北ノ俣岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 16.2km
- 登り
- 498m
- 下り
- 1,831m
天候 | はれ&ゴール寸前の豪雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2007年08月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
薬師岳山荘の朝。
込み入った山小屋での夜、向かい合わせている誰かの足が気になる。
布団と毛布、掛ければ暑いし除ければ寒い。
安眠のために用意してきた耳栓は大正解♪
4時前。 合わせていたアラームが鳴らないうちに起床。
すでに何人かの姿が消えている。 出してくれたお茶がおいしい♪
外は・・ 晴れている? サンダルを履いて出てみる。
まだ夜明け前。 薄暗い中 雲ひとつ無い空が迎えてくれた♪
ずっと下にキラキラ街の灯りも見える。 まだまだ眠りの中だね。
時間は4時半くらい。 御来光は何時くらいか聞いてみる。
「5時前後でしょう」と。 なら、、 上がってみるか!
まだ布団に包まっている奥様を残して ケルンまで。
ブーツを履いて山荘を出たのが4時40分くらい。 間に合うのか?
起き掛けでハイペースな登り、息が上がる 心臓がバクバクだ!
途中で昇られたら小屋に居た方がマシになる、、 急げーーーっ!
ケルン。 よかった♪ まだだ 間に合った♪
日本海の風に煽られてガスが巻き上がってくる。 瞬く間に辺りは真っ白だ。
晴れろ! 真っ黒な山並みの向こうの雲海 その端っこにオレンジ色の線。
ガスはどこかへ消えた。 御来光だ♪
みるみる昇ってくる。 オレンジから もっと濃いオレンジへ。
山の朝だ。 少しづつ少しづつ山々に朝日が・・ すげぇなぁ。。
山頂を見ると大勢の人。 立山は見えるのかなぁ。。
今日の天気は良さそうだ♪ よしっ! 下りよう。
半分くらいまで下りた所、山荘の外で手を振っている奥様が見える。
達成感たっぷりで振り返してあげる。 ハハハハ♪
当初、朝食は自炊(トースト&コーヒーetc)を予定していたけど
朝のクソ寒い中での準備が面倒になり 昨夜のうちに朝食を出してもらうことに。
これがまた大正解♪ やっぱ日本人の朝はご飯と味噌汁!
おいしいお茶と食事を出してくれた山荘の方にお礼を言い 6時過ぎ旅立ち。
どうせここまで来たなら“北ノ俣岳”まで行ってこよう!
「えぇ〜! 大丈夫? キツイんじゃないの?!」と奥様。
最初から予定の行動だけど、、 一日の初めからプレッシャーは良くない。
「太郎平小屋まで下りて 行けるか考えてみよう♪」と やんわり♪
太郎平小屋に戻ったのは7時半前。
地図を広げて、、 ほらね 3時間半くらいあれば戻って来られるよ。
お昼までのヒマつぶしに丁度いいじゃん♪
今日行かないと二度と行けないしさ! で決定! LetsGo!
太郎山へのちょっとした登り、木道なので楽々♪帰りに山頂踏もうっと♪
なだらかな木道の下り、それが終わるとゴロゴロの緩やかな上りが始まる。
けっこう長いなぁ、、 晴れ渡った空のむこう薬師岳。。
おっ! 上がりきる? 頂上?? と思いきや 頂上はまだまだ先。
神岡新道への分岐を過ぎる、頂上はすぐだ。
北ノ俣岳(上ノ岳)2661.2m頂上ですぅ〜♪
ばんざーい!ヽ(▽ ̄ )乂(  ̄▽)ノ ばんざーい!
ここからの眺めはいいっ!
薬師岳も水晶岳も黒部五郎岳も昨日よりずっとデカく見える♪
五郎の脇に笠ガ岳も見える。遠くには乗鞍岳、白山も見えるじゃなぁ〜〜い♪
要するに360度ってことじゃ〜〜ん♪
喜びつつ、、 槍はよ? 槍は陰に隠れて見えません! 欲望に限り無し。。
さてと、下りてお昼にしましょ♪
快調に下りる二人。 半分くらい下りたところで亭主が加速!
いかん! 催してきた・・ 出る出る漏れるぅ〜〜 ダッシュ!
呆れる奥様を残し 一人猛ダッシュ!! マジヤバ!
走ったら顔を出しそうなので、、 競歩状態で、、
太郎山? それどころじゃないのぉ〜〜 (T-T)
こんなに長い30分も なかなか経験できないぞぉ〜 したくないけど。。
すっきり爽やか♪ 太郎平小屋で自炊のお昼。
朝食にと持ってきたフランスパンを焼く。 ニンニクバターでね。
ベーコンはさんで。 コーヒーね♪ ゆで卵もあったね。 プチトマトも。
昨日のお昼の残りのおにぎりもある。
なんだかんだ いっぱい出てくるねぇ〜 重いわけだ。。
みんな食べてザックを軽くして下りよう!
だけど減らない2L(半分は融けてた)。 冷たい水はうまい! ってだけ。
結局、2Lは必要なかったわけですよ! 最終的に持ち帰ったし(T-T)
の〜〜んびり過してもお昼前。 下山開始です。
1時間ごとに休んでも3時間あれば下りられる予定。
汗だくで上がってくる方々に ガンバッテ♪の声をかけつつ快調に下る。
悪夢は残り30分。 迫ってくる黒雲&ゴロゴロピカーッ!
大粒の雨が、、 ポツッ! ポツッ!
ドバーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!
ドドーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!
ひぃ〜〜〜〜〜〜っ!! 死ぬぅ〜〜〜〜〜〜 (T-T)
真横ですよ! ドドーーーーン! が!
恐怖に耐えられず雨宿り(立ち尽くす?)の二人。登山道はみるみる川になってゆく。
動き出したとたん ドッカーーーーーン!と来そうな嫌な感じ ブルブル。
そんな中 途中で抜いてきた皆様が下りてくる。
中には傘を差した勇敢な方も! ・・平気なの? 大丈夫??
赤信号、みんなで渡れば怖くない! ホントかよ?!
その “みんな”の中に紛れ込んで、、 行っちゃえーーーーーっ!
カッパを着る時間ももったいない! の逃げ足で下山!
行きも帰りもグズグズグタグタで無事下山〜〜♪ いやぁ まいったね。
やっぱ百名山 甘くないわぁ〜 いろんな意味。
奥様のブーツに水漏れ。 逆さまにしたらジャーッ!っと出てきた。
来年買い換えるつもりだったのだが・・・ また借金だよ (T-T)
帰り支度の最中、林道が鉄砲水で通行不能情報!
ガソリン残量一目盛り、、 岐阜まわりで帰れるのか?
スタンドはどこにある??? 田舎なんて大っ嫌いだーーーー!!!
な〜〜んて ハラハラドキドキの珍道中の末 現在に至る。 やれやれ♪
すったもんだぁ〜〜 by ヘロヘロ〜
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する