三国山(恩原高原から北峰まで往復)
- GPS
- 06:16
- 距離
- 15.9km
- 登り
- 850m
- 下り
- 852m
コースタイム
- 山行
- 5:38
- 休憩
- 0:39
- 合計
- 6:17
過去天気図(気象庁) | 2019年02月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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写真
装備
個人装備 |
幅広ウロコ板(G3スピットファイアー 170cm 120-88-111mm)
テレマークケーブル式金具(ロッテフェラー)
プラブーツ(スカルパT2エコ)
シールは使わず
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感想
前の週になんとか恐羅漢山〜砥石郷山を登って滑ったが、今週はもう無理だろうと思い、1泊2日で少し遠出をすることにした。計画したのは、岡山・鳥取県境で、1日目は塩釜〜中蒜山・フングリ乢、2日目は恩原高原〜三国山。三国山(南峰)には昨年岩井滝の近くから林道経由で往復したが、7年前に訪れた恩原牧場の雪原をまた見たくなった。
1日目(2/26)の朝、愛媛県に旅行に出かける妻の両親を広島の宇品港に送る用事があったので、中蒜山山麓の塩釜入口到着は昼過ぎとなった。去年(3/11)もそうだったが、雪があまり残ってないようだったので、中蒜山は断念し、その日のうちに恩原高原に向かうことにした。蒜山からいったん鳥取県に入り、人形峠のトンネルを抜けて再び岡山県に入って午後2時過ぎに(中蒜山山麓からは45分ほどで)恩原高原スキー場パノラマゲレンデの駐車場に到着した。こちらはまだ十分雪がある。
時間があったので辺りを少しばかりスキーハイクしてもよかったが、翌日十分行動できるので、この日はレイクサイドゲレンデや恩原湖を偵察・観光して、10kmほど下ったところにある鏡野町上齋原の町に降りた。当初、晩はコンビニなどもすぐ近くにある蒜山の道の駅『風の家』での車中泊を考えていたが、恩原高原までやってきた今、スキー場駐車場での車中泊ではいかにも寂しかったからだ。最初は上齋原にある国民宿舎『いつき』を訪ねたが、宿泊料が少しばかり高め(約8,300円)だったので、近くの民宿『いしはら』でも問い合わせた。こちらは6,500円と安めだったのでここに決定した。
「部屋の準備ができるまで近くの温泉に行ってきてください」とのことで、地元町民割引の手形を借りて国民宿舎のすぐ手前にある温泉クアハウス『このか』へ。入浴料は半額割引で300円。風呂上がりのドリンクサービスもついていた。宿に戻ってからはこたつのある宿泊部屋でしばらくくつろぎ、その後、古い家族写真の掲げられた仏間で夕食。ブリ大根やイワナ?のフライなど、なかなか美味だった。
翌朝、庭の立派な犬小屋に、前日は気づかなかったかわいいワンちゃんの姿。再び仏間で朝食を取り、民宿のおばさんがサービスで持たせてくれた赤飯&栗ご飯のおにぎりを手に7時半前に民宿を出発して恩原高原へ。
朝一番のリフトでゲレンデトップに上がろうと待っていると、不具合の点検に時間がかかりそうとのこと。やむなくボトムから登りだす。ゲレンデ中間部までは緩斜面でよかったが、その後は斜面も急になり、ジグザグを切って登る。早朝の固いバーンなので方向転換では気を使い、苦労しながらなんとかゲレンデトップへ。
トップまで上がればあとは牧場の緩やかな雪原が延々と続くだけで特に苦労はない。多少急な所も斜登高すれば大丈夫だ。所々緩やかな降りもありスキーの利点も生かせる。牧場終点を過ぎると樹林帯とはなるが、林はうるさくなない。2回のちょっとした下りを経て県境稜線の1192ピークへ。ここも眺めは抜群、西方には大山もうっすら見える。ピークからは稜線に沿って1247.6のギラガ山を目指すが、尾根通しに行くと岩の難所もあるので、ちょっと岡山県側をトラバース気味に降る。その後ギラガ山に登るが大きな苦労はない。ギラガ山からは三国山との鞍部に向けて滑降も楽しめる尾根が続く。今日は北峰が目標なので鞍部からは南峰東側のやや急なブナ林の斜面をトラバースしていくが、首尾よく北峰との鞍部に到着。そこからまた登りになるが、見事な景観のブナ林の中を、これもあまり大きな苦労はなく北峰へ。北峰の展望もまた素晴らしい。
20分近く休憩したのち、北峰を出発。滑降に適した広い雪原も広がっている。ほどなく南峰との鞍部に到着。ここから南峰までの登り返しが、朝一のゲレンデ急斜面の登りと並んで、今回のコース中で一番苦労した所かもしれない。ともあれなんとか南峰に到着。ここは7年前と去年も訪れたので、特に長居はせずすぐに滑降。ギラガ山に登り返し、再び滑降。なかなか楽しめる。1192から牧場終点に向けては、少しの登り返しと樹林帯のくぐり抜けがあるが、滑降もそれなりに楽しめる。そうして牧場終点に出ると、あとはもうただっ広い雪原だ。緩やかな登り返しもあるが、のびやかな滑降が楽しめる。やがてゲレンデトップに帰着し、最後はゲレンデ内を滑降。最初は急斜面なのでしっかりとターン、その後は緩斜面で直滑降でもあまり滑らないが、ともあれ無事終了。
なお、登りに際してもであるが、牧場中間の1008.4三角点の平坦ピークからスキー場へは、地図にも記載されている牧場への道をたどるのもよいかもしれない。登りでリフトを使わないなら、なおさらそうであろう。
また、三国山までとなるとロングコースなので、手軽に楽しむなら、開けた雪原の続く恩原牧場終点(1063三角点)まででも結構満足できるだろう。そこまでならクロカンスキーでも楽しめそうである。
ともあれ今回のBCスキーツアー、北峰まで行けたし、牧場や稜線の景観と滑降が存分に楽しめ、年始の羊蹄山・ニセコは別格として、今シーズン1番の会心のBCスキーツアーだった。
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