長〜い地蔵尾根から行く仙丈ヶ岳
- GPS
- 09:16
- 距離
- 18.5km
- 登り
- 2,215m
- 下り
- 1,317m
コースタイム
10:05 2422mポイント-10:50 2800m付近11:10-11:45仙丈ヶ岳山頂
計5時間半(別休憩35分)
仙丈ヶ岳12:00-12:35小仙丈ヶ岳-13:10四合目(昼食)14:05-14:50北沢峠
天候 | 晴れ-曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
仙流荘駐車場 第一駐車場は満車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
駐車場から孝行猿の碑まで林道からも行けます(少し遠回り) 5キロ弱は林道沿いを行きます(歩きやすい整備された道) 林道終点から松峰小屋は歩きやすい素晴らしい道です、目印もしっかりあります。 松峰小屋〜2422Pまでは、トラバース、アップダウンあり、高度が稼げない道ですが整備された道です。 2422P〜山頂は稜線までは急登ですが、危険箇所はありません。 全て非常に整備された歩きやすい道です、迷うところもありません。 こんなに立派な道だとは思いませんでした。 |
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
|
写真
感想
先週の摺古木山は紅葉散策には最適だったが、歩き足りないとA君が嘆いていた。
それなら近場でがっつり歩ける所・・・・、それならば・・地蔵尾根からの仙丈ヶ岳に行く?・・と言うことになった。
最近はトランスアルパインレースのコースにもなっていて、マニアにじわじわと人気になっているコースだ。
標高1100mから3000余mまで、標高差2000m 累積標高は2500m、距離は15kmとどれをとっても立派だ。
地元ゆえ、車2台で行って、1台は仙流荘に駐めて帰りは北沢峠に下って来るコースとした。
柏木の駐車場に5時半到着、先行者は無くまだ暗い林道をヘッデンをつけて歩き出す。
孝行猿の碑を目指して行く、どうやら林道を進んでしまった結果、大回りしてしまった。
そこから何度も林道と交差して、なだらかな登山道は1時間ほどで林道と合流する。
しばらく林道を歩いて、たくさんの材木と重機が置かれている場所に到着した。
ここまで5km弱、1時間20分程かかった。
ここから立派すぎる工事道路と分かれて、いよいよ登山道は山に分け行っていく。
松峰小屋近くまでの登山道は、唐松、白樺、コメツガなどの樹林帯が交互に現れ、美しい。
道は落ち葉でふかふか、さらにシダやシバの道、そして苔の道に変わっていく。
地蔵尾根はその距離があまりに長いことからバカ尾根とか言われるようだが、その言い方は可哀想だ。
登山者が少ない故、荒らされていなく静かで、景観も様々に変わって素晴らしいと思う。
しかし松峰小屋まで9kmもあり、此所が半分かと思うとさすがに長いと感じる。
ノンストップで来たため、高度的には大して登ってないのにバテぎみになる。
休憩を入れて、寒くなってきたので冬のアウターを着込んで出発する。
この辺からが何度も登り下り、トラバースと、なかなか高度が稼げない、
休憩が少なかった影響かますますバテぎみになりながら進む。
苔むした登山道は倒木だらけの登山道に変わってきた。
2400m付近、地蔵岳を巻きながら上り下りを繰り返し、なかなか登っていかないので精神的にきつい。
途中視界が開けて、登ってきた地蔵尾根の稜線と向こうに中央アルプス、さらに雪をかぶった北アルプスが見える。
一旦、原生林の中に入って、草すべりのような場所に出て、ここから一気に森林限界まで登っていく。
さすがに足が重い、この区間が尾根全体の中で肉体的に一番きつかった。
歩き出して13キロを超えただろうか、2800m付近で大休憩にする。
天気も良く甲斐駒の向こうに八ヶ岳がくっきり見える。
でも南方面は曇っていて、天気が悪そうだ。
休んでいると下方から一人の年配の方が上がってきた。
林道を上まで車できたそうで、ピストンらしい。
確かに林道はゲートも無かったので、休日などの工事が無い日は入ってこられるかも・・
休憩していた20分で急に天候が変わってきた。
仙丈の尾根がガスで隠れて、稜線上は強風でガスが横に走る。
ここから山頂までは、冬山の様だった。
冷たい風が頬に当たり寒い、手袋をしていても手が冷たく冬用の手袋が必要だ。
まさかこんなに天気が悪くなるとは思わなかった、山頂での北岳、富士山の眺望はお預けだ。
ガスで真っ白な山頂は、じっとしていても寒いので直ぐに下山する事にした。
くたびれた足は下りは助かる、それに北沢峠に下るかと思うとさらに気が楽になった。
今回は遠慮した地蔵尾根のピストンは、早出で休憩を充分とって望みたい。
途中コンビニで買ってきた鍋を食べて、おなかいっぱい、体も温まり十分な疲労感を楽しみながら降りてきた。
地蔵尾根、どれほどすごいかと思って来ましたが、充分整備されていて、非常に歩きやすい登山道でした。
ただ距離が長いのと、ほとんど利用する人がいないので、しっかりした準備と、時間的な余裕を持って望みたいですね。
今回みたいにどちかを北沢峠経由にすれば、体力的にも時間的にも非常に楽になります。
素晴らしい尾根でした、おすすめです。
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