内山峠から荒船山周回
- GPS
- 05:41
- 距離
- 15.1km
- 登り
- 841m
- 下り
- 862m
コースタイム
- 山行
- 4:42
- 休憩
- 0:59
- 合計
- 5:41
天候 | 晴れ北風強い |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
内山峠〜艫岩は何か所かロープ場の岩場があり、前日の雨で滑りやすかった。行塚山〜荒船不動は上部の階段が荒れているものの難所のないハイキングコースだった。 |
写真
感想
今年もコロナでAlps165ことDr.エモンと恒例のアルプス詣で阿房山行ができず、代わりに紅葉の荒船山散策を企画した。肝心の紅葉は遅れているのに北風が吹きすさんでとにかく寒かったが、艫岩はさすがの眺望だった。風は崖の方から吹いてくるから吹き落とされる恐怖はなかった。
Dr.エモンの車で内山峠に着いて見ると駐車場は満杯。群馬側の路肩スペースが一つ残っていたが、段差があって普通の車高だとアゴを打つ恐れがある。安全に止まれる所を探して進んで行ったら、艫岩がよく見える1080m水準点の交差点脇まで来てしまった。
1.5丗らず歩いて登山口に戻り、トイレへ寄って出発。ざわざわと木が騒ぎ、冷たい風が吹き抜ける。未明までの雨で道は湿った所が多く、滑りやすい。しばらくしてGPSロガーを起動していないことに気づき、リュックを下ろしたついでにスパッツを装着した。ズボンのすその汚れ防止だ。
ロープ場を慎重にクリアし、アルミのハシゴも登って標高を稼いでいくと、岩壁が現れた。左手に洞窟もある。ここが鋏岩らしい。ほどなく一杯水。水を汲むのはちょっと面倒そうだ。登山者は結構いるが、もう登りより下ってくる人の方が多い。
ふと傾斜が緩んだと感じたら、風が強くなった。腕時計の標高を見ると、向こうの明るい所がもう艫岩のようだ。本来の展望台手前に「危険」と表示のあるポイントがあり、つい近づいてしまった。そう書いてあると見たくなるのが人情だ。確かに足元がストンと切れていて恐ろしい。
わずか先にぼろぼろの避難小屋が見え、その左手が展望台だった。意外とあっけなかったが、峠から標高差300mほどだから当然か。濡れて滑りやすい岩場も多かったので、それなりに緊張する道ではあった。我々を含めて比較的年齢層の高いハイカーが入れ替わり立ち代わりに恐怖の絶景?を楽しんでいる。あいにく北アルプス方面は時雨雲のかなたに隠れ、北の浅間山も頭を隠していたが、妙義山、榛名山など上州方面の山々はよく見えた。
寒いので山座同定もほどほどにして、最高点の経塚山を目指す。ここから先は本当に平らだった。航空母艦とはよく言ったものだ。背の高い石碑の脇を通り、小沢を渡っていくと、ようやく前方に登り坂が見えた。経塚山だ。壊れかけた道標のある経塚入口分岐を経て、徐々に道が急になる。5分ほどのアルバイトで山頂に到着した。
小さな石の祠と山名標の立つだけの山頂は、あまり見晴らしも利かず寒い。Dr.が同じ道を帰るのは嫌だというので荒船不動へ下ることに決め、そのまま南へ尾根伝いに下りかけて間違いに気づいた。こちらはあまり踏まれていない立岩方面へのマイナールートだった。
折り返して経塚入口から左へ下る。木段はかなり傷んで歩けない所が多く、艫岩ルートと比べて人影がぐんと減ったが、よく踏まれてはいる。腹が減って、寒くなければ山頂で食べる気だったので、風の弱い良い加減な所でリュックを下ろして昼食休憩とした。夏場に水が足りずに苦しんだ後遺症でつい2Lも持ってきたが、500佞眈暖颪靴討い覆ぁコッヘルでフリーズドライのみそ汁を2人分作り、お握りと一緒に食べた。やはり温かいものがあるとホッとする。
ぞろぞろと高齢グループが下りていくのを見送り、腰を上げた。どう見ても70歳以上の団体で、彼らが行けるのなら道は難しくないだろう。少し右膝も痛んできたのでゆっくり下り、最後の堰堤付近でその団体を抜いた。ほどなく沢があって、太いホースの水場がある。バケツとコップが置いてあるから水場なのだろうが、コップなどかざしたら水が飛び散ってびしょ濡れになりそうだ。
まもなく建物が見えて荒船不動尊に着いた。そこからはコンクリート舗装となったが、一般車は少し下の駐車場までとなっているらしい。沼津ナンバーのマイクロバスが止まっていて、Dr.によると今朝、内山峠へ車で登る途中すれ違ったバスとのこと。つまり、先ほどの団体も我々と同じコースで周回してきたらしい。
ここからは延々と車道歩きとなる。途中の集落で左上に立派な峰が見えた。兜岩山だろうと思う。やがてくだんのバスが抜いていき、我々は車が少ない方へと右折して旧道で橋を渡る。新しい橋の上はさぞかし風が強いだろうと思う。廃業したドライブイン前で新道に合流し、「ご自由にお使いください」という工事業者のトイレを借用。ちゃんと男女別々になっていた。
朝は車で登った旧道を内山峠へ向かう。緑であるべき斜面を埋めた太陽電池の”電気畑”の痛々しい光景を過ぎれば峠は近い。ただし、我々には駐車場所まで1.5劼離プションが待っている。
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