楽!
行きも帰りもこっちに引越してきた利点を満喫できた。
これならこれからも簡単にちょくちょく山へ通えそう。
簡単に通えそう、とわかっただけでも今回の山行は有意義だったと思う。
勿論、天気のいい日に限るが・・
それにしても、雨の中歩いていて
「気象庁さん、お願いだからもう少し天気予報の精度をあげて頂戴!」
って思った。少なくとも明日の天気ぐらいは当てて欲しかった。
ただ、結果的に当初予定してた2〜3日の縦走はトレーニング一発目としては足、腰、肩に相当負担がきつく結果途中で中止の方が良かったのかもしれない・・とも思っている。
「人間万事塞翁が馬」ですな・・・
結びがジジくせ〜!(ΘωΘ)・・・
雨、嫌〜い・・・
でも、この雨は好きかも・・・
11月20日(水)〜22日(金)
トレーニング山行二回目。
軍畑〜高水山〜蕎麦粒山〜川苔山〜鳩の巣
今回は久々にシリオの重登山靴での山行。重たいがこれを履くと「ほんとの山登り」って感じがしてけっこう好き。
前回に引き続き高水三山から登り始め、行けたら未だ未踏の秩父を目指したのだがまったくダメで途中で変更して一杯水避難小屋まで行って、引き返して川苔山から鳩の巣へ下った。
一日目
家を出たのが9:00過ぎだったが電車の乗り継ぎの都合で結局軍畑に着いたのは10:30。
天気が良くルンルン気分で歩きはじめる。
高水山までは調子よく進んだ。山頂には平日にも関わらずハイカーがけっこうくつろいでいた。天気はいいし最高のハイキング日和でみんなの顔も緩んでいた印象。
岩茸石山手前の上りで太ももがぴくぴく・・・
あれ?と思ったがすぐに治まったので大して気にもしなかったのだが、黒山へ行く途中で突然痙攣しだした。やべ〜・・・って感じ。平らなところは普通に歩けたし、登りもゆっくりだましだまし歩けばなんとか進めそうだったのだが、痙攣の度合いがだんだんひどくなり、ちと早目に野宿場所を探してツエルトを張ることにした。
太ももの痙攣など何年ぶりだろう?ちょっと記憶にない。そんなに無理に急いで歩いたつもりもないし急な登りもなかったし・・・CW−Xがきつすぎるのか?とか色々原因を探ったがどうやら、前日の寝不足が主因の様子。仕事の関係でそんなに寝てなかったのが効いた様子。
ツエルトの中に潜り込んでもなんか疲れ気味でいつもの一杯のコーヒーすら沸かす元気もなく一旦ストンと落ちた。
今回の新兵器「タイベックシラフカバー」がどの程度保温力があるのか?使ってみたのだが・・・。
4:30過ぎ夕日が沈んで暗くなった頃に目が覚めた。
「タイベックシュラフカバー」は、どうやら、気温が10℃近い時はそこそこ使えそうな感じだった。
明日の事を考えて無理やり昼飯の残りのおにぎりやスープ、コーヒーなど沸かして飲んで晩飯にした。
飯を喰い終わって7:00前には再び眠りについた。
が、8:30過ぎ頃寒くて目が覚めた。気温を見ると5℃前後。このくらいの低温になると「タイベックシルバー」ではやはり保温効果は難しそう。
念のために持ってきた3シーズンシュラフを引っ張り出して「タイベックシュラフカバー」の中に広げて潜り込む。
さすが、カモシカのヨセミテの中綿増量した「ヨセミテ改」は暖かい。明け方3℃前後まで下がったがまったく寒さを感じなかった。
ULもいいがやはり寒いのを我慢するのはイヤだなぁ・・・と言うのが今回の結論。
二日目
明け方4:00に目覚め、5:00に目覚め、6:00に目覚めた。
木々の葉擦れの音も聞こえず、天気は良さそう。
まだ疲れているのか、なんかこのままツエルトの中で半日、一日だら〜としていたい気持ちもあった。
もとのシュラフが温かくて「タイベックシュラフカバー」の防寒効果はイマイチわからなかったが、逆に結露でシュラフがジメッとなってしまったのがちょっとがっかり。これゴアテックのシュラフカバーでも同じように少しは結露するのだろうか?
そんな疑問を思いながらも、せっかく来たのだから・・・となんとか起き、朝飯を食べツエルトの外に出た。
思った以上に天気が良く、木立の間から明るい朝日が射していて気分が急に良くなった。
まったく気分やそのもの。(笑)
ツエルトの方は結露もなく簡単にたためて楽だった。
昨日の太ももの痙攣の状態がどうなるか?不安を抱きながらも出発。
意外と普通に歩けた。
が、2時間も歩いて棒ノ峰を過ぎた頃には、太ももの痙攣はないが、今度は足全体がけっこう重くなってしまった。
平らな道は9月10月と歩いて、山道でもけっこう歩けるようになったのだが登りになると急にペースが落ちる。
やはり脚力は相当弱っていそう。登りの馬力がなかなか出ない。
ま、そのトレーニングのために今回も来ているんだもんな・・・
なんとか懐かしの蕎麦粒山に到着。暖かい日差しが出迎えてくれた。
二年前、ヤマレコのメンバーとここで蕎麦打ちをしたのが懐かしい。
天気は良く東京が一望できた。新宿副都心のビル群も良く見えた。
3:00前、ここも懐かしの一杯水避難小屋に到着。
途中の水場はもう渇水寸前のポタチョロ。水は三日分3.5Lも持ってきたので十分あり気長に汲む必要もなかった。
避難小屋には誰もいなかった。そしてそのまま夜まで誰も来ず貸し切り状態だった。
どうせ貸切なら、と昨晩使ったツエルトやシート、シーツ類など全部広げて干した
やっぱ小屋は広くていい。CW−Xを脱いで楽になってコーヒー沸かし、夕日が沈むのを写真を撮りながらぼ〜と眺めた。
外気温は既に−2℃と0℃を下回っていた。小屋の中も3〜4℃ぐらいまで下がっていた。防寒用衣類はダウンやフリースなど一杯持って来ていたので全然大丈夫だった。
昨晩はロクに飯も作らなかったが今日は、蕎麦粒山で浸漬した米を炊いて大盛レトルトカレーとスープを作った。他に適当にツマミをつまみながらボソボソ日記など書いて睡魔が来るのを待った。
明け方で小屋の中で1℃ぐらいまで下がったが、この程度なら「ヨセミテ改」で何とかなるのは実証済みなので「タイベックシュラフカバー」は結局使わなかった。
三日目
朝5:00ぐらいに目が覚めた。まだ真っ暗。
5:30ぐらいに起きてコーヒー沸かして朝飯を食べた。
6:00ぐらいから干してあるツエルトやシートなど折りたたんで片付けてシュラフなどと一緒にザックに詰めてパッキングしていたら、6:30過ぎ日の出。
今日も無風、快晴。本当に静かに陽が昇ってきた。最高にいい天気!
映画のワンシーンならBGMに「ツァラツストラ」でもかかりそうな感じの荘厳さ。
バッチリ身支度を整えて出発。
今日は蕎麦粒山から日向沢ノ峰へ戻りそのまま川苔山から鳩の巣へ行く予定。
どこも1〜2回通ったことのある行程で楽勝。
と思っていてたら二度も道間違いをしてしまった。
まだまだ弛んでいるし、注意力散漫だよな、と反省。
足の状態は1日2日でそんなに急に強くなるわけもないが少しは山歩きに慣れてきた感じ。
が、今日は下りがメインで鳩の巣へ下りついた頃には今度は膝にけっこう来ていた。
駅についてCW−X脱いで楽になったら、駅の陸橋の階段の登り下りすらけっこうこたえた。
それでも今日はコースタイム±10%ぐらいでほぼ全行程終えることができたと思う。
二回目のトレーニングとしてはまぁ、こんなもんでしょう、と、自己満足。
それよりなにより天気が3日間とも最高に良かったことに感謝、感謝である。
もちろんトレーニングはまだまだ続ける必要はありそう。
お疲れさんでした。
コメント
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トレーニング山行お疲れ様です。
頑張ってください!
ツェルト泊、良いですね。
私もツェルトは大小3張り持っていますが、実はまだ実戦経験無しなんです。
もう高山では恐くてテストできませんが、そのうちにウルトラライトでやってみようと思っています。目標は夏山で5Lウエストポーチです。「軽装ですね」と言われて、「いえ、テン泊装備です」と言い返すのが目標です。
まあ、冬は防寒が要るので20Lは要りそうですが。
コメントありがとうございました。
この秋は連ちゃんで北アルプス楽しまれたようで羨ましい限りです。
来年の夏には自分も北アルプス目指したいと思っています。
>目標は夏山で5Lウエストポーチです。「軽装ですね」と言われて、「いえ、テン泊装備です」と言い返すのが目標です
最高に楽しいですね
自分はULにもある程度の居住性を求めたいので、そこまでの軽量化は難しいと思ってます
>冬は防寒が要るので20Lは要りそうですが。
20Lで5〜10kgぐらいですか?
寒がりの自分には増々難しそうです・・・
これからの冬山、気をつけて楽しんでください。
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