新雪ラッセル 白木峰 林道大谷線
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- GPS
- 08:54
- 距離
- 24.2km
- 登り
- 1,148m
- 下り
- 1,146m
コースタイム
- 山行
- 8:06
- 休憩
- 0:49
- 合計
- 8:55
天候 | くもり 山頂は快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・アプローチ:大長谷温泉に駐車するつもりであったが、雪が少なく杉ヶ平キャンプ場までは入れた。ただし、積雪が多い場合は避けた方が良い。 ・この日は前日に降雪があり、林道ゲート手前からスキー走行可能。 ただし、杉ヶ谷辺りまで水流で舗装が出ているところがあるが、道端の雪で回避できた。気温が高いと道が出る可能性あり。 ・まだ雪が少なく夏道登山道までは数センチでツボ足の方が快適。 登山道は藪や小枝が障害になりそうなので、今回は林道一本勝負(遠回り)。 ・夏道登山道より林道上部は新雪ラッセルとなる。尾根の北側となり積雪も多め。 天気もガス気味で単調で時間が長く感じる。 ・標高1170mで尾根上の登山道とクロスして南斜面となり、 やがて九十九折れとなる。日差しが強いと急坂から落雪多数。 特に、駐車場から上部林道は雪崩が多いので雪の多い時期は歩かない方が良い。 通過できてもデブリが多くトラバースを要する。 ・山頂周辺は風や雨を避ける場所がない。また、視界が悪いときもコースをロストしやすい。 |
その他周辺情報 | ・大長谷温泉 冬期時間帯 12:00〜17:00 |
写真
感想
今週はじっくりと山スキーで雪山の感触を味わいたかったので
地元の山の中から、白木峰を行き先に選んだ。
この時期はまだ雪は少なく限られた斜面しか滑走できない。
今回は、良く知った林道歩きをメインに道具チェックしながら
山頂を目指す事にした。
夜明け前から大長谷に車を走らせた。
大長谷川沿いに走るころから雪が見え始める。
栃折の周辺の道路は拡張整備のため交互通行をしていた。
意外に雪は少なく、杉ノ平キャンプ場まで入ることができた。
気温は-1℃、曇の気象条件。天候は回復予定だが
登山中はどうだろうか。
登山準備をしていると一台車が上がってきた。
ツボ足登山者で白木峰は初めてとのこと。
先に出発する。
駐車場上部からスキーを履くことができた。
今日もトップレススキン500个妊好拭璽函
林道大谷線のゲートを通過。
杉ヶ谷の橋まで何カ所か水で雪切れしていたがそのまま踏破。
後ろからツボ足登山者が来たが追い越していった。
雪も軽く数センチしかないので歩きやすい。
こちらはマイペースで標高を上げる。
夏道登山道入口で先行者と合流して少し会話する。
積雪が少なく登山道は藪がうるさいので林道を進むことにした。
ここからは足跡無し。雪もブーツラッセルになってきた。
新雪なので軽いのが救いだが、次第に雪も深くなってきた。
標高963mのお地蔵さんのところで休憩し、さらに進む。
少し雪が増えトップレススキンが滑りだしたので、
途中で下にずらすと安定した。
この区間は北斜面で積雪も多めだ。
ひたすらラッセルで単調で時間が長く感じた。
夏道とのクロスすると標高1170mくらいだ。ガスが掛かりだし肌寒い。
先行者はすでに登山道で上部に進んでいた。
ここからは南斜面だがガスの中で遠くはかすむ。
さらに東進すると九十九折れ区間になる。
ここからは雪が深くなると雪崩が多いところだ。
最初のヘアピンカーブを曲がり真っ直ぐ行った所が駐車場とトイレだ。
トイレの陰で風を避けて小休憩。
水と食料を取るが、天候はガスっている。
疲れもでてきたが、まだ時間があるので上を目指そう。
駐車場の上にあるゲートを通過。
ここから上は雪崩のデブリで一度撤退したことがあるので
気を引き締める。
まだ雪が少ないので、普通の積雪状況だ。
標高を上げても雪はそれほど深くはなっていない。
ヘアピンを曲がり更に進むと以前デブリで撤退したところに近づく。
やはり少し林道中央にデブリがあり薄く雪を被って凸になっている。
そこを越そうとしたらシールが通常よりも滑った。
さらに厄介な斜面がでてくると嫌なので、
ここで通常タイプのトップレススキンに交換する。
シール交換は普通の登山ではありえないが、ここからが本番ということ。
ショートタイプに比べてしっかりと雪面を捕らえていることを実感。
やがて林道は登山道と合流する。登山道を覗きこむと藪が酷く滑れたものではない。
先行者の足跡も登山道ではなく林道を進んでいた。
自分も避難小屋を目指して林道を進む。
相変わらず粉雪のラッセルが続く。
標高が高くなると風が出てきて寒い。
疲れも出てきたが日差しが差し込んできた。
避難小屋を過ぎる。先行者は避難小屋に向かっていたが
そのまま林道で山頂に乗り上げよう。
次第に雲が切れ眼下に雲海が広がる。逆光の樹氷も見事だ。
雪が軽く風で飛ばされて沈むことなくスキーで快調に歩けた。
目の前に、雲海と白山と金剛堂山が飛び込んできた。
見事であった。ガスの林道が嘘のようだ。
ヘリポートから広々とした山頂広場に登り上げる。
東には北アルプス、北には仁王山が見下ろせる。
風が強くすぐに寒くなるが、山頂まですぐであった。
雪は少なく山頂の看板や木道も出ていた。
北斜面を期待していたが笹が出ており滑走は止めておこう。
草トラップにはまると大変だ。
さて、景色を満喫、素晴らしい世界であった。
戻る時間が来たのでシールを剥がして滑走モード。
林道をそのまま下る。
柔らかい雪が続くが緩斜面も多いので気が抜けない。
写真を取りながらトレースを追って下山する。
やがて、ガスに囲まれ視界が悪くなる。
帰りは速いが太腿が辛くなってくる。
杉ヶ谷の橋の辺りから熱で雪が融けて舗装が出てきた。
道の脇の雪を拾いながら滑るが石も隠れており厄介。
早めにスキーを脱いで歩き、最後はシートラで下山。
これは予想外で時間がかかり疲れてしまった。
先週はトレースを終日利用できたが、今日は真逆。
ラッセルに集中して最後は雲海を抜け大逆転。
素晴らしいご褒美でした。
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