世附山神峠越え

2021年12月28日(火) [日帰り]

• GPS: 09:12
• 距離: 22.2km
• 登り: 1,561m
• 下り: 815m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:41
• 休憩: 0:31
• 合計: 9:12

7:14 駿河小山駅
8:01 8:06 山口橋
8:59 8:59 天神山
9:33 9:34 悪沢峠
10:14 10:27 芦沢橋
12:11 12:12 山神沢
12:53 13:00 山神峠
15:47 15:51 切通峠
16:26 平野バス停

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車

写真

12/28 7:10

起点は駿河小山駅。

12/28 7:59

左の尾根の末端から林道に入ってゆく。

12/28 8:03

すぐに旧道らしきものが現れ、そちらを登ってみると……。

12/28 8:03

これでもかというくらいに立ち並ぶ馬頭観音碑。

12/28 8:06

その先に山ノ神。祠には鍵が掛かっており、お姿は拝めません。

12/28 8:17

尾根を巻くようにつけられた林道を進む。

12/28 8:43

途中の崩壊地で行き止まりになるので、少し戻って尾根の上に出る。

12/28 8:57

するとこちらにも祠。横の文字は不鮮明で読みにくいが、もしかすると「延享●年」かもしれない。

12/28 9:35

登りついた悪沢峠から世附川へと下る。

12/28 9:38

こちらにも立派な道がつけられている。ところどころ崩壊しているが、人が歩く分には問題なし。

12/28 10:07

世附川南岸の白旗社。

12/28 10:08

これも側面に文字があり、読み取りにくいものの右端には「宝暦三年」、真ん中の上には「奉」と書かれているよう。

12/28 10:27

世附川を渡渉。水位が低いので飛び石で問題なく渡れる。

12/28 10:34

対岸（北岸）にあるのが天獏魔王社。

12/28 10:34

こちらにも「宝暦三年」、そして「奉」と「氏子」。

12/28 10:35

反対側には「新山小奉行」と5人の氏名らしい文字。「新山小奉行」の字は山神峠の御神体の台座にも彫られている役職名だ。

12/28 10:43

ここから悪沢左岸の旧道を辿る。

12/28 11:05

道の形がかなり残っているので、どうやら近年まで実用されていたらしい。

12/28 11:31

悪沢に下る。

12/28 11:42

ここからは沢の遡行になるが、足を濡らすような場所はない。

12/28 11:48

炭焼き窯の跡？

12/28 12:00

クマ沢出合の取水口。右岸の尾根からここまで道が続いている。

12/28 12:05

それにしても寒い…。

12/28 12:25

山神沢は荒れている。

12/28 12:49

やっと山神祠が見えてきた。

12/28 13:02

世附山神峠の山神様。10日ぶりの対面。

12/28 13:04

北へわずかに登ってこの赤ペンキを目印に尾根を下る。

12/28 13:04

そこそこな急斜面。途中で面倒になり、補助ロープを出して左の沢へとっとと下りてしまった。

12/28 13:31

沢の中から山神峠を振り返ったところ。どうせロープを出すなら最初から沢の中を下れば早かったのに。。

12/28 13:51

水ノ木に通じる道に降り着いて、これでほぼ安全地帯。

12/28 14:09

水ノ木橋。

12/28 15:13

切通峠までの道のりは長かった。

12/28 15:38

切通峠手前から見た世附の山々。

12/28 15:46

待望の切通峠。

12/28 16:12

平野に下って山行を終了した。

撮影機器：

OLYMPUS Tough TG-6 オリンパス

iPhone SE (第2世代) 128GB au Apple

感想

juqcho

10日前に北から南へ通過した世附山神峠を、今度は東から西へ乗越し。馬の背に薪炭を積んで水ノ木から峠を二つ越えて駿河小山へ運んだ江戸〜明治の仕事道を逆に辿り、最後は山中湖畔の平野へ抜けるワンデイハイクです。我ながら渋過ぎると思わなくもありませんが、実はこのルート上には出だしの山ノ神、峠越えをして降り立った世附川の南岸と北岸に向き合う白旗社・天獏魔王社、そして世附天神峠の天神祠といった宗教的モニュメントが連なっていて飽きることがありませんでした。

詳細な記録はこちらです。→ https://climb.juqcho.jp/2021/20211228.html

西丹沢にはこうした山仕事の歴史がありますし東丹沢には修験道の歴史があって、それぞれに侮れません。この冬は丹沢とアイスクライミングの二本立てという一見すると脈絡のない組み合わせになっていますが、自分の中ではどちらも興味深くチャレンジングな山行対象です。