寒風〜大谷山〜大御影山〜三重嶽〜武奈ヶ嶽
- GPS
- 08:52
- 距離
- 25.9km
- 登り
- 1,918m
- 下り
- 1,849m
コースタイム
- 山行
- 7:52
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 8:52
天候 | 晴れ/薄曇り/曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
西日本JRバス - 保坂〜近江今津駅 - 620円 JR湖西線のマキノ駅の到着時刻が7:01で、湖国バスの発車時刻が7:04です。 以前は乗り継ぎには1分の余裕しかなかったけれど、現在は3分となっており、JRが定時運行していれば、問題なく乗り継ぎできます。 また、この便はマキノ高原温泉さらさバス停には寄らないので、マキノ高原民宿村バス停で降りる事になります。 交通系ICカードの利用は不可でした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■マキノ高原民宿村バス停〜寒風 マキノ高原民宿村バス停から一般道を歩き、マキノ高原へ。 登山口からはゲレンデを登って行き、その終点の少し先から樹林帯となり、ジグザグ気味に標高を上げて行くと、展望所があります。 素晴らしいブナ林の広がる区間など、その後も特に問題はなく、寒風へ至ります。 ■高島トレイル 基本的に整備されたルートとなっており、概ね歩きやすく、標識や目印もあります。 樹林帯では目印も多めとなっています。 主に気になるのは、以下の辺りか。 抜土への最後の下りは、道が濡れていると滑りやすくなるようなので、足下に注意しつつ。 大御影山の登山口から少し進んだ辺りはやや急斜面だけど、登りでは問題なし。 大御影山を過ぎると歩く人は少なくなるとの印象で、所々で少し分かりにくく感じる所があります。 写真94や95の辺りなど、急斜面となっており、足下に注意して歩きたいですね。 低木の細かい枝が多い区間では、目や耳を傷つけてしまわないようにしましょう。 この時期、落ち葉で踏み跡が分かりにくくなったり、細かい浮石を隠したりしがちのはずで、気を付けて歩きましょう。 |
写真
感想
高島トレイルの見所は色々とあると思われるけど、ブナ林はその一つ。
これまでは秋に歩いておらず、木々の葉がどのように色付くのかが気になっていました。
昨年の11月に出かけるはずだったのだけど、当日の朝になって膝に不具合が生じて実行できず、一年越しでの挑戦となります。
今年の5月に歩いたルートを少しだけ短縮する予定で、その時よりも1時間早いバスに乗るべく、各所での時間管理をしっかりとしての山行を心がけて歩いて来ました。
いつものようにマキノ駅からバスに乗ってマキノ高原民宿村バス停に到着し、ここからスタートです。
土曜の朝だからか、マキノ高原のキャンプサイトの人出は少ないよう。
登山口からゲレンデを登り始めると団体さんがおられ、挨拶をして先へ。
樹林帯に入って少し進むと、きれいに染まった紅葉が見られ、朝日を浴びて美しく輝いています。
展望所を経て、楽しみにしていたブナ林へと入って行くのだけど、もう落葉が進んでいるし、曇り空になってしまったりで、期待していたような光景は見られず。
とは言え、良い所なのです。
寒風に到着ですが、頭上に雲が重くもたげているような感じで、いつものような絶景を見られず、残念。
まずまずのペースで登って来たせいか、早くも空腹なので、パンを食べておきます。
大谷山へ向けて、ここからは高島トレイルのルートを辿ります。
いつもほどではないけど、好展望を楽しみつつ、開放感のある稜線歩きとなる。
ある程度の所まで来て振り返ると、琵琶湖側からうっすらとガスが登って来ているのに対し、福井県側は青空が見られる。
雲谷山は相変わらず美しい山容で、来年の春ぐらいには実際に歩いてみたいもんです。
大谷山山頂に到着して少し休んでいると、トレイルランナーさんが同じ方向から登って来られ、颯爽と去って行き、程なくして見えなくなってしまう。
ほぼ想定ぐらいのタイムで来ており、このままのペースで進めば良さそう。
少し歩き、お気に入りの場所の白石平に到着。
しかし、ここでも頭上の雲が分厚く、がっくり。
眼下の樹林帯の色付き具合もほとんど分からず。
この先は歩く人が減るかなとの印象だけど、ブナ林となっている区間が長いし、標高が低い辺りの木々の色付きに期待できそう?
との思いで歩いてみたのだけど、ブナは落葉が進んでいるし、他の木々の紅葉もまずまず程度か。
下り終えると林道に出合い、ここが抜土で、少し歩いて大御影山の登山口へ移動。
登山口に着く頃には、再び日射しが戻っており、この後に期待できそうな。
登り始めは地味で、微妙にしんどい登りが続く。
尾根に乗ると、杉にブナが混じるようになり、まだ葉を多く残している木がちらほらとあり、良い感じに色付いています。
たくさんのブナの木を眺めつつ歩いて行くと、ビラデスト今津からの道と合流。
この後もブナ林となっている区間が長いのだけど、落葉が進んでいて、もう秋は深まりつつあるとの印象。
そんな中、写真41のブナだけは見事なまでに葉を残していて、びっくり。
こんな木ばかりだと、素晴らしい風景になりそう。
いつもよりも時間が早いせいなのか、誰も見かけないまま歩き、大御影山山頂に到着です。
この後に向かう三重嶽が見えており、そちらを眺めながらの昼食にします。
反射板を傍らに見て、下り始める。
路面の状態を確認しにくい道で、少し進みにくく感じる。
しばらく歩くと、尾根は再びブナが中心となり、とても良い雰囲気。
葉が残っている木は少ないけど、しょうがない。
大日岳方面との分岐に到着し、方向転換して、南下。
尾根上は風雪の影響が強いのか、幹や枝を方々へ曲げた木がそこかしこに見られ、特異な光景となっています。
歩くにつれて、尾根は様々な表情を見せ、飽きさせない。
大御影山から南へと延びる長い尾根が見られるようになり、若狭湾も所々で見えるようになり、素晴らしい展望を堪能しつつ歩く事になり、とても幸せな気分。
誰もいなくて静かだし、本当に楽しい。
もっと見ていたいのだけど、あまりゆっくりしていられない。
分岐で左折し、すぐに三重嶽山頂に到着です。
ドリンクゼリーでエネルギー補給。
分岐に戻り、トレイルを先へと進んでいると、どうも様子がおかしい。
ルートから逸れていたようで、平坦な地形が広がっていて、どちらに進むべきか判断しづらく、iPadで確認して軌道修正。
この辺り、目印は豊富なのだけど、草木が繁茂しているし、所々で踏み跡が落ち葉で目立たなかったりで、ややこしく感じられる。
その後は問題なく進み、所々で好展望を楽しんだり、様々に変化する尾根を辿ったりして、じわりと疲労が溜まって来る。
初めて歩いた今年の5月の時ほどではないけど、長く感じる道を歩き終え、武奈ヶ嶽山頂に到着です。
疲れました。
想定通りか、少し早いぐらいの到着で、このままだとバスには十分に間に合いそう。
下山の途に就き、少し進んだ辺りからは植林と雑木の境界となる。
再び雑木の中を歩くようになると、紅葉している木が多くなり、良い感じ。
写真94や95の急斜面を無事に下り終え、このままだと早く着き過ぎそうかなと思い、少しペースを落とす。
美しい紅葉の木がちらほらとあり、この辺りは見頃に差し掛かりつつあるよう。
順調に下って行き、水坂峠に到着し、下山完了。
ここからは舗装路歩きとなり、保坂バス停にて今回も無事にゴールです。
色付くブナ林を期待しての山行でしたが、やはり来るのが遅かったよう。
来年以降に訪れる機会があれば、もう少し早い時期に来るようにしたい。
今回は時間管理をきっちりとするように心がけて歩きましたが、ほぼ想定通りぐらいで歩き切る事ができ、満足です。
他では、三重嶽の北峰と呼ばれている辺りは独特な風景が広がっていたり、素晴らしい展望が得られたりで、とても魅力的な場所だと改めて認識させられました。
また時機を見て歩きに行こう。
来年は高島トレイルの未踏の区間も歩いてみたいですね。
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