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Yamareco

記録ID: 3858158
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雪山ハイキング
日光・那須・筑波

鬼が面山 - 大寒波の前でぎりぎりセーフ

2021年12月25日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:22
距離
14.4km
登り
794m
下り
786m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:06
休憩
0:07
合計
6:13
7:16
138
9:43
9:49
65
10:54
10:54
84
12:18
12:18
79
13:37
天候 晴れのち小雪
過去天気図(気象庁) 2021年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
登山口そばのスペースに駐車しました。
(深山ダム駐車場のトイレは閉鎖中)
コース状況/
危険箇所等
<スタート〜鬼が面山>
徐々に積雪量は増えますが、せいぜい10cm程度。一部吹き溜まりはあるものの大きな問題は無し。
<鬼が面山〜沼ッ原湿原>
沼ッ原湿原手前までの稜線上が本ルート最大の難所。強風で雪が飛ばされ歩きやすい場所がごく一部あるだけで、多くはうねった雪庇のような吹き溜まりで難儀(最大で片足が埋まるくらい)。稜線を降り沼ッ原湿原に近づくと積雪量は15〜20cmほどだが、吹き溜まりが無いので精神的に楽。
<沼ッ原湿原〜沼原湿原分岐>
積雪量は15〜20cmだが、吹き溜まりが無く概ね一定量なのでそれほど苦労しない。高度を下げるに従い5cm程度となる。麦飯坂に入るまでのカラ松林が積雪によりルートが判り辛い。
<沼原湿原分岐〜ゴール>
5km超の林道歩き。終始積雪は消えないが量は少なく問題なし。
その他周辺情報 鬼が面橋から奥は、2022/3/30まで冬季通行止めです。
ファイル
計画ルート図
(更新時刻:2021/12/25 18:49)
来てしまった。。。上はどれほどの積雪量なんだろう。
計画通り正面の橋から戻って来れるのか。
2021年12月25日 07:24撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
4
12/25 7:24
来てしまった。。。上はどれほどの積雪量なんだろう。
計画通り正面の橋から戻って来れるのか。
不安を抱えたまま、「行って来ま〜す。」
2021年12月25日 07:25撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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12/25 7:25
不安を抱えたまま、「行って来ま〜す。」
深山湖を右手に見ながら、汗をかかない程度のペースで歩く。
2021年12月25日 07:33撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
3
12/25 7:33
深山湖を右手に見ながら、汗をかかない程度のペースで歩く。
対岸にはお気に入りの反射板ピーク(要拡大)。
アッチでも十分楽しめたかもしれないなぁ。
2021年12月25日 07:34撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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12/25 7:34
対岸にはお気に入りの反射板ピーク(要拡大)。
アッチでも十分楽しめたかもしれないなぁ。
落石多し。
2021年12月25日 07:49撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
1
12/25 7:49
落石多し。
この石段から本格的な登りです。
2021年12月25日 08:08撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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12/25 8:08
この石段から本格的な登りです。
雪が途切れなくなったこの辺で、久しぶりのチェンスパを履いた。
2021年12月25日 08:44撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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12/25 8:44
雪が途切れなくなったこの辺で、久しぶりのチェンスパを履いた。
少し前から「もしや」とは思っていたが。。。
早く寝てください。
2021年12月25日 09:06撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
9
12/25 9:06
少し前から「もしや」とは思っていたが。。。
早く寝てください。
急登が一段落。
2021年12月25日 09:20撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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12/25 9:20
急登が一段落。
林道との合流点に到着。しばし休憩。
2021年12月25日 09:21撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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12/25 9:21
林道との合流点に到着。しばし休憩。
登山道上にある山名板。3回目にして初めて見たよ。
実際のピークはヤブの中だから、仕方ないのかな。
2021年12月25日 09:47撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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12/25 9:47
登山道上にある山名板。3回目にして初めて見たよ。
実際のピークはヤブの中だから、仕方ないのかな。
稜線上はこんな感じ。
見た目より深い。
2021年12月25日 09:50撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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12/25 9:50
稜線上はこんな感じ。
見た目より深い。
シカの足跡を辿れば少しマシ。
2021年12月25日 09:53撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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12/25 9:53
シカの足跡を辿れば少しマシ。
体力よりメンタルがやられそう。
2021年12月25日 10:00撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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12/25 10:00
体力よりメンタルがやられそう。
1300級ピークには、「中頭山」と書かれた杭が立っていた。これも新発見。
2021年12月25日 10:08撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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12/25 10:08
1300級ピークには、「中頭山」と書かれた杭が立っていた。これも新発見。
ここだけ雪が飛ばされて歩きやすい。
2021年12月25日 10:17撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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12/25 10:17
ここだけ雪が飛ばされて歩きやすい。
撤退を悩みながらも稜線をなんとか歩き通した。これで沼ッ原湿原までは行けそうだ。
2021年12月25日 10:22撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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12/25 10:22
撤退を悩みながらも稜線をなんとか歩き通した。これで沼ッ原湿原までは行けそうだ。
下り斜面から沼ッ原調整池が見えた。
やっぱり大きいなぁ。
2021年12月25日 10:23撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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12/25 10:23
下り斜面から沼ッ原調整池が見えた。
やっぱり大きいなぁ。
積雪量はこんな感じ。雪質はパウダーとは言えないがけっこうサラサラだった。
2021年12月25日 10:40撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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12/25 10:40
積雪量はこんな感じ。雪質はパウダーとは言えないがけっこうサラサラだった。
振り返って。
2021年12月25日 10:45撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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12/25 10:45
振り返って。
沼ッ原湿原に到着。
当然ながら人の気配なし。
2021年12月25日 10:46撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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12/25 10:46
沼ッ原湿原に到着。
当然ながら人の気配なし。
朝は見えていたのに、スッカリ雪雲に覆われてしまった裏那須。
2021年12月25日 10:49撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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12/25 10:49
朝は見えていたのに、スッカリ雪雲に覆われてしまった裏那須。
小雪が舞い始め、白笹山の山頂も見えず。
2021年12月25日 10:50撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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12/25 10:50
小雪が舞い始め、白笹山の山頂も見えず。
木道を踏み外さないように。
2021年12月25日 10:53撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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12/25 10:53
木道を踏み外さないように。
奥の東屋でコーヒーを飲みながら、この先どうするかを検討した。
2021年12月25日 10:55撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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12/25 10:55
奥の東屋でコーヒーを飲みながら、この先どうするかを検討した。
板室温泉に降りることも考えたが、リスクはそれほど変わらないと判断し、計画通りに続行することを決断。吉と出るか凶と出るか。
2021年12月25日 11:21撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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12/25 11:21
板室温泉に降りることも考えたが、リスクはそれほど変わらないと判断し、計画通りに続行することを決断。吉と出るか凶と出るか。
樹林帯なのでそれほど風の影響は受けないだろうとの予想は正しかったようだ。積雪量は安定している。
2021年12月25日 11:45撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
2
12/25 11:45
樹林帯なのでそれほど風の影響は受けないだろうとの予想は正しかったようだ。積雪量は安定している。
下りということもあって、むしろ楽しくなってきたぞ。
2021年12月25日 11:46撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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12/25 11:46
下りということもあって、むしろ楽しくなってきたぞ。
無事に下山できますように。
2021年12月25日 11:49撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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12/25 11:49
無事に下山できますように。
あちゃー!?
でも丁度ヘアピンの場所だったのでセーフ。
2021年12月25日 11:50撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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12/25 11:50
あちゃー!?
でも丁度ヘアピンの場所だったのでセーフ。
ほぼ麦飯坂は終了し、積雪量もだいぶ減った。
2021年12月25日 12:07撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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12/25 12:07
ほぼ麦飯坂は終了し、積雪量もだいぶ減った。
雪解けで水量多め。今日までは気温が高めらしい。ぎりプラスかも知れない。
2021年12月25日 12:09撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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12/25 12:09
雪解けで水量多め。今日までは気温が高めらしい。ぎりプラスかも知れない。
鹿さんにとっては大助かりだね。
2021年12月25日 12:12撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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12/25 12:12
鹿さんにとっては大助かりだね。
沼原湿原分岐に無事到着。
(裏に麦飯坂経由沼原の案内が記されている)
2021年12月25日 12:17撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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12/25 12:17
沼原湿原分岐に無事到着。
(裏に麦飯坂経由沼原の案内が記されている)
さて後は長〜い林道歩きだが、気分は既に下山完了。
2021年12月25日 12:19撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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12/25 12:19
さて後は長〜い林道歩きだが、気分は既に下山完了。
林道に出たらランチにしようと思ってたんだけど、もはや山じゃないし面倒になったので辞めた。
2021年12月25日 12:45撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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12/25 12:45
林道に出たらランチにしようと思ってたんだけど、もはや山じゃないし面倒になったので辞めた。
サルが行く手を阻んでいたが、怯まず進んで行ったらどいてくれた。
2021年12月25日 12:58撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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12/25 12:58
サルが行く手を阻んでいたが、怯まず進んで行ったらどいてくれた。
西ボッチかな?
逆側からの景観とは全く違うな。
2021年12月25日 13:19撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
2
12/25 13:19
西ボッチかな?
逆側からの景観とは全く違うな。
林道長かった〜。
稜線上の吹き溜まりには予想以上に苦戦したが、結果的には雪山を堪能できて良かった良かった。
2021年12月25日 13:36撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
5
12/25 13:36
林道長かった〜。
稜線上の吹き溜まりには予想以上に苦戦したが、結果的には雪山を堪能できて良かった良かった。
晴れていれば真っ白な裏那須が見える深山湖のビューポイントだが、吹雪始めました。今夜で積雪量は一段と増えそうです。
2021年12月25日 14:01撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
4
12/25 14:01
晴れていれば真っ白な裏那須が見える深山湖のビューポイントだが、吹雪始めました。今夜で積雪量は一段と増えそうです。
撮影機器:

感想

5日前の20日の降雪は我家をも真っ白にした。その後は気温高めで庭先の雪はほとんど消えてしまったが、山はどの程度残っているんだろう。
翌26日の日曜には大寒波が押し寄せるようなので、その前に行ってみることにした。

鬼が面山までは概ね期待通りの積雪量で、楽しい一日になりそうだったが、そこから先の約1kmが雪の障害物競走みたいで大変だった。強風で波打った雪の凸凹の連続だったのだ。先が読めないので、最初の100mで「戻った方がいいかな?」と思い始めたが、迷っているうちに沼ッ原湿原が望める稜線の終点に辿り着いたので、とりあえずソコまで行くことにした。稜線を離れると積雪はそこそこあった(15〜20cm)が、雪面は平らで踏み抜きもない。まぁそれなりに足を上げて歩かなければならない点だけは、通常より疲れるけどね。

さて、この先にも稜線上のような凸凹がもしあるのなら、とてもじゃないが体力もメンタルももたない。計画を断念し車道(現在通行止めのはず)を利用して板室方面に降りるべきか、沼ッ原湿原の東屋でコーヒーを飲みながら真剣に考えた。
結論は続行。理由は、計画ルートのこの先は基本下りなので、積雪量が大きく増えることはないはず。加えてほぼ樹林帯しかも沢筋を歩くので、稜線上のような風による凸凹はないと見込めると判断したから。一方板室方面は、下りではあるが開けた場所も多く風の影響はあり得るので、むしろリスクは大きい可能性がある。もちろん下山後の駐車地までの移動の問題もあるし。

意を決して麦飯坂を降り始めると、ピンポーン(正解)。窪んだ登山道でさえほぼ一定の積雪量で、快調どころか楽しく歩くことができた。結果論ではあるが、続行して本当に良かった〜。
沼原湿原分岐からの林道歩きは長かったが、あの稜線上の苦戦を思えばどうということはない。無事に下山でき、しかも後半は楽しむことさえできたことに感謝です。

雪山ってその時時点での状況により様相は一変しますよね。
場合によっては進退の見極めが重要になりますが、幸運にも自分の力量に見合った難度だったりすると、超ラッキー!ですよね。結果的にですが、今回はけっこうそれに近い山行だったかもしれません。

ところで、本日(26日)は予報通りの大寒波による降雪で、我家でも5cmほど積もりまだ増えそうです。
もし霧氷を見たいなどと1日遅れの今日山に行っていたら、遭難したかもしれないなぁ。

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