八丁山 - カラ沢尾根から鷹ノ巣山を通って巳ノ戸尾根周回。


- GPS
- 09:38
- 距離
- 13.9km
- 登り
- 1,571m
- 下り
- 1,574m
コースタイム
- 山行
- 7:47
- 休憩
- 1:45
- 合計
- 9:32
07:28 カラ沢尾根取付
09:11 P1229
10:22 カラ沢ノ頭
10:57 水根山
11:31 鷹ノ巣山
11:45 ヒルメシクイノタワ
12:16 鞘口ノクビレ
12:23 お伊勢山
(大休憩 80分)
14:10 八丁山
14:55 巳ノ戸尾根展望台(仮称)
15:32 一般登山道合流
16:00 東日原駐車場
天候 | 曇り時々晴れ。 意外と暖かかった。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
料金は強制ではないようですが、同意できる方は協力しましょう。 トイレは、東日原BSにあります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
※ 今回登ったカラ沢尾根と、下った鷹ノ巣尾根、巳ノ戸尾根は、一般登山道ではありません。 <カラ沢尾根取り付きまで> ・駐車場から車道を日原川下流方向に下ってすぐの、川に向かって下る道を右鋭角に曲がり下っていきます。 ・舗装道路が行き止まりのように終わりますが、人が歩ける道は続いているので、迷わず進みます。 ・ややスリリングな道を川沿いに進んで行くと日原橋(吊橋)に出るので、対岸に渡ります。 ・道なりに更に下流に進むと、ほどなく分岐があるので、川から離れて右の作業道を登ります。その位置の対岸には、落差30mほどの滝がありました。 ・杉林の作業道を登っていくと、伐採されて開けた場所に出ますが、その場所に踏み込む左への曲がり角に、写真にある「カラサワ入口」があるので、そこを左に折れず直進し、タル沢尾根を乗っ越します。尾根上には野営跡がありました。 ・乗っ越した後も(荒れた)道が続くので、それに従います。 ・この後、眼下のカラ沢を越えカラ沢尾根に乗るのですが、私はタル沢尾根を乗っ越してすぐの岩尾根に取り付いてしまいましたが、正しい取り付き場所は、カラ沢の少し上流のようでした。(可能な場所を探してください。m(__)m) ・カラ沢尾根に乗れば、後は尾根筋に登れば良いので迷う問題ないでしょう。 ・1000mくらいまでは岩稜帯です。直登か巻くか適宜判断を。 <鷹ノ巣尾根> ・ヒルメシクイノタワの北西側斜面を下りますが、尾根らしくない斜面なので、方向に注意して鷹ノ巣尾根に乗る必要があります。 ・お伊勢山と八丁山の直前に登りがあるくらいで、アップダウンは少ないです。 ・ヤセ尾根もありますが、注意すれば問題ないでしょう。 <巳ノ戸尾根> ・八丁山からは、進路を右(東)に取ります。 ・すぐ岩稜帯が現れますが、それほど急峻ではないので、慎重に進めば問題ありません。ただ、岩の欠片が結構あるので、それを踏んだり、或いは落石などには注意が必要です。 ・標高850m付近の黄テープの目印の場所で、尾根を外して南斜面を降ります。仮に見落として進むと、絶壁の行き止まりになりますので、その際は戻りましょう。 ・斜面を下ってぶつかる作業道を進めば、一般登山道に合流します。 |
写真
感想
3週間ぶりの山行になります。
最近の山行は、見込み違いが頻発しているので、見積もりは十分に余裕を持って検討しないと。
今回は、2週間前に日原まで来ながら、天候不順により断念した鷹ノ巣山周回です。Vルートだけど10時間あれば大丈夫でしょう。はい、余裕を持って検討しました。ただこれは、日照時間を考えるとリミットでしょうねぇ。
前回同様、日の出とともにスタートすべく日原駐車場で前泊です。駐車場に前夜22時頃到着すると、既に数台が止まっていました。さすが3連休中日です。翌朝、朝食のパンをかじっている間にも続々とやってきて出発して行きました。みんな張り切っているなぁ。そんな私は、なんだかんだと結局6時20分スタートでした。
事前情報に従って日原川に降りて行くと、いきなり「安全通路」と書かれたスリリングな川沿いの道が待っていました。崖にかかった木橋をそーっと越えて行き、日原橋(吊橋)で対岸に渡り、タル沢尾根を越え、目的のカラ沢尾根に乗りましたが(詳細は、コース状況参照)、正しい取り付き場所がわからず、わざわざ危険な尾根末端近くの岩尾根部分を登ってしまったようです。
尾根に乗ってからは、初めは岩稜帯をルンルンと登っていきますが、直登できない岩峰もあるので、そこはホレ・・・お好みで。
日原を一望できる場所で休憩していると、東日原BSにバスとストレッチしている多くのハイカーが見えました。コッチにカメラを向けている人もいたので、両腕を振ってみましたが反応はありません。当たり前か・・・
ところでこの日は、朝からヘリがうるさかったです。東西に移動するのを数回見ました。
大事故とかでなければ良いのですが。
標高1400m付近の太い倒木で休憩していると、単独の登山者が登ってきました。話を聞くと、少し前で合流するネズミサス尾根を登ってきたということでした。確認はしませんでしたが、まさかさっき私が見たバスで来たんじゃないでしょうね。だとしたら超人です。
その方は、だいぶバテバテなので鷹ノ巣山には登らず、カラ沢ノ頭からは別の場所に降りようかな、なんて言ってましたが、鷹ノ巣山から降りて来るところで再び会ったので結局は登られたようです。
石尾根に入ると、途端に人口密度が上がりました。やはり一般登山道は違いますね。山頂の様子も想像できます。そうそう、撤去も難しい大木の倒木がかなりあり、越える際に不用意に足を上げ過ぎ、腿をつりそうになりました。
鷹ノ巣山頂に着くと、カラ沢尾根でお会いした方が言っていたように盛況でした。
山頂からの眺望を楽しむこともなく、山名標示板の写真だけを撮って、早々と退散です。
本当に理解不能なんですが、どうしてこういう状況下で、のんびりオニギリを食べられるんでしょうか。うーん、人間が好きなのかなぁ。確かに私は人間嫌いだからなぁ。(^^;)
ヒルメシクイノタワまでの間にも、続々と登ってきます。こりゃ、山頂も定員オーバーかもね。
ヒルメシクイノタワから鷹ノ巣尾根に下り、お伊勢山でランチタイムにしました。
カップ麺をすすっていると、下の方から予想もしない足音が聞こえてきました。誰とも会わないと思っていたので、本当に人間?確認するため立ち上がって見下ろしてみると、なんと女性二人組ではありませんか。こんな場所でマジ?私に気付いた二人の方も驚いたようです。
既に午後だというのに、これから鷹ノ巣山に登るつもりなのかな?こんなルートを登ってきたところを見ると、初心者ということは無いだろうが・・・予定を聞くと、その辺は認識しているようで、場合によっては登頂せず下山するとのこと。くれぐれも時間に注意するよう伝えましたが、二人は軽い食事をして13時頃出発して行きました。無事下山できたかなぁ。
私は、二人を見送った後も時間に余裕があったので、のんびりとコーヒーを二杯飲み、静かな山を堪能してから下山を再開しました。
八丁山は、展望もなく何の変哲もない山でしたが、こういうマイナーな山に私は何故か惹かれます。競馬はやりませんが穴馬券を引き当てたような気分です。写真も思う存分撮れますしね。
八丁山から巳ノ戸尾根に入り少し下った場所にある岩稜帯は、事前情報で受けた印象に比べるとそれほどの難所ではありませんでした。先ほどの二人組も言っていましたが、手掛かり足掛かりは十分ですし、傾斜もそれほどきつくないので、下りでもコース取りを誤まらなければ普通に歩けました。
巳ノ戸尾根を南に外す場所では、尾根の先がどうなっているのかと、一旦偵察のため直進してみると、すんごい高度感たっぷりの岩に出ました。眼下には日原鍾乳洞に続く小川谷橋に、鍾乳洞の駐車場待ちと思われる車列が見えました。意外と人気なんでしょうか。待つことが大っ嫌いな私が、自由な高台からその光景を見下ろすなんて、正にひねくれ者のプチ優越感ですな。(^^)v
巳ノ戸尾根の下降点に戻り、下ってぶつかった作業道を進めば一般登山道と合流です。
車道を駐車場に戻る途中の東日原BSには、バスを待つ登山客で一杯でした。先に到着しているわけはないと思いながらも、お伊勢山で会った二人を探しましたが、やはりいませんでした。
別れた後で時間を計算してみたところ、仮に山頂まで登ったとしても、一般登山道(稲村岩尾根)を下れば、なんとか日没には間に合いそうでしたが、果たしてどうなったでしょうか。
16時ちょうどに、駐車場到着。たっぷり休憩を取っての10時間弱で大満足の山行でした。
ただ、帰りは高速ではなく、青梅街道の渋滞にハマりました。
前回日原あたりで断念したと日記にあったから、
どこなのかと思ったらこちらでしたか
この辺り、地図を改めて見ると○○尾根と書かれている
ところは多いですが、道は描かれていないので、
kinoeさん向きの場所が実は多いのかなと密かに思っていました
しかし3週間ぶりでしたか、はやくここを歩きたくて
ウズウズしてたんじゃないかと想像します
おつかれさまでした!
kinoeさん、ご無沙汰致しております。
カラ沢尾根、八丁山ともに歩いてみたいと思っていたルートで、とても参考になります。
その二つを繋げたルートは、とても良いルートですね。
ただ、私にとっては、なかなかハード
特に時間的に厳しいので、やっぱり一つずつ歩いてみます
お疲れ様でした。
はい、ココでした。
雨模様では岩稜帯で滑りやすいと思い、前回は見送りました。
確かにこの辺の多くの尾根には、名前が記載されてますが、私は地形から探しているので、選ぶ基準になっているわけではありません。
それにしても名称が、北浦和・南浦和みたいに、カラ沢・カラ沢尾根・カラ沢ノ頭など、わかり易いのか芸が無いのか、微妙って感じですね。
張り切り過ぎて、2日経っても満足に歩けません。
どっちの尾根も適度に変化があり楽しかったですよ。
時間的に厳しいとのことですが、全工程9時間40分のうち、たぶん2時間半くらい休憩しているので、んー、どうなんでしょうねぇ。
分ける場合の提案としては、個人的には石尾根は淡白だったので無視して、カラ沢尾根とタル沢尾根で1回、稲村岩尾根と鷹ノ巣尾根で1回、というのはどうでしょう。
それか、tackerqさんは、途中で合流するネズミサス尾根はもう歩いたので、カラ沢尾根は歩いたことにするとか。。。あ、そういう問題じゃないですね。
それぞれのスタイルで、楽しめる山行を。
こんにちは
ようやく納得の行くkinoeスタイルの登山を楽しめたようですねよかったです。
コースの写真見てて僕なら即ロストのポイントばかり・・・このような箇所を下調べしてソロで歩かれるいつものkinoeさんは尊敬しますよ、さすがです
スタイル違えどこれからもお互いに安全に登山続けていけるといいですね
どうもです。
今回は、石尾根の歩行者天国はともかく、前後半の両尾根とも楽しませてもらいました。チョット刺激が欲しい人にはお勧めです。
紅葉はもう1000m以下でしょう。
低山を歩くなら、今ですよ。
今週末は、もう少しのんびりした山行にしようと思っています。
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