尾瀬沼〜尾瀬ヶ原〜燧裏林道:快晴の紅葉・捻挫・白い虹
- GPS
- 13:47
- 距離
- 29.5km
- 登り
- 431m
- 下り
- 621m
コースタイム
- 山行
- 7:41
- 休憩
- 0:24
- 合計
- 8:05
- 山行
- 5:05
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 5:39
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
会津バス 御池 6:30発 - 沼山峠 6:50 |
コース状況/ 危険箇所等 |
山の中の斜面も含めて、コースのほぼ全長に木道あり 濡れた木道で、濡落ち葉が積もった区間には特に注意 滑り止めが合わず、転倒して捻挫して帰ってきました。 |
その他周辺情報 | 帰りの昼食:道の駅・尾瀬檜枝岐 |
写真
感想
小春日和の尾瀬に行って来た。
最初は見晴でのテント泊を考えたが、夜中に雨が降ったら嫌だと思い直し、軟弱に小屋泊まり。
至仏山にも燧にも登ったことがあるので、まだ歩いたことのない尾瀬ヶ原の秋景色を見ることにして、1日目に沼山峠ー尾瀬沼ー見晴ー尾瀬ヶ原散策、そして龍宮小屋泊まり。翌日は三条の滝に周り、裏燧林道を通って御池に帰ろうと計画。
尾瀬周辺の広葉樹林の紅葉はちょうど見頃で、尾瀬ヶ原やそれぞれのミニ湿原の枯れ具合も良く、快晴続きの2日間。ベストな山行だったはずが。
尾瀬沼から見晴に通じる木道が剣呑で、日陰のよく濡れた木道によく濡れた落ち葉が積もり、滑るの滑らないのって...。大変によく滑るのだ。
沼山峠で下りが始まるあたりで、モンベルの木道用滑り止めのヤスリの面を表にして装着した。よく効いて歩きやすいと当初は感じていたのだが。
尾瀬沼から見晴に向かう道の途中、段小屋坂の木道が途切れた山道を通過する時に、横着して滑り止めを外さなかった。(周りは濡れているし、狭いし、ザックを下ろして滑り止めを外すなんて面倒、と思ったのだ。)
後にして思えば、この区間で滑り止めの表面が削れてしまったらしい。
見晴に向かう下り基調の木道には、緩い傾斜を付けて設置された平らで足掛かりになる桟のない板畳が続く部分がかなりある。しかも濡れていて、その上には濡れた落ち葉が積もっている。
妙に足元が滑ると思いながら慎重に歩いたが、3度転んだ。
転ぶたびに歩幅を詰めて、余計な力のベクトルをかけないように努力し、ついには歩幅を足の長さまで狭めたのに...。
さらにまた転んだ。4度目だ。右足が横方向に滑りながら、右膝が正面に落ちていき、腱に嫌な力がかかるのを感じたと思ったら、ドーンと膝が着地。。
運良く救急セットにテーピングテープを常備していたので、膝の左右への動きを封じるようにテーピングして応急処置をした。
立ってみると、なんとか歩ける。
しかし、この怪我で意気消沈。
木道で滑って転んで怪我をするなんて...。
山を歩く自信が消えてしまったような気持ち。
ゆっくりと歩いて無事に山小屋に着いた時は本当に嬉しかった。
小屋で登山靴を脱ぎ、滑り止めを見て大ショック。滑り止めの表面がツルツル。(一番最後の写真参照)
滑り止めが滑り止めでなくなっていたわけだ。
まるでミニスキーを履いてわざわざ滑りやすくして、濡れた木道の上を歩いていたようなものである。
(悪いのは歩行の能力ではなく、道具の使い方だったと気づいた時、やや元気が戻ってきた。)
2日目の朝、みると足首も膝もパンパンに腫れている。でも、膝にも足首にも立って体重をかけられるし、それほど急がなければ歩ける。この程度で済んだのはラッキーだ。
帰りは(捻挫しているんだからしょうがないと居直って)、滑り止めの裏側のスパイクで帰ってきた。 おかげで一度も滑らず、転倒もしなかった。
広葉樹林の華やかな盛りの紅葉や朝靄の尾瀬を見られたのは良かったし、自力で御池駐車場に帰れたのも良かった!
今回、体力的には楽なコース採りをしたためか、天気の良い平日のせいか、普段の登山とは違う人たちと出会った。
普通の登りはできなくなったので散策を楽しみに来た、と語る80代の京都や北海道の男性、心臓を患ってから登山ができなくなり尾瀬に来るのが楽しみ、とおっしゃる群馬の70代の女性。尾瀬のライトな山歩きの楽しみを語ってくださる方に多く出会った。
泊まった竜宮小屋で夕食後、暖かく燃えるストーブを囲んでご主人とお話ができたのも良かった。いろんな質問に答えてくださり、私の無知(竜宮小屋の「竜宮」の由来)もすっきり、帰りのコースどりの迷いもスッキリ。尾瀬のおすすめシーズンのお話も興味深かった。
2日目の帰り道で「白い虹」を見てそれと分かったのも、竜宮に泊まって主人のお話で教えていただいたからだ。
竜宮小屋では、新型コロナ対応としてお客の衛生や清潔も重視。
泡立ちの少ない石鹸・シャンプー・コンディショナーが浴室に置いてあり、それを使ってくださいと。尾瀬ヶ原の中の小屋なので、排水処理の経費負担は大きいことと思うけど、嬉しいサービスだった。(コロナ前は、他と同じく石鹸・シャンプー禁止だったそう。)
次に尾瀬に来ることがあれば、木道用滑り止めの選択や着脱のミスは絶対にしないつもり。そして、また竜宮小屋に泊まりたい。
軽い捻挫で済んで良かったけど。
膝や足首の深い曲げ伸ばしが楽になるまで、登山できないのが残念無念です。
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