光明寺の紅葉🍁君尾山の大トチに逢いに古道を巡る
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- GPS
- 04:28
- 距離
- 9.6km
- 登り
- 619m
- 下り
- 625m
コースタイム
天候 | 小雨のち曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・上りの尾根は下部は自然林で上部は檜とクヌギの混生林、歩きやすい尾根 ・君尾山〜大トチ〜光明寺は一般登山道でマーキングある ※光明寺と仁王門間の参道を舗装工事中 11/30まで |
その他周辺情報 | 綾部温泉600円 |
写真
感想
若狭の低山でも紅葉は落葉を始めている。君尾山の大トチと光明寺のカエデの紅葉はどんな塩梅だろうか。大飯から県境を越え府道1号線の綾部温泉に到着すると8時半、取付き尾根を確認していると小雨が降って来た。
一旦高浜まで戻って暗雲が去るのを待つことにした。再び10時半に現地に入り府道沿いのアメダス設置広場に駐車してスタートする。小さな祠の裏手から取付く。枝尾根にはNHKの共聴ケーブルが通っているので踏み跡があることを期待して高度を上げて行く。
タカノツメとコシアブラの黄葉が見頃を迎えている。やがて檜の植林帯に入ると最近に間伐作業があったらしく切り枝が散乱している。歩きやすい尾根で檜とクヌギの混生林の急登を凌ぐと稜線に出る。
南北に通る林道を歩いて君尾山の三角点峰と本峰を踏んでから大トチに向かう。道の両側に生えているウリハダカエデは黄葉が見頃を迎えている。落葉の積もった林道を通り尾根を数十m下がると大トチに着く。老いた大トチは既に葉を落としている。幹回り10mの巨樹は中が空洞化して長い年月を耐えたことを物語っている。
下に見えている林道に下りると陽が射して黄葉が輝き心地よい。ブナは紅く染まっているが落葉しているものもある。見晴らしがよい所で簡単に食事を済まして光明寺に向かう。寺の裏手から失礼すると境内はイチョウの絨毯だ。古刹光明寺は静寂に包まれていた。
さてここから先が見どころなのだが今年はどうだろうか。長い石段をおりて参道に入ると一面の楓の紅が目に飛び込んで来る。正に見頃を迎えている。数年前から度々訪れているがこんなに見事なのは初めてだ。しかし石がゴロゴロして歩きにくかった参道は出来たての舗装路で通行禁止になっている。以前の方が趣があったがこれも致し方ないことか。通らないと帰れないので路肩を歩かせてもらうことにする。
一昨年に改修された国宝仁王門は紅ガラ塗りで鮮やかだ。仁王様が睨みを利かせているので謝っておく。百段ほどの石段を下りて駐車場に下り立つと青空が広がっていた。
車道を離れて地図上の破線の道を探す。尾根芯を下ると堀割れた古道が現れる。更に苔むした杉林の中の道を下って行くと石仏が所々に置かれている。どうやらこの道が昔の参道だったのではないだろうか。
古谷集落に出て府道を歩いていると旧奥上林幼稚園と小学校の校舎の前を通る。特に幼稚園は立派な木造校舎だ。平成17年に廃校になったようだ。廃校を見ると胸が切なくなる。駐車地は小学校の目の前だった。
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