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Yamareco

記録ID: 3843900
全員に公開
雪山ハイキング
四国

天狗ノ森〜五段高原☆雪の四国カルストへ

2021年12月18日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
1
日帰りが可能
GPS
02:06
距離
6.8km
登り
225m
下り
256m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
1:56
休憩
0:10
合計
2:06
14:45
29
15:14
15:14
25
15:39
15:39
35
16:14
16:24
27
五段高原
16:51
16:51
0
16:51
ゴール地点
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2021年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
星降るヴィレッジTENGU(かつての天狗荘)より
南に不入山とその彼方に広がる太平洋
2021年12月18日 14:44撮影 by  E-PL6 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
12/18 14:44
星降るヴィレッジTENGU(かつての天狗荘)より
南に不入山とその彼方に広がる太平洋
登ってきた道路と南に連なる山並み
2021年12月18日 14:45撮影 by  E-PL6 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
12/18 14:45
登ってきた道路と南に連なる山並み
午後の陽光に照らされた四国カルストを背後に
まずは天狗の森に向かって出発
2021年12月18日 14:47撮影 by  E-PL6 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
12/18 14:47
午後の陽光に照らされた四国カルストを背後に
まずは天狗の森に向かって出発
瀬戸見の森から四国カルストを眺めて
2021年12月18日 15:00撮影 by  E-PL6 , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/18 15:00
瀬戸見の森から四国カルストを眺めて
霧氷の樹林
2021年12月18日 15:01撮影 by  E-PL6 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
12/18 15:01
霧氷の樹林
天狗の森へ
2021年12月18日 15:02撮影 by  E-PL6 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/18 15:02
天狗の森へ
不入山も雪に霞んできた
2021年12月18日 15:11撮影 by  E-PL6 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/18 15:11
不入山も雪に霞んできた
黒滝山とその左手に山頂が大きく削られた鳥形山
2021年12月18日 15:14撮影 by  E-PL6 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/18 15:14
黒滝山とその左手に山頂が大きく削られた鳥形山
天狗の森
2021年12月18日 15:14撮影 by  E-PL6 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/18 15:14
天狗の森
再び霧氷の樹林に
2021年12月18日 15:25撮影 by  E-PL6 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
12/18 15:25
再び霧氷の樹林に
霧氷
2021年12月18日 15:26撮影 by  E-PL6 , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/18 15:26
霧氷
瀬戸見の森より再び四国カルストを展望
中央のピークが五段高原の五段城
北から黒い雪雲が山頂を覆い始めている
2021年12月18日 15:27撮影 by  E-PL6 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/18 15:27
瀬戸見の森より再び四国カルストを展望
中央のピークが五段高原の五段城
北から黒い雪雲が山頂を覆い始めている
いざ四国カルストへ
西陽に黄金色に輝く笹原の草原とその背後には瀬戸見の森
2021年12月18日 15:52撮影 by  E-PL6 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/18 15:52
いざ四国カルストへ
西陽に黄金色に輝く笹原の草原とその背後には瀬戸見の森
雪に烟る瀬戸見の森
2021年12月18日 15:57撮影 by  E-PL6 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/18 15:57
雪に烟る瀬戸見の森
カレンフェルト
2021年12月18日 15:58撮影 by  E-PL6 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/18 15:58
カレンフェルト
五段高原に向かって
2021年12月18日 15:58撮影 by  E-PL6 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
12/18 15:58
五段高原に向かって
夢幻的な草原を辿る
2021年12月18日 16:00撮影 by  E-PL6 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/18 16:00
夢幻的な草原を辿る
ベージュ色の草原の中に伸びる白い筋
2021年12月18日 16:04撮影 by  E-PL6 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4
12/18 16:04
ベージュ色の草原の中に伸びる白い筋
荒涼とした五段高原のカレンフェルト
2021年12月18日 16:14撮影 by  E-PL6 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/18 16:14
荒涼とした五段高原のカレンフェルト
五段高原から西の姫鶴平方面を望んで
2021年12月18日 16:18撮影 by  E-PL6 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/18 16:18
五段高原から西の姫鶴平方面を望んで
雲のせいか雪のカルスト台地は荒涼とした雰囲気
残念ながら夕空は望むべくもない
2021年12月18日 16:20撮影 by  E-PL6 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/18 16:20
雲のせいか雪のカルスト台地は荒涼とした雰囲気
残念ながら夕空は望むべくもない
雲の合間からこぼれ落ちる夕陽
2021年12月18日 16:25撮影 by  E-PL6 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/18 16:25
雲の合間からこぼれ落ちる夕陽
最後はトンネルを潜って
2021年12月18日 16:42撮影 by  E-PL6 , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/18 16:42
最後はトンネルを潜って
星降るヴィレッジTENGUは県境にあるらしい
2021年12月18日 16:50撮影 by  E-PL6 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/18 16:50
星降るヴィレッジTENGUは県境にあるらしい

感想

今回の高知への出張は四国カルストを訪れるのが楽しみであった。四国カルストの高度1400mの山上にある天狗荘は「星降るヴィレッジTENGU」という名前のホテルとなり今年の7月にリニューアル・オープンしたばかりだ。週末はかなりの人気のようで、予約した時には最後の一室であった。

しかしよりによってこの週末にはかなり強い寒波が日本列島を襲い、四国のこのあたりでは金曜日から雪の予報となっている。驚いたことにホテルは雪の時には山麓まで送迎バスを運行するという。

高知空港へのフライトが遅れたせいもあるが、高知空港に家内を迎えに行き、途中で買い物と小休憩をしながら山麓の津野町に向かうと、送迎バスの時刻の14時の少し前に到着する。14時の送迎バスは我々の他には客はいないので、早めに出発してくれる。運転手の話によると次の15時の便では20人以上の予約があるらしい。

県道を北上すると谷の奥に冠雪した四国カルストが見える。30分ほどの運転で一気に標高1000mほど登るらしい。高度が上がるにつれて好展望の道路からは車窓に四万十源流の山、不入山が見える。当初は翌日にこの山に登ろうと計画していたが、翌朝は雪の予報だ。それ以前に「積雪で登山口までたどり着くことは到底無理でしょう」と運転手に窘められる。

ホテルに到着した時には上空は晴れており、明るい日差しが降り注いでいる。しかし、この四国カルストがある県境を挟んで北側は重苦しい雪雲が広がっており、眺望は全く得られない。部屋にチェックインすると準備を整えていざ出発だ。

南には不入山の展望が大きく広がる。山頂から東に伸びる尾根には数多くの風車が目に入る。風の里公園と呼ばれるところで、標高約1000mの尾根には20基の風車が立ち並んでいるらしい。その先では須崎のあたりはすっかり晴れ空が広がっているようだ。

まずは天狗の森を目指す。手前のピークは瀬戸見の森と呼ばれるところだ。四国の山は山名に森がつくところが多い。山名からは平坦な山を想像したくなるが、この瀬戸見の森は明らかに鋭峰だ。しかしピークから東西に伸びる尾根は傾斜が緩いのだろう。

樹林の尾根を緩やかに登り、ピークにたどり着く。ピークから西側には展望が開けており、陽光を浴びて四国カルストの緩斜面が輝いているのが見える。

天狗の森に至ると東に伸びる稜線には雪はほとんど積もっていないようだ。尾根上のピーク黒滝山の左側に山頂部が大きく削られ平坦になった台地が目に入る。石灰岩の採石で山が削り取られた鳥形山だ。

尾根を引き返し、再び瀬戸見の森から四国カルストを展望すると、景色は雪に烟り初めている。先ほどまでは雲の合間から黄金色の光が降り注いでいたが、雲が多くなり、稜線も雲に飲み込まれそうだ。

ホテルを通り過ぎていよいよ四国カルストに向かう。尾根の北側斜面には霧氷を纏った樹林が広がっていたが、遊歩道は広い尾根の南側を通ることになる。遊歩道の周囲には冬枯れのベージュの草原が広がり、その中を積雪した遊歩道が白い一筋の線となって伸びてゆく。まばらに散在するカレンフェルトの石灰岩が黒々としたアクセントを与えている。

緩やかな起伏を描く草原の丘陵はなんとも夢幻的な雰囲気だが、雲の合間から落ちる陽光が消えるとカレンフェルトの広がる台地は途端に荒涼とした雰囲気が漂うようになる。県境稜線の上の林道に合流すると五段高原の西側の展望が広がるところまで歩いてみる。

五段高原のあたりは途端いカレンフェルトの石灰岩が非常に多く見られる。荒涼とした草原の先では風力発電のための大きな風車が羽根を回転させていた。無機的な風車が風景の寒々しさをさらに際立たせているように思われた。

雲の向こうで陽が沈んだせいか雪が降り始めたせいか、急速に温度が低下してゆくのが感じられる。帰路は林道を辿ることにしたが凍結した舗装路は非常に滑りやすく危険きわまりない。最後はトンネルと潜ってホテルに帰着する。振り返ると景色は降りしきる雪の中に消えていた。ホテルに戻ると雪景色を眺めながら早速にも暖かい風呂に浸かって身体を温めることが出来るのがなんとも有難かった。

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コメント

こんにちは

やまいずさんの行動力に感心したりびっくりしたり です

カレンフェルト 造形の妙  光の加減か寂しげですね
2021/12/22 17:28
olddreamerさん コメント有難うございます。
家内はひろめ市場に惹かれて高知に来たんだと思います。
四国カルストはなかなか魅力的なところで、季節が違えば雰囲気もガラリと変わることと思います。
2021/12/23 22:34
プロフィール画像
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