雪訓2班(富士山)
- GPS
- 14:07
- 距離
- 11.0km
- 登り
- 1,137m
- 下り
- 1,358m
コースタイム
- 山行
- 6:14
- 休憩
- 2:03
- 合計
- 8:17
- 山行
- 1:46
- 休憩
- 1:32
- 合計
- 3:18
天候 | 2021/12/11(土)晴れ 2021/12/12(日)晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年12月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
佐藤小屋は週末のみ営業(?)。トイレ含め、土曜の早い時間は閉まっていた。 トイレは200円/回。 |
予約できる山小屋 |
里見平★星観荘
|
写真
感想
富士山五合目〜六合目付近で、所属山岳会の雪上歩行訓練。
コロナ禍になってから班毎に実施場所を検討するようになり、今年も同様。
事前に上越、北アルプス、八ヶ岳等の積雪状況を確認し、結果富士山とする。
●富士山を選択した理由
・多少岩混じりのほうが、アイゼンでの雪上歩行訓練になる。
・富士山での雪訓のセオリーを会員に伝える。
(登山口での対応、積雪箇所、道路・斜面・沢筋を使って出来る事など)
●富士山(五合目〜六合目)の状況
・二合目前から数〜10cm程度の積雪あり。よって、凍結スリップなし。
・佐藤小屋周辺は、30cm程の積雪。登山道周辺の斜面も同様。
(モフモフでアイゼンを利かせるという感覚ではない。滑落停止も止まってしまう。)
・指導センターから上の斜面は、クラストした箇所あり。
●訓練内容
・事前に情報収集、当日の気温・風向き・風速の確認
・パッキング、ウエアリング(汗をかかないよう)
・装備、グローブの装着方法(リーシュが下、持ち替えられるか等)
・アイゼンあり、無しでの歩行(斜面の登下降(直滑降・つづら折り)、トラバース)
・ピッケルの使い方
・耐風姿勢、滑落停止(初動停止)
・ルーファイ
・ラッセル時の役割、先頭交代等
・グローブを付けての懸垂下降
・雪崩れについて、ビーコン・プローブの説明(宝探しもやってみる)
・テント生活(荷物のまとめ方、水作り)
<感想>
ここ数年「雪の無い雪訓」になりがちな富士山での雪訓ですが、今年は二合目前から積雪あり。
「やってみるではなく、出来るようになる」が目標な為、ひたすら歩く。
今回は、固まらない乾雪の膝下ラッセルやクラストした斜面、岩の出た箇所の通過等実施できた。
自由に登る(自分で考えて方法を選択する)時間多めにしたが、メンバーによっては最初に歩行方法(逆ハの字、フロントポイント、スリー・ナイン、トラバース等)を固定して歩く時間を多めに取ったほうがよいかも。
岩混じりやクラストした斜面に「アイゼンをきかせる」という感覚を掴むには良い雪だった。
この2日後に赤岳に行った際の下りは「固まらない雪でアイゼンが刺さらず、一歩おくと50cmほど流れる」という斜面だった。アイゼンに加え、体重移動と体幹が重要。
お疲れ様でした! & 食担ありがとうございました!
CLが気の利かない分、SLが持ってきてくれたバウムクーヘンでプチクリスマス仕様(嬉)。
同期同士3名が、お互いの歩行を見てアドバイスし合っているのが良かったです。
怪我なく雪上訓練が終了出来て良かったです。
今季も楽しい雪山シーズンになりますよう。
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