蓼科山（今季初の雪山登山は新雪パウダースノーに翻弄されラッセル＆踏み抜き祭り!!)

2013年12月22日(日) [日帰り]

• GPS: 07:03
• 距離: 10.0km
• 登り: 1,000m
• 下り: 1,002m

コースタイム

9：15ゴンドラリフト乗車〜9：30リフト降車（トイレ有り）〜10：00七合目登山口(鳥居）〜11：10天狗の露地〜12：00蓼科山荘〜(※ラッセル祭り!!）13：50蓼科山山頂〜14：20蓼科山荘〜14：54天狗の露地〜15：20馬返し〜15：30七合目登山口〜16：00下りリフト乗車）〜16：15ゴンドラリフト降車
※蓼科山荘から山頂までスノーシューなしのため尋常じゃなく時間がかかりました。
　新雪パウダースノーなので、アイゼンはなくとも登れました(持参したものの使用せず）が、かんじきは必携でした。

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

駐車場：白樺高原観光案内所隣の無料駐車場利用(朝8時頃には満車状態、少し離れたところにもう1か所無料駐車場有）
蓼科牧場ゴンドラリフト大人1名往復900円（9：00〜16：30）

コース状況／危険箇所等

登山ポストはゴンドラリフト降り場と七合目登山口にありますが、要筆記用具持参
登山バッジは観光案内所向かいのお土産物屋さんにありました

温泉は「河童の湯（大人1名400円）」へ（7：00〜21：30、木曜定休）
露天あり、この日は空いていました！

写真

12/22 7:50

あれが蓼科山！

12/22 9:25

ゴンドラリフト降車場から下界の眺め

12/22 9:25

この日の気温マイナス3度
木々も凍り付いています

12/22 9:35

ここから出発！新雪パウダースノーがお出迎え

12/23 14:19

諏訪と言えばの御柱
威風堂々のたたずまい

12/23 14:20

木立の中を歩くのは気持ちよく

12/22 9:51

ん？これは何の足跡？
シカ？ニホンカモシカ？

12/23 14:21

真っ青な空に白銀の木々

12/22 9:59

蓼科山にご挨拶

12/22 10:01

ここが七合目登山口
無事に戻ってこられますように！

12/23 15:07

少しずつ斜度は上がりますがノーアイゼンで大丈夫

12/23 14:24

ストック＆キックステップで進みます

12/22 11:58

ここが蓼科山荘

12/23 15:07

さらに雪深く、踏み抜き祭りスタート！

12/22 12:46

雲の流れは速く
下界が見えたり隠れたり

12/23 14:26

相方も絶賛踏み抜き祭り中
なかなか登ってこられず

12/22 13:53

ようやく山頂！今日は登ってやったーって感じ

12/22 13:54

三角点にもご挨拶

12/23 14:28

しかしリフト時間迫るため、滞在5分で急ぎ下山

12/22 14:54

天狗の露地で一休み

12/22 15:18

馬返しって、馬も引き返す坂道ってこと?!

12/22 15:29

巻きで七合目登山口へ

12/23 15:09

御柱さん、ただいま！

12/23 15:09

無事に下山お疲れ様

撮影機器：

TG-1 OLYMPUS IMAGING CORP.

TG-2 OLYMPUS IMAGING CORP.

感想

ayanaram

3連休の真ん中22日に行ってきました八ヶ岳は蓼科山
気温マイナス予報に、極厚手の長靴下をモンベル諏訪店にて急きょ購入（これよかったです）

当日は朝7時半に白樺高原観光案内所横の無料駐車場に到着
ゴンドラリフト営業は9時からですが、それに合わせてきては駐車場が遠くなりそうな予感がするほど
スキーヤーが(ここはスノボ禁止、登山客は皆無、、）続々集結
スキー場っていいですね、暖かい休憩室に暖かいトイレ！極楽です

ゆっくり準備して9時過ぎにリフト乗車
リフト降車の際、リフト営業時間の16時半までに戻ってきてくださいねーと係員さんに言われ、
その時は全然大丈夫と思っていましたが、、

リフト降車地点にも暖かいトイレがあり、準備を済ませて9時半いざ登山開始
最初は、幸せの鐘を鳴らしたり、御柱越しの蓼科山に見とれたり、、
トレースもついていましたし、マークも看板も至る所にあり、進路がわかりやすく
白銀と凍える木々たちの静かな世界に浸りつつ余裕で雪と戯れながら歩きます

と、このあたりでハイドレーションが凍りつき出なくなりました
そりゃそうですね、氷点下ですから、、急きょ持参したサーモスでの給水に変更、
温かいお湯淹れてもってきていてよかったー備えあれば、、です

そして七合目登山口に到着
ここまでけっこう時間がかかっていたのですが、この時点ではまだあまり気にせず
立ち止まると寒いので、最低限の行動食を時々とりながら、次第に雪深くなる道をさらに進みます
こんな感じで蓼科山荘までなんとたどり着くもこの時点ですでに12時
余裕だと思っていた登頂に暗雲が立ち込めてきました、、

スノーシューあれば、楽だったのかなあとほんのり思い始めたのも後の祭り
いよいよここから鬼のようなラッセル＆踏み抜き祭りがスタート！
トレースの上を歩いているにもかかわらず、ひざ上までズボズボ、、ストックも地中深くどこまでもささっていく〜
手強いのは雪下に隠れている巨岩、どこに足をついても滑る〜よじ登れず〜
最後は膝をついてひざ下全部を使って(足が即席スノーシュー状態）ヨチヨチ歩きでよじ登り前進
こうすると膝は冷たいけど埋もれなくて済み、確実にすすめますが、体力の消耗は甚だしく、、
しかし登頂したいという気持ちが勝り、全身で一歩ずつ進みます

こうやって新雪パウダースノーに翻弄されながら格闘すること2時間
ついに、待ちに待った、最後諦めかけもした、かの待望の山頂へ！
もう本当に、今回は苦労した分「登ってやった！」という気持ちいっぱい
誰もいない貸切の山頂で相方としばし激闘を称えあいました！！

山頂は雲の流れも速く、時折眼下に絶景が顔を出しますが、何せ強風極寒
しかも、時間も押せ押せなので、広い山頂を堪能する暇もなく、食事休憩もとらず、ともかく下山開始
なんとしても16時までにリフトに乗るため、急ぎ下ります。

登り2時間かかったところ、下り30分ペースで駆け降り、時にシリセードも駆使しながら
なんとか16時前にリフト乗り場へ帰着
やーたいへんだったー！寒かったー！！おなかすいたー！！！
でもともかく2人とも無事に登頂し、ケガなく下山できたことに感謝して、ゴンドラリフトに乗りました

下山後、凍えた体を「河童の湯」で温め、帰路へ着きました

冬山は、やはり、当たり前ですが、晴れていても厳しい！
私、幼いころから地元スキー場でさんざん雪に親しみ、冬山に触れてきた身ですが
雪山登山はまた違った厳しさと面白さがある、としみじみ思った山行きでした

相方と、素晴らしき蓼科山に感謝しつつ、今年一年の無事をありがたく思いつつ、
2014年も健康で、楽しく、仲良く山へ行きまーす！！(完）