涙ながらに敗退! 真昼和賀主脈縦走

- GPS
- 12:54
- 距離
- 28.4km
- 登り
- 2,232m
- 下り
- 2,359m
コースタイム
- 山行
- 11:49
- 休憩
- 1:03
- 合計
- 12:52
| 天候 | 曇りのち晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2021年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
薬師岳登山口:農免道路「みずほの里ロード」から真木林道終点まで普通車でも乗り入れ可(こちらも真木林道は狭い) 薬師岳登山口公衆トイレ(避難小屋) 10台は駐車可能 ※これより先、甘露水登山口まで車両は通行止め |
| コース状況/ 危険箇所等 |
@女神山〜真昼岳〜峰越登山口 ・相沢林道登山口(駐車場)からほぼ平坦な道を進み、女神山登山口(ブナ見平コース分岐) から尾根へ やや急登を登りを終えるとブナ見平コースと合流、ここから山頂までは一登り ※ブナ見平コース合流点の手前の水場は枯れていた ・女神山から真昼岳までは気持ちのいい稜線歩きが楽しめる 出来ればゆっくり歩き 東北ならでは山の景色を堪能しましょう 危険個所もないが、真昼岳南峰(9合目)はやや急登 ※この稜線の最低鞍部に水場の情報がありますが見つけられませんでした (標識もなし) ・真昼岳〜峰越登山口までは一部区間が藪が覆いかぶさっていた (赤倉分岐から音動岳手前の鞍部まで) 北ノ又岳山頂直下の下りは滑りやすく、草木を掴みながら下りた @峰越登山口〜鹿ノ子分岐〜県境分岐 ・林道から緩やかな道を進み、この後激坂へ スリッピーな斜面を草木に捕まりながら200mも下ろされる ・水無沢分岐を過ぎアップダウンを繰り返して鹿ノ子分岐到着 分岐といっても鹿ノ子山へは行けない(過去にも道は無いのでは...) ・再びアップダウンを繰り返し県境分岐 県境分岐は唯一の平坦な場所で休憩場所ではいいポイント また、川口渓谷沿いの林道(徒歩10)を歩いて奥羽山荘へのエスケープとなる ※終始、道は明瞭で刈払い済み @県境分岐〜南風鞍〜風鞍 ・県境分岐からP850山中岳まを過ぎ南風鞍まで4劼諒眥だが、短く感じた 南風鞍山頂直下がやや急登 ・南風鞍から風鞍まで唯一楽ができた区間 ここからが薬師和賀の大展望を目の前にして進む ※終始、道は明瞭で刈払い済み @風鞍〜中ノ沢岳〜甲山分岐〜薬師岳登山口 ・風鞍から先は唯一藪区間!(風鞍から約1.2) 激藪ではないが疲弊した体には精神的ダメージ 鞍部から中ノ沢岳へは快適な道に戻りひと登りで着く ・中ノ沢岳から甲山分岐までは緩やかな道を進む 標識のない分岐から一登りで甲山分岐(甲山への道は廃道) ・標識の無い分岐からしじみ長根は緩やかな傾斜 すずみ長根口から林道跡は少し歩きずらいゴロゴロ道 ※一部区間以外は、道は明瞭で刈払い済み |
写真
感想
以前から決行したかった真昼和賀主脈縦走
スタートは女神山、ゴールは最終高下岳を経て高畑登山口
エスケープは薬師岳登山口、総距離40kmを超える
本来なら2泊の工程
しかしながら10月に入り連日の夜間作業となり睡眠不足と腹痛が続いた
22から25日までは何とか工程調整でき、時期的には遅すぎるが決行!
何度も天気予報とてんくらを確認したが二日目の土曜日は雨模様
天候回復を期待して準備にかかる
不安もあり装備があれこれと増え20堋兇砲覆辰
久しぶりのテン泊で不安もあった
ましてやいつ雪が降ってもおかしくないので、防寒対策は必須
登山口となる女神山までは朝早くにも拘らず嫁さんに送ってもらう
下山口となる高畑登山口まで迎えに来てもらう
いつもながら快く引き受けてくれる嫁さんには感謝
女神山から真昼岳までは勝手知ったるコース
だが、峰越峠から薬師までの縦走路は数年前までは藪同然
刈払いの状況を、真木真昼県立自然公園管理員自然観察指導員の倉田さんに事前確認
一部解りづらい所があるが頑張って下さいとのお言葉
難儀な刈払いや登山道整備ありがとうございます
しかしこのコースはアップダウンが多く重装備ではかなりのアルバイト
一部、自然保護区間があり木々が道に張り出しており潜ったり、超えたりしなければならない
中ノ沢岳へ向かう一部区間も藪化しており疲労した身体には堪える
平坦路では体力温存に努めよう
途中テント場適地は中々見つからない
峰越峠、川口県境分岐以外はツエルトの方がいいかも!
水場もごく限られるので脱水にも要注意、夏場は避けた方が賢明
鹿ノ子山まではいいペースで進んだがそれ以降はペースダウン
中ノ沢岳で疲労困憊、心が折れた
スマホで明日の天気を確認したら90%雨
濡れたテントでは更に重量が増し、降雪と和賀川増水の危険を感じ、ここで敗退を決める
嫁さんにラインでエスケープを伝え下山
だが1日目のゴール地点の甲山分岐までは進もう
甲山分岐では悔しさで涙した
結局いつもの日帰りロングになってしまった
帰路はこの山行を終え愁眉を祝うため、我慢していたアルコールをガンガン飲んだ
(もちろん嫁さんの運転で)
結果的に良い決断だつたと思う
恐らく無理な山行であったろう
山は逃げない!いつか再びチャレンジするぞ!
※日帰り装備で1日目は薬師岳登山口公衆トイレ(避難小屋)で一泊、次の日は再び薬師岳経由の和賀高下まで縦走も可能かも!(予め避難小屋に食料と飲料水、寝具をデポ)
コメント
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このルートは道型が薄く、たとえ刈り払いされていても木々がかぶさっていて歩き辛い所も多く、単純に距離だけでは他と比較できない要素が多いと思います。でも誰にも会わず、どっぷりと山に浸ることができますね。
次回チャレンジでは和賀高下まで縦走とのことですが、県境稜線を藪漕ぎして根菅分岐まで抜ける山行を見せてくださるような気がしています
こんばんはー
仰る通り歩きごたえがありました
横に張り出した枝を跨いだり潜ったり、そして急な下り
久しぶりに担いだテン泊装備で本当に疲れてしまい、翌日の天候不良(前から解っていましたが)もあり中ノ沢岳で不安になり心が折れてしまい計画中止となりました
前々から計画してあったのに本当に残念でした
しかし、絶対に歩きたい縦走ルートなので再チャレンジします!
和賀岳から根菅分岐までの廃道ルート、確かに興味もあり歩きたいと思っておりました
しかしこれをも縦走ルートに加えるとなれば、2泊でも厳しいかもしれませんね
故・藤原優太郎氏が愛してやまなかった秘境和賀山塊、最高に楽しいですね
秘境・和賀山塊とkamadamさんの参考記録、自分にとってはまさにバイブルです
これからも楽しいルートでの踏破、頑張ってください
この山系随一の名水で、多くの人がわざわざ車で汲みに来ます。
年中枯れることもないので、水はここで補給可能です。
こんばんはー
コメントありがとうございます
延命水は存じておりましたが、女神山から真昼岳までは対した距離でなかったので、敢えて補給せず最初から背負いました
今後、雪が本格化する前に、いくらでも里山を登りたいと思います
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