千谷山と常照皇寺
- GPS
- 04:30
- 距離
- 11.5km
- 登り
- 383m
- 下り
- 366m
コースタイム
天候 | 晴たり曇ったり、小雨あり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
写真
感想
この日は湖北へと考え、会にも事前にそのように認めた計画書を提出したが、風が強そうな予報に直前で変更し、湖北は後日として計画書を再提出、周山へ。目当ては紅葉の常照皇寺なんである。
ならば井戸峠にも立ち寄ってみよう。登れる山もあるやろうと、北山本を紐解いてみれば、初川越というのがあった。これは面白そう。側に位置する千谷山(「せんだんやま」と読むらしい)をセットにすれば、ちゃんと山行として成立するやないの。
北山の峠本の記述とは異なり、井戸峠は車道上に。お地蔵さんと石標は揃えて車道脇に据えられていた。こういう情景に出会すにつれ、もう少し早く山を始めていれば見える景色は違ってたんやろうなあと。
初川への分岐あたりに戻るのに尾根を行こうとしたが判然とせず。薮に突っ込む気にもなれなかったんで、往路を戻る。
そこそこ戻って国土地理院の地形図にある初川方面へ連なる尾根ルートを探すも、これも判然とせず、往路で確認した更に手前の分岐からとした。こちらは、山と高原地図に載ってるのそのものみたい。
林道に下り立つ手前は倒木が折り重なり塞ぐ状態で荒れ荒れ、山中とは言え、道の体はなしていなかった。
で、常照皇寺。幾度も再読している白洲正子の「かくれ里」中、光厳さんに纏わるエピソードはもっとも胸を打つ小編だった。タイトルは「桜の寺」なのだが、紅葉の名所でもあるらしく、ぜひともこの機会に訪うてみたかった。
京都市内の大寺院とは比ぶべくもないが、いかにも山中の古刹って風情が麗しい。
戦乱の折に焼け落ちたこともあるそう、光厳さんの頃はもっと質素な佇まいだったのではと想像してみたり。
余談ですが、
11月4日、九条の映画館にて「Billie」を観る。
英製作なるビリー・ホリデイのドキュメンタリー映画なんやけど、直前までそんな映画があるのに気づかず、長くはやらないはずなのでちょい焦って足を運んだ。(・_・;
最近はかような情報にホンマ疎くなったとは言え、ビリーの大ファンを自認する身としては大いなる不覚。
70年代にビリーの取材をした米の女性記者が集めた関係者へのインタビュー集をもとに製作された映画で、記者が不慮の死を遂げたため、収集された情報はこれまで日の目を見ることがなかったものらしい。ただ、さほど目新しいお話はなかったような。
著名なジャズメンらの証言は興味深いものだった。
初めて訪れた九条の映画館は、かつての名画座を彷彿とさせるような雰囲気で好感が持てた。
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