大ナゲシ−赤岩尾根−八丁峠
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.3km
- 登り
- 989m
- 下り
- 990m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
駐車場:某ガイドブックには日窒公会堂前広場とあるが現在鎖が掛けられ入る事が出来ない、上落合橋の駐車スペース(10台くらい)かそれより下の道路脇のスペースに止める事になるが、場所によっては落石もあるので注意。 トイレ:八丁トンネルの八丁峠登山口のある駐車場に新しいバイオトイレが二基設置されていた、他は無い。 登山ポスト:両神用には上落合橋・八丁峠共設置されているが赤岩尾根用は無い 赤岩尾根自体八丁峠からは立ち入り禁止になっている 道路状況:バリルートではあるが人気の尾根の様でトレースはしっかりしている、気を付ければ迷う事はほぼ無い。 崩落しかけている所が何箇所か見受けられたが概ね良好。 大ナゲシには鎖が付いている、他は残置のハーケン・補助ロープ等がいくつかあるが、いつ掛けたものか分からないのであまり信用しない方が良いかも。 先人のレポにもあるように、鎖や残置を使えば簡単であるが岩だけを掴んで上がろうとするとちょっと難しい。 トレースを辿るならば登攀用具の必要は感じなかったが、それなりの経験者でないとかなり厳しい事になると思う。 下山後の温泉:中津川からアプローチの場合道の駅大滝・大滝の湯、小鹿野側からならば赤谷温泉・小鹿の湯か両神温泉・薬師の湯か・・・ |
写真
感想
友人と大ナゲシを群馬側からピストンの予定だったのだが、急遽単独になったので、予てより気になっていた赤岩尾根を上落合橋を起点に回る事にした。
折角なので大ナゲシもピストン。
先人のレポを見ると周遊後両神に回るとか、二子山によるとか・・・そんなに簡単なの?と疑問符たくさん?????
体重は落ちないけど体力は落ちているし、膝も心配なので八丁峠までの周遊ルートのみをマッタリ楽しむ事にする。
予定通り上落合橋に到着、誰もいない、支度を整え明るくなるのと同時に歩き出す。
ちらつく白いものは何?
流れ行く雲が落としていくのだろうか、風花チラチラ・・・チラチラチラ・・・サラサラ・・風花って量じゃないぞ・・・大丈夫か・・・関東は晴れだけど北部山沿いは雪だって予報だったな、ここはやっぱり北部山沿いか(・・;)
小倉沢登山口までの舗装歩きは下りだから楽、もし天候悪化して戻るようだと痺れるな。
登山口は廃集落の奥、ちょっと不気味です。
鉄板の橋を渡って登山道、杉林の急登からスタート、とても秩父らしい道、ゆっくりでないと直ぐに顎が上がる。
高度をぐいぐい稼ぐ、今回初めて使うスマホのGPSアプリ、地図と連動してちゃんと表示してくれる、えらいもんだ。
杉の植林が終わり、アセビが見られ始めると支尾根に出る、傾斜が緩くなって楽になった・・・?
真っ直ぐ上がって正面の岩を右に巻いて綺麗なブナの林を九十九折れで登りつめると赤岩峠、風が冷たいです。
峠を左に進んで大ナゲシへ、破線も無いルートとは思えないほどきれいな尾根道を進んでアップダウンを繰り返し大ナゲシの難所に到着、左右に分かれた道のどちらを進むか忘れたのでとりあえず左へ、秩父でも結構スリルを味わえるのね的鎖場を通過し右道と合流、一登りで最後の岩場、するっと登って大ナゲシに到着、なかなかの景色です、懸念した天気もすっかり晴れて青空、やったね(^_^)v
山頂独り占めでプシュッとやりたいところだけれど先が長いので我慢、景色をまったり堪能したら次へ向かいましょ。
下りは向かって左の道で、一段降りて簡単かなと思ったらその先はほぼ垂直の崖、ほんの3メートルほどだけどてこずった、残置に手を伸ばしてどうにかクリア、ステップを探しにくいので下りには向かないな、次回は登りにつかおっと。
赤岩峠まで戻り呼吸を整えて赤岩岳へ、基部から見上げると壁、正面突破は自分にはできません、トレース通り左に巻いてルンゼ状の谷合を直登、登りきった支尾根を左に登って景色を堪能、戻って赤岩岳へ、簡単な岩を乗り越した先はシダが疎らに生えるザレた斜面、油断をするとトレースをロストするが真っ直ぐ詰めればまたトレースにあたる。
赤岩岳からは楽しい尾根歩き。
次の岩場が第一難所、真っ直ぐ登れそうだけれどトレース通りに左に巻いて残置の垂れた岩のルートへ、こいつがいやらしい、岩だけだと難しく、残置に手を伸ばせば簡単、どうにかよじ登る、クリア。
第二の難所は岩の急斜面をトラバースしながら斜上する、垂れた残置がルートの目安、ホールドはたくさんあるので難なく上がるが写真を撮る余裕はなかった(^^ゞ
この先の下りでルートをロスト、左の崖を降りなければいけないところ、正面の歩きやすいトレースを辿り支尾根に引き込まれる、無理矢理降りた先でまたトレースに当たるがその先はどうにもならない崖、やっちまったなぁ・・・
左手に進むべき尾根が見える、戻ろうかと思ったのだが尾根に向かうトレースが・・・その先はトラバースできそうな斜面、トレースは落ち葉に消されてしまっているが結構間違う人がいるのだろうな・・・
無事尾根に戻り、ちょいと進むと最後の難所、短いけれど狭いチムニーを直登、ステップ・ホールド共しっくりとこない、一手目を残置ハーケンでA0、二歩上がったところでザックのウエストベルトが引っかかる、焦らず外してクリア、ショッパイです。
最後の岩は左側にあるテープと岩についた薄いトレースではなくしっかり付いた右へ巻くトレースに進んでしまい登ることなくパス、せっかくなので、進んだ先で出会ったトレースを登りP1と思われる岩の頭へ、ちょっと戻ってトレース確認、左手の薄いトレースを辿れば楽しかったのに、何だか損した気分。
次回はしっかり楽しみましょ。
登って良かったのはちょい富士を見られたこと、小さくても富士を見るとなんだか納得できるのは自分だけではないはず。
最後の一山をヒーヒー言いながら乗り越して八丁峠に到着、疲れたけれど楽しかった。
八丁峠のテーブルで一人宴会し、ラーメンで温まったら下りましょう。
気温は2.5度朝の風花が解けずにあるわけだ。
もう、保冷剤を持つ必要はないな、てか、熱燗がうまい季節になったんだな。
大ナゲシの下りですれ違った単独男性とまたすれ違う、後続がいたのね(^^ゞ
上落合橋へサクサクと下り終了、予定より2時間近く遅れたが、あちこちでゆっくりしていたからな。
もうへろへろ、自分にはこれ以上歩くことはできないな。
今回は急登・痩せ尾根・鎖場・ボサ・アップダウンの連続、とても秩父らしい尾根歩きだった。
いつもの赤谷温泉・小鹿の湯で汗と疲れを流して帰宅した。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する