経ヶ岳で天空の落とし穴にハマル
- GPS
- 05:07
- 距離
- 10.0km
- 登り
- 1,121m
- 下り
- 1,116m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車場が満車だったのです。ごめんなさい。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
保月山から杓子岳には、痩せた尾根歩き部分あり。露出した岩の上を歩く箇所あり 中岳〜経ヶ岳は一度大きく下って激登り。濡れているとズルズル滑る箇所あり 経ヶ岳〜北岳。笹の藪漕ぎだが踏み跡はほぼ明瞭。ただし、踏み跡がやや不明瞭になり、再び踏み跡がはっきりして視界も開けたところに「落とし穴」あり!イノシシのヌタ場でしょうか?ただのぬかるみかと思ったら、股下までハマリました。 |
写真
感想
三連休は初日の土曜だけ晴れマーク。
今年中に登っておきたかった経ヶ岳に行きましょう。
今年の5月に法恩寺山〜白山伏拝に登ったとき、
南東方向にカッチョ良く見えていた双耳峰だ。
できれば北岳まで制覇したい。
林道法恩寺線を通り、展望台手前の駐車場につくと既に満車。
展望台前の道幅が広い部分にも7、8台が停められている。
ちらっと見たところ県外ナンバーもちらほら。
人気がある山なんですなぁ。
先週の銀杏峰でストックを一本折ってしまったので、
今日はシングルストックで登ります。
まぁ、登山を始めた去年の秋は、木の枝の杖で登ってたからすぐに慣れる。
しかし、なかなかの急登。
けれど2週続けての山歩きの為か、調子はいい。
順調に登っていき、噂に聞いた経ヶ岳手前の急登もなんとかやっつける。
山頂には10人以上の人。これからまだ10人以上は登ってくる。
北方向の笹の間には踏み跡が見えるが誰も行かない。
思った以上に早く登れたので北岳まで行ってみましょー。
笹を掻き分けすすむと、間もなく三角点。
更に進んで下り始める。足元が見えにくい状態で下るのはかなり怖い。
鞍部に着いてなだらかな尾根を歩く。
尾根の東側は急な斜面、落ちたらヤバイ。
西側は笹がうっそうと茂っている。
笹を掻き分けながら進むが、反発で東側に押される。怖い、怖い。
途中、踏み跡が不明瞭になった。
どうやら前方に潅木があって、それを西側に迂回してかわすようだ。
かがみこんで笹を掻き分け進むと、また踏み跡が明瞭になった。
しかも視界もひらけた。ホッとして2、3歩すすむと前方にぬかるみ。
大したことはなかろう、と右足を置くと、ズブズブズブ・・・
え?ええええええ????
ズブズブズブズブ・・・ど、どこまで沈むのっ!!??
結局、右足は股下までずっぽり。
しばしボーゼン。な、なにが起こってる?
左足も膝までハマってなんとか脱出。
なんてこった、まさかこんなところで落とし穴にハマルとは。
しかも水たっぷりのドロッドロ。
テンションだだ下がりだが、北岳に向かっても、経ヶ岳に戻るにしても
どのみちちょこっと登らないといけない。
こんな目にあって北岳に行かないなんて許せない、と気を取り直し歩き出す。
北岳でおにぎりを食べながら、先週同様FMラジオを聴いてなごむ。
食後にコーヒーを飲んでいると赤兎山方向から4人組が登ってきた。
いやー、ツワモノがおりますなぁ。
経ヶ岳に戻ると予想通り20人以上いる。
汚れたズボンを見て、「あの人、派手に転んだなー」
って思われてるんだろうなぁ。
聞かれてもいないのに、「落とし穴があったんですよっ!」
なんて言い訳もできないし。無念じゃ。。。
コメント
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いつも楽しく読ませていただいております。
このレコを見た翌日、
大長山へ行ったのですが、
ドロドロの泥が深そうな場所を通りかかるたび、
ストックでつんつんしながら通過しました。
私なら冷静に対処できるかな?
いや、無理です。きっとパニックになります。
このハプニングは、
間違いなく、過去、最大最悪のものでした。
水が浸みてきて、ジワーっと冷たくなってきたときには
どんどんテンションが下がっていきましたが、
次の瞬間には
「お、これはヤマレコ用に良いネタができたじゃないか」
と内心ほくそ笑んでいる自分がおりましたことを、
ここに白状いたします。
このような状況の中、
前向き(?)になれましたのも一重に、
seasunさんをはじめ、”拍手”を送ってくださる
皆様のおかげでございます。
重ねて御礼申し上げます。
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