護摩壇山、龍神岳、耳取山、千の時(道の駅から周回)、山頂部はもう冠雪【奥高野、和歌山県・奈良県】
- GPS
- 02:31
- 距離
- 7.0km
- 登り
- 369m
- 下り
- 370m
コースタイム
- 山行
- 2:15
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 2:25
道の駅ごまさんP 1109 ― 登山道入口 1114 ― 護摩壇山 1125/1128 ― 龍神岳 1140/1145 ― 電波塔のあるタワ 1149 ― 耳取山 1155/1156 ― 林道に合流(A) 1203 ― 林道から分岐(B) 1206 ― 千の時 1213/1218 ― (B) 1224 ― (A) 1226 ― 電波塔のあるタワ 1235/昼食/1252 ― 龍神岳 1259/1300 ― 護摩壇山 1310/1311 ― 森林公園入口 1323 ― 道の駅ごまさんP 1334
● 行動時間 2:25
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
(和歌山市内=道の駅ごまさんスカイタワーP) 道の駅P―護摩壇山―龍神岳―耳取山―千の時―龍神岳―護摩壇山―森林公園入口―道の駅P (道の駅P=和歌山市内) ●登山口へのアクセス ○道の駅「田辺市龍神護摩壇山ごまさんスカイタワー」 ・駐車台数は不詳だが、20〜30台は入りそう。無料 ・ごまさんスカイタワーに登るには300円必要。ただし、冬期休業。12/1〜3/31が休業期間 ・護摩壇山への登路は、スカイタワー等のある建物とトイレの間より延びる林道を進み、タワーの先で右手へと逸れていく人道がそれ |
コース状況/ 危険箇所等 |
○護摩壇山、龍神岳付近(道の駅〜護摩壇山〜龍神岳〜電波塔のあるタワ) ・最高峰龍神岳を挟むエリアは、石段整備されている部分も多く、平坦部のみが土の道となっている。ただし、本日のように凍っている場合には、段ではなく石の斜面になっているところは歩くに注意を要した ○耳取山、千の時付近(電波塔のあるタワ〜耳取山〜林道〜千の時) ・タワから耳取山への登り口には特に目印は見当たらない。二手に分かれる林道の間、鼻筋のような尾根に僅かに踏み跡があるので、それを進む。途中は時折赤テープがある。あとは慎重に踏み跡を探していく ・耳取山には、山名標示は見当たらなかった ・耳取山から千の時へと進むとさらに不明瞭な道となる。尾根が二手に分かれていくが、千の時を正面に見据えることになる左の尾根を下降する。林道から再び千の時を目指すが、ここもいかにも方向の合っているような薄い踏み跡から尾根を伝っていく。ここも顕著な道はないものの、時折ある赤テープと、なんとなくの踏み跡をたぐっていく。林道から千の時まではおおむね尾根の西面に道がある (いずれの記述も2021.12現在) |
その他周辺情報 | ●買う、食べる ・護摩壇山付近には店舗はない。冬期以外はスカイタワーに併設されているレストランが利用できる ・買い物は、高野龍神スカイラインに入るより前に済ませたほうがよい ●日帰り温泉 ・龍神温泉では「元湯」「丹生ヤマセミ温泉館」「季楽里」など日帰りのあるところは多数あるようだ。龍神温泉は、日本三大美人の湯の一つとされている秘湯 ・野迫川村側へと降りると「野迫川温泉ホテルのせ川」も日帰り入浴を扱っているようだ。また (2021. 11現在) |
写真
感想
冬期は夜間通行止めやチェーン規制などになってしまう高野龍神スカイライン。和歌山県の最高峰龍神岳やその盟友護摩壇山に行くにはこの道の利用が欠かせない。雪や氷の影響が出る前に行きたいと考え、偶然の空き日を利用することとした。
昨日は帰着が遅かったこともあり、出発は遅くした。というか、道路の凍結が怖いこともあって、ここ数回のような夜中出発を考える気にはならなかったこともある。和歌山から花園経由で護摩壇山へ。案の定、駐車場の手前から、木陰には雪が目に付く。
駐車場に降り立ち龍神岳を見上げると、山は白く薄化粧。さすがは1,300m、降雪があったようだ。
まずごまさんスカイタワーに登ろうかと思ったが、生憎にも12月1日から冬期休館中。道路の冬モードと一致しているわけではないようだ。残念だが、仕方がない。そのまま護摩壇山へ向かう。石段にもうっすらと積もった雪を踏みしめ、滑らないよう慎重に頂上へ。
護摩壇山頂は、あずまやこそあるのだが、殆どそれに場を占められている。猫の額だ。道は山方向からのものがあり、どれも同様の整備がなされているようだ。
山頂写真を撮り、あまり見通しの利かないそのピークを後にする。山頂周囲の木々には霧氷が付いておりキラキラしている。
次の龍神岳に向けては一直線の緩い下り尾根を進む。やがて下りも収まり、次は上りへ。坂道には石段が設置されている。登り切ると山頂。2007年に命名されたばかりの、まだ新しい県最高峰の山頂は、細長い。山頂の両肩には電波塔がある。一部は電波塔にも遮られるが、北面を除いて素晴らしい山岳ビューが広がっている。
今日は、先日よりもさらに天候に恵まれているようだ。東に横たわる大峰山脈では、盟主仏経ヶ岳だけではなく、さらに遠く大天井岳まで見えているようだ。
南を見ると、海まで見渡せる。文字通り快晴だ。
そもそもこちらが最高点とは知られていなかったというのもなんだか不思議なことだが、そうでもなければこのピークは龍神岳と名乗ることもなかったであろう。全周ではなく半周ではあるが、ビューポイントとしても素晴らしい場所だ。
龍神岳からさらに東へ。降りたところで山腹を巻いてきた林道と合流。しかも林道は尾根を挟んで北面と南面側とに分岐している。北側の林道はこの先の峰を経て神納川に至るようだ。南側は和歌山・奈良県境を南へと続いているようだ。しかし、どちらもここで「これより先、通行止め」となっている。
その二手の林道を分ける尾根筋の先に耳取山がある。取り付け点が不明瞭だが、行き先の山頂は見ているので、躊躇することなく、薄雪の積もる尾根に取り付く。薄雪ではあっても踏み跡と思しきものを追いかけることは可能で、足の裏でそれを追いかけつつ、登っていく。やがて最高点に到達。しかし山名標は見当たらない。そのまま次の「千の時」を目指す。
ここからの下降はやや不明瞭で、踏み跡も見当たらない。幸いにも冬枯れの中、これまた目指す「千の時」が見えており、そちら方面のつもりで降りていく。やがて尾根が二股に分かれていくが、山を正面に見る左手へと進むのが正しいようだ。やがて左側から林道が近づいてきて、尾根も林道に合流してしまう。林道をしばらく伝うと、千の時に向けての尾根が林道から右手へと分かれていく。ここにもそれらしき踏み跡があり、その尾根へと進む。
先ほどの耳取よりも長さのある尾根を登っていくと、やがて先に三等三角点の標石が目に入る。そしてその周囲の木々には「千の時」の名称標示が架かっている。「千の時」はあくまでも点名であって、山名ではない。ただしここは小ピークにもなっているので、山と思っても間違いではなかろう。
帰りは耳取山をショートカットし電波塔のあるタワで昼食。さらに龍神岳、護摩壇山を経て護摩壇山森林公園方面へと抜ける。帰りには、先ほどの雪や氷が溶けている。木々の霧氷も消えてしまっている。それほどに今日は日差しが強い
森林公園への道は尾根を伝い、やがて高野龍神スカイラインに降りる。降りたところが森林公園前の駐車場だ。ここからはスカイラインを歩いて戻る。城ヶ森山などを左に見ながらてくてくと歩く。
和歌山に来て、雪を見ることができるとは思っていなかった。そして、最高のビューを目にすることもできた。今日思い立って護摩壇山まで来てよかったなぁと思った。
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