槍、穂高縦走 大キレット経由岳沢へ
- GPS
- 80:00
- 距離
- 31.6km
- 登り
- 2,810m
- 下り
- 2,813m
コースタイム
6:00上高地---8:30横尾---16:00殺生ヒュッテテン場
2日目
5:20殺生ヒュッテテン場---6:00槍ヶ岳山荘---6:40槍ヶ岳---10:00南岳小屋---13:30北穂高小屋---15:00北穂南稜テン場
3日目
5:30北穂南稜テン場---7:40涸沢岳---8:20穂高岳山荘---9:40奥穂高---12:10前穂高---15:30岳沢ヒュッテ
4日目
5:30岳沢ヒュッテ---7:30上高地
天候 | 1日目 晴れ 夕方雨 2日目 曇りのち晴れ 3日目 晴れ 4日目 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
コース整備が行き届いているので特に問題は無いと思いますが、落ちたらアウトの箇所が多いので集中力を切らさないことが大切だと思います。 |
写真
感想
1日目
大キレットを歩いてみたい、というのが今回の山行の主な動機。大キレットというネーミングがなんともいえない迫力をかもしだしています。
今回は北アルプスが初めてのKさんとテント泊縦走。
初日はとりあえず殺生ヒュッテまで。
上高地からの長い長い水平道のあとは槍沢の緩くて長い登り。
残雪が緑に映えてすばらしい景色。
天気はまずまずだったが午後からだんだんと雲行きが怪しくなり殺生ヒュッテが近づく頃には雨がポツリポツリ。
カッパ着用での最後の登りが辛いがどうにかテン場に到着。
Kさんもかなり疲れた様子。
殺生ヒュッテのテン場は半分ほどテントで埋まっていた。
ここで装備トラブル2件発生。
テントを張るときポールを一本折ってしまった。
たぶんポールの接続が甘かったのだろう。添え木にテーピングを巻きつけて応急修理をしたがテントの形がなんともいびつになってしまった。
何とか残りの日数折れずに持ちこたえられるか。
さらに地面に無造作に置いていたハイドレーションパックの上に石が落ちて穴が開いてしまった。新品だったのに・・・。
予備の折りたたみ水筒でしのぐしかない。
初日からの不注意による装備トラブルはこたえる。
2日目
予定では槍のピークを踏んだあと大キレットを越えて北穂のテン場まで。
天気は快晴でまずは槍の往復から。さすがにこの時期は人が多く渋滞となる。
20年ぶりに踏んだの槍のピークは感慨もひとしお。
その後大喰岳、中岳、南岳と爽快な稜線歩きが続き、いよいよ大キレットへ。
南岳小屋から急降下すると痩せ尾根の連続。高度感はあるがクサリ、はしごが完璧に取り付けてあるので特に危険は感じない。
最後の北穂の登りがけっこういやらしく落石に神経を使いながらの急な登りが続くので体力的にも精神的にも疲れる。
ヘロヘロになりながらも北穂穂小屋に到着し、生ビールを注文。テラスで大休止した後テントの受付を済ませて本日のテン場へ。
それにしてもテントサイトが小屋から遠すぎる。これでサイトを管理できるのか?
しかしロケーションは最高。
なつかしい北穂東稜を眺めながらKさんとビールで乾杯。
3日目
昨夜半から吹き始めた風が強く、視界もいまいち。
まず奥穂までの縦走路。このルートは登山者も少ない。
ペンキマーク通りに進めば特に問題ないが涸沢槍の登りが高度感バッチリ。
涸沢岳を通過し登山者で溢れる穂高岳山荘に到着。
奥穂山頂まではアリの行列状態で山頂でも写真の順番待ち。
しばらくすると青空も見えてきた。写真を撮ってさあ前穂にGO!
ここからは急に登山者が減って静かな山歩きになるが吊尾根が結構長い。
途中ヤマケイのDVD撮影隊を追い越し紀美子平にザックをデポして前穂往復。
これで今回3000m峰8座目。
あわよくばこのまま上高地まで下山を目論んでいたが重太郎新道の下りでもう膝のダメージが限界。
岳沢ヒュッテ脇にテントを張りもう一泊することにする。
ここまで来るともうすっかり下界気分。
アルプス最後の夜はひときわビールが進んだ。というよりちょっと飲みすぎた。
4日目
最終日、緩い下りを一気に上高地まで。
天気にめぐまれ、本当にラッキーだった。
あーー、でもまた膝に水がたまってしまった。
Kさんもはじめてのアルプスを満喫できただろうか?
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