伊吹山 上平寺登山道(山スキーの可能性を探る)
- GPS
- 10:56
- 距離
- 12.6km
- 登り
- 1,288m
- 下り
- 1,279m
コースタイム
- 山行
- 9:54
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 10:49
天候 | 雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
838.7m三角点から中尾根の取り付きまでは薮が濃い。通常の積雪では埋まり切らない感じでした。 |
写真
感想
伊吹山の山スキーと言うと、上野登山口からの入山が一般的だ。しかし、伊吹山には多くの登山ルートがあり、その一つである上平寺尾根から中尾根経由で山頂というルートは山スキーに使えるのだろうか?という疑問というか好奇心を以前から持っていた。今回、年末の彦根、関ヶ原方面のドカ雪があり、これは試してみるチャンスではないかと思い、雪降る上平寺登山口に向かった。
登山口駐車場は除雪されていなかったので、隣接する上平寺集会場の駐車場をお借りしてシールハイク開始。雪は豊富で車からシールハイク可能だった。838.7m三角点までは登山道が整備されているので快適な登行ができる。それ以降は薮が濃くなってくるが雪庇に注意しながら薮の薄いところを歩く。所々ピンクリボンが付いているがこれは正面登山道の五合目に続くものであろう。弥高尾根と合流して中尾根に登り上げるあたりから薮も無くなり歩き易くなる。が、ここにきてシールが剥がれてくるというトラブル発生。張り付きが弱いなと前々から感じていたが、なんとかなるだろうと言う良い加減な性格が災いした。それでも、何度かシールのメンテナンスをしながら時間は掛かったが山頂台地に乗り上げることができた。とりあえず登りルートはコンプリートだ。
山頂の祠に休憩に入るとボーダーがお一人休憩中。こんな天気の大晦日に物好きはいるもんだなと思っていると、程なくスキーヤーがお二人登場。妙に嬉しくなる。エネルギーを充填したら、先は長いのでお先に失礼と中央ルンゼに向かう。ホワイトアウトでは無いので何とか視界は確保できている。中央ルンゼに入ると上質の軽いパウダーで気持ち良くターンを刻むことができ、至福の時。このままスキー場跡を滑降して行きたいが、上平寺尾根まで戻らなくてはならない。五合目手前から尾根方面へトラバースしながら滑り、沢に入るとピンクリボンがあり上平寺尾根に向かう夏道に合流したことがわかった。が、しかし簡単には行かない。トラバースし続ければ良いかなと思っていたが、薮が濃くなり行き詰まる。しょうがない、頼りないシールを貼り付けて登り返しだ。シールは懐に入れていたので大分、粘着力が戻り安心。標高差150m位を登り返しただろうか。消えかけていたが登りのトレースに合流、一安心と思いシールを剥がし滑り出したはいいが、いきなり雪庇を踏み抜いて3m程落下(汗)薮では苦労したが、今回は藪に助けられてそれ以上落ちることはなかった。がしかし(これが多いな〜)復帰してさらに降りるがどうも様子がおかしい。GPSで確認すると隣の尾根に乗ってしまっていることがわかった。このまま降りてもいいが、駐車場まで歩かなければならない。また、登り返しだ(も〜嫌)、おまけにシールもまたもや剥がれだして泣きたい気分。しかし、戻るしかない。
そんなこんだで、上平寺尾根に戻り三角点を過ぎると植林地帯のパウダーツリーラン。最後のご褒美だった。
結論として、登りは良いとしても下りは再検討する必要有りだろう。川戸谷方面に滑り込めれば最高にスッキリするのだが、今回は単独だったし新雪の積もった急斜面に入るのは躊躇われた。今後の課題だが、再挑戦する機会はあるだろうか?
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