屋久島 宮之浦岳(淀川登山口ピストン)
- GPS
- 08:22
- 距離
- 13.5km
- 登り
- 935m
- 下り
- 954m
コースタイム
- 山行
- 7:31
- 休憩
- 0:49
- 合計
- 8:20
天候 | 快晴のち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー
飛行機
登山口の駐車場は10台程度のキャパ 平日の朝6時の時点で満車でした。思いのほか狭いところです。既に路肩駐車をしている車もあり、タクシーの運転手さんに注意されている車もありました。 空路屋久島入りされる方へ 鹿児島からの最終便に接続する路線バスはありません。またタクシーも呼ばないと来ないうえに台数も限られているようですので、予約しておく方が良いと思われます。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道はコースを通してほど良く整備されています。ただし木の根や濡れた露岩、スベリやすい木道など歩きづらいところも少なからずありました。 登山口と山頂の単純標高差は約600メートルですが、地図にものらないようなアップダウンが続くため体力的にボディブローのように効いてきます。 ちなみに携行したプロトレックの気圧高度計の累積標高差は単純標高差の約2倍の1,250mでした。この数字は体感的にも納得です。 |
その他周辺情報 | 前後に2泊、安房の旅館かもめ荘さんにお世話になりました。昔ながらの旅館ですがとても親切にしていただきました。屋久島名物のトビウオの唐揚げや屋久鹿の煮ものなど美味しくいただきました。 |
写真
感想
前日の午後便で羽田→鹿児島→屋久島入り、屋久島に初上陸し宮之浦岳に登りました。
ここしばらく屋久島では悪天が続いていたようです。しかしこの日淀川登山口をスタートした午前6時に空には満天の星が輝いており、今日一日の山行が素晴らしいものになることを予感しました。
ヘッドランプを点けて歩くこと30分ほど、ようやく明るくなった頃に淀川小屋に到着。既に宿泊者は出発されたようで人の気配は殆どありません。最終のトイレになるので用を足して先へ進みます。
ここからが本格的な登山道になります。…が登っては降りを繰り返し、一向に高度は上がりません。そして猿の群れに何度も遭遇しビックリ(゜o゜;します。
アップダウンを繰り返しているうちに、小花之江河という美しい小さな湿原に着きます。鹿の食害でもあるのでしょう…四方にネットが張られていました。見た目にはやや微妙な気もしますが、繊細な湿原を守るためには致し方ありません。関係者のご尽力にも頭が下がります。
もうしばらく先へ進んだところが花之江河です。「小」が取れた分だけやや広くなりますが、どちらも美しい湿原でした。
この先、もうひと頑張りすると巨大な岩々が点在する稜線に出ます。突き抜けるような青空のもと、今までみたことのない光景が広がっています。
その後も幾つかのピークを巻いたり越えたりし相変わらずのアップダウンを繰り返すうちにようやく宮之浦岳山頂です。
そこには期待どおり、360度の絶景が広がっていました。とりわけ宮之浦岳に対峙するように聳えている永田岳の雄々しい姿には言葉もありません、この日に山頂に立てたのは幸運でした。
この後は往路を戻り、翌日には島を離れましたが、今後、宮之浦岳を目指す方は時間の許す限り泊まりで縦走することをオススメします。
宮之浦岳は最高の山でしたが、自分が触れたのはその魅力のごく一部に過ぎなかったようです。
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