帰省ついでに次郎丸嶽・太郎丸嶽
- GPS
- 02:48
- 距離
- 6.6km
- 登り
- 523m
- 下り
- 520m
コースタイム
15:10 登山口
15:20 別ルート分岐
15:35 遠見平
15:37 太郎丸わかれ
16:00 太郎丸嶽
16:20 太郎丸わかれ
16:40 次郎丸嶽
17:13 太郎丸わかれ
17:15 遠見平
17:25 別ルート分岐
17:30 登山口
17:40 市営今泉駐車場着
天候 | 晴れ(雲多し) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車場近くの「地区交流センター」のトイレが登山者用に開放されている。(案内板あり) 九州産交の今泉バス停が近くにあり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
太郎丸嶽、次郎丸嶽のどちらへ行くにも大きな岩を越える必要あり。 太郎丸嶽方面は大岩への取り付き箇所が狭い程度。 次郎丸嶽方面の大岩は、斜度があるためロープが設置されている。 大岩右側から斜めに登ると斜度が緩くなりロープを使わずに登れる。(岩自体が滑りにくい) 登山道は踏み跡がはっきりしているため迷わなかった。 登山道が山腹東面にあるため暗くなるのが早い。 下山が夕方になる場合はヘッドランプが必要。 登山ポストは見当たりません。 次郎丸岳がある上天草市にはホテル・旅館が多数あり、立ち寄り入浴が可能なところが多い。 また、松島港(合津港)には無料の足湯あり。 |
写真
装備
個人装備 |
ザック(28L)
レインウェア(上下)
ヘッドランプ
コンパス
GPSロガー
カメラ
行動食
|
---|---|
共同装備 |
救急セット
マップ
|
感想
昨年(2012年)に相方からの誘いで、福岡近郊の山や久住山・阿蘇山へ山行に出向くようになり、登山はキツいけど満足感が得られ楽しくなって来ている。
また、ヤマレコや山岳紹介の書籍で、地元の山が九州百名山である事に気づかされた。
次郎丸嶽・太郎丸嶽については、「子供の時に父に連れられ、急斜面の岩肌を這いつくばって登ったなぁ」という、あいまいな記憶が残るくらいだった。
以前は「次郎丸嶽・太郎丸嶽」ではなく「ニロクサン」と呼んでいたような記憶があるが、名前が変わったのか記憶違いなのか?今度、聞いてみようと思う。
所用のため、実家のある天草へ帰省した。
山に登りたい気持ちが抑えきれず、父と酒を飲みながら「次郎丸嶽・太郎丸嶽に登りたい」と話したら非常に驚いていた。
ぐぅたら&インドア派だったもんで(苦笑
明日、早朝から登ろうという事になったが、翌朝は飲み過ぎで起きれず・・・。
諦めきれず、午前に所用を終わらせ登山する予定に変更!
ただ、所用が長引き、時間は14時を回り・・・。
福岡からせっかく来たのに登れないなんて(ーー;)
まぁ、登りに来た訳じゃないんですが(苦笑
結局、諦めきれずに14時40分くらいに登山者用駐車場に到着。
駐車場には3台の車が止まっており、まだ空も明るい!
他の登山者もいるという事で自分勝手な勇気をもらい、急いで準備に取り掛かる。
ただ、立冬が過ぎ、日が沈むのが早くなってきている事から安全に下山できるようにヘッドランプを準備した。
地元で遭難騒ぎ&警察沙汰になるのは、色々と非常にマズい。。。
15時くらいから登山開始。
ただし、初っ端から不安になる事が。。。
駐車場から車道を歩き、集落に差し掛かった処の登山口案内板の横に「迂回路」との標識があった。
登山者が集落内を通行しないように設置されたのかな?と思い、迂回路の矢印の示す方向へテクテクと歩く。
当初、迂回路の案内通りに進んだのだが、記憶にある登山口から離れて行くようなので地図を引っ張りだして確認!
地図と景色と記憶をにらめっこし、やはり間違っていると思われたため集落の方向へ向かう。
農作業をしていたおばあちゃんに「登山口はどこですか?」と尋ねると、「この先だよ」との答え。
良かったぁ、正しいルートへ復帰できた(^−^)
また、別のおばあちゃんは「もちょっと先の登山道が楽だよ」と教えて貰った。
ホント、親切な方々に感謝!
この道迷いの原因の「迂回路」の標識は、おそらく「登山者のため標識」ではなく、自動車のための標識だったのかも。
近々、次郎丸嶽・太郎丸嶽へ行かれる方は注意下さい。
登山道は、はっきりした踏み跡があり、また標識が整備されているため、全く迷う事はない。
途中、急登はあるけど距離は短いので問題なし。
樹林帯の中を順調に進み、長寿の湧水、遠見平を過ぎ、太郎分れに到着。
まずは太郎丸嶽への向かう事にした。
太郎分れまでは樹林帯で周りの景色が見れなかったが、分れから直ぐに稜線に出るため、木々の間から空が覗き、とても気持ちが良く歩くことができた。
ただ、日当たりが良いためかシダが元気よく育ち、細い登山道を覆いつくさんばかり。
景色ばかり眺めていると足を取られ転んでしまいそうになるので足元にもご注意を。
展望が良い大岩を越え、山頂直下の短い急登を登ると太郎丸嶽の山頂に着いた。
眼下に先ほど歩いた集落が見え、振り返ると次郎丸嶽が見える。
時間を確認すると16時くらい。
空は夕方の色になりつつあったがヘッドランプがある!と自分に言い聞かせ、再び太郎分れまで戻り、次郎丸嶽へ向かう。
次郎丸嶽への登山道には「稲妻返し」と名のついた急登があるが距離が短いしロープもあるため問題なし。
急登を登り上がり、狭い岩の間を抜けると大きな露岩が目に入った。
あー、子供の時に怖い思いをした岩はこれだな、と。
久しぶりの次郎丸嶽への登山道はまったく覚えていなかったが、この岩だけは記憶にある。
子供の時の印象は、大きくて高い岩の壁のようだった。
大人になっても大きい露岩であったが、右の方から斜めに踏み跡があり、スムーズに登る事ができる。
また、この露岩は滑りにくい性質のものらしく、登山靴がしっかり喰いつき滑る事はなかった。
この露岩は「見晴岩」という名が付いているらしい。
見晴岩から弥勒菩薩の祠を過ぎ、次郎丸嶽の山頂に着いた。
山頂に着いた時間が16時40分。
既に夕日が山々を照らし始め、山肌をうっすら金色に染めている眺めは絶景!
9月に登った普賢岳が遠くに見え、その手前は島原湾が横たわり、天草の島々や先ほど登った太郎丸嶽も夕日に輝いているのが見え、無理して登って良かったなぁと思わせる光景を堪能した。
400mにも満たない低山だが、望外の景色を味わえた。
ただ、山頂は風が強く、また明るいうちに集落まで降りたかったので、写真を撮ったのち、早々に下山を開始。
念のため、ザックからヘッドランプを取り出し、ポケットに忍ばせておいた。
遠見平までは木に覆われていないためヘッドランプは必要なかったが、遠見平からは樹林帯となっており既に足元が見づらい状態となっていた。
ここからヘッドランプを使い、しっかり足元を見ながらの下山となった。
ただ、ヘッドランプは夏場に久住山へ朝駆けして以来、久しぶりの使用になったため電池残量が大丈夫か?多少の不安があったが、登山道から段々畑を抜け無事に集落まで辿り着けた。
その後、集落を抜け、車道を歩き、登山者用駐車場に到着。
着替えをしている最中、ジョギングしている方が驚いた様子で「今、下山してきたのか?」と声をかけられた。
すっかり日も落ち、夕闇というより闇の一歩手前。。。
やっぱ無理したかなぁ・・・と少しばかり反省。
今後の山行計画はもっと余裕を持って立てないと。
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