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記録ID: 364397
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ハイキング
北陸

経ヶ岳で天空の落とし穴にハマル

2013年11月02日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
05:07
距離
10.0km
登り
1,121m
下り
1,116m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

8:40登山口-9:20保月山-10:10中岳-10:45経ヶ岳-11:15北岳11:50-12:10経ヶ岳-13:15保月山-13:50登山口
天候 晴れ時々曇り
過去天気図(気象庁) 2013年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
林道法恩寺線 展望台前に駐車させていただく。
駐車場が満車だったのです。ごめんなさい。
コース状況/
危険箇所等
保月山から杓子岳には、痩せた尾根歩き部分あり。露出した岩の上を歩く箇所あり

中岳〜経ヶ岳は一度大きく下って激登り。濡れているとズルズル滑る箇所あり

経ヶ岳〜北岳。笹の藪漕ぎだが踏み跡はほぼ明瞭。ただし、踏み跡がやや不明瞭になり、再び踏み跡がはっきりして視界も開けたところに「落とし穴」あり!イノシシのヌタ場でしょうか?ただのぬかるみかと思ったら、股下までハマリました。
保月山山頂。この時間はすっきり晴れていた。先週ストックを片方折ってしまったのでシングルストックで登っていきます。
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保月山山頂。この時間はすっきり晴れていた。先週ストックを片方折ってしまったのでシングルストックで登っていきます。
杓子岳をすぎたところから、中岳とその先に経ヶ岳。中岳までのなだらかな道は気持ちよく歩けそうだが、経ヶ岳への登りは見るからにエゲツナイ。
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杓子岳をすぎたところから、中岳とその先に経ヶ岳。中岳までのなだらかな道は気持ちよく歩けそうだが、経ヶ岳への登りは見るからにエゲツナイ。
中岳から、エゲツナイ経ヶ岳への登りを再確認。3組ほどの登山者が見えますが、ほとんど動いていないような。。。
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中岳から、エゲツナイ経ヶ岳への登りを再確認。3組ほどの登山者が見えますが、ほとんど動いていないような。。。
経ヶ岳山頂に到着。登ってきた道のりを振り返る。よく頑張ったよね、うんうん。
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経ヶ岳山頂に到着。登ってきた道のりを振り返る。よく頑張ったよね、うんうん。
山頂から北方向に笹を掻き分け進むと三角点。ここまで来る人はほとんどいない。
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山頂から北方向に笹を掻き分け進むと三角点。ここまで来る人はほとんどいない。
更に笹を掻き分け北岳をめざす。亥向谷方向の景色。紅葉は300〜400mほど下辺りが見頃のようだ。
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更に笹を掻き分け北岳をめざす。亥向谷方向の景色。紅葉は300〜400mほど下辺りが見頃のようだ。
経ヶ岳と北岳の中間地点付近。まさかの落とし穴。ただのぬかるみかと思ったら、右足が股下までずっぽり。脱出時に左足も膝まで濡れる。110cmほどのストックを刺してみたが、これでも底まで届いていない。
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経ヶ岳と北岳の中間地点付近。まさかの落とし穴。ただのぬかるみかと思ったら、右足が股下までずっぽり。脱出時に左足も膝まで濡れる。110cmほどのストックを刺してみたが、これでも底まで届いていない。
テンションだだ下がりで北岳に到着。背後の笹が風除けになって快適。ぐちょ濡れのズボンと靴以外は。
テンションだだ下がりで北岳に到着。背後の笹が風除けになって快適。ぐちょ濡れのズボンと靴以外は。
北岳から法恩寺山方向。谷間に白く見えてるのはスキー場のリフトだろう。今年5月にあっちからこっちを見てた。
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北岳から法恩寺山方向。谷間に白く見えてるのはスキー場のリフトだろう。今年5月にあっちからこっちを見てた。
北岳から、今年の6月に登った大長山。東の方向は朝から雲が多い。
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北岳から、今年の6月に登った大長山。東の方向は朝から雲が多い。
大長山の右手には赤兎山。大長山とセットで登った山だ。左手前が大舟山だろうか?登山道がしっかり見えている。
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大長山の右手には赤兎山。大長山とセットで登った山だ。左手前が大舟山だろうか?登山道がしっかり見えている。
登山口まで戻ってきて林道の完成記念碑。この辺りの標高が、今は紅葉の見頃のようだ。
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登山口まで戻ってきて林道の完成記念碑。この辺りの標高が、今は紅葉の見頃のようだ。
林道を車でしばらく下って、唐谷川から北側の斜面。雄大な景色に見惚れる。
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林道を車でしばらく下って、唐谷川から北側の斜面。雄大な景色に見惚れる。

感想

三連休は初日の土曜だけ晴れマーク。
今年中に登っておきたかった経ヶ岳に行きましょう。

今年の5月に法恩寺山〜白山伏拝に登ったとき、
南東方向にカッチョ良く見えていた双耳峰だ。
できれば北岳まで制覇したい。

林道法恩寺線を通り、展望台手前の駐車場につくと既に満車。
展望台前の道幅が広い部分にも7、8台が停められている。
ちらっと見たところ県外ナンバーもちらほら。
人気がある山なんですなぁ。

先週の銀杏峰でストックを一本折ってしまったので、
今日はシングルストックで登ります。
まぁ、登山を始めた去年の秋は、木の枝の杖で登ってたからすぐに慣れる。

しかし、なかなかの急登。
けれど2週続けての山歩きの為か、調子はいい。
順調に登っていき、噂に聞いた経ヶ岳手前の急登もなんとかやっつける。
山頂には10人以上の人。これからまだ10人以上は登ってくる。

北方向の笹の間には踏み跡が見えるが誰も行かない。
思った以上に早く登れたので北岳まで行ってみましょー。
笹を掻き分けすすむと、間もなく三角点。
更に進んで下り始める。足元が見えにくい状態で下るのはかなり怖い。

鞍部に着いてなだらかな尾根を歩く。
尾根の東側は急な斜面、落ちたらヤバイ。
西側は笹がうっそうと茂っている。
笹を掻き分けながら進むが、反発で東側に押される。怖い、怖い。

途中、踏み跡が不明瞭になった。
どうやら前方に潅木があって、それを西側に迂回してかわすようだ。
かがみこんで笹を掻き分け進むと、また踏み跡が明瞭になった。
しかも視界もひらけた。ホッとして2、3歩すすむと前方にぬかるみ。
大したことはなかろう、と右足を置くと、ズブズブズブ・・・

え?ええええええ????
ズブズブズブズブ・・・ど、どこまで沈むのっ!!??
結局、右足は股下までずっぽり。
しばしボーゼン。な、なにが起こってる?

左足も膝までハマってなんとか脱出。
なんてこった、まさかこんなところで落とし穴にハマルとは。
しかも水たっぷりのドロッドロ。
テンションだだ下がりだが、北岳に向かっても、経ヶ岳に戻るにしても
どのみちちょこっと登らないといけない。
こんな目にあって北岳に行かないなんて許せない、と気を取り直し歩き出す。

北岳でおにぎりを食べながら、先週同様FMラジオを聴いてなごむ。
食後にコーヒーを飲んでいると赤兎山方向から4人組が登ってきた。
いやー、ツワモノがおりますなぁ。

経ヶ岳に戻ると予想通り20人以上いる。
汚れたズボンを見て、「あの人、派手に転んだなー」
って思われてるんだろうなぁ。
聞かれてもいないのに、「落とし穴があったんですよっ!」
なんて言い訳もできないし。無念じゃ。。。

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コメント

はじめまして。
いつも楽しく読ませていただいております。

このレコを見た翌日、
大長山へ行ったのですが、
ドロドロの泥が深そうな場所を通りかかるたび、
ストックでつんつんしながら通過しました。

私なら冷静に対処できるかな?
いや、無理です。きっとパニックになります。
2013/11/10 1:37
はじめまして、コメントありがとうございます
このハプニングは、
間違いなく、過去、最大最悪のものでした。
水が浸みてきて、ジワーっと冷たくなってきたときには
どんどんテンションが下がっていきましたが、
次の瞬間には
「お、これはヤマレコ用に良いネタができたじゃないか」
と内心ほくそ笑んでいる自分がおりましたことを、
ここに白状いたします。

このような状況の中、
前向き(?)になれましたのも一重に、
seasunさんをはじめ、”拍手”を送ってくださる
皆様のおかげでございます。
重ねて御礼申し上げます。
2013/11/10 8:25
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