浅間山 濃いガスと強風で過酷な雪山登山
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- GPS
- --:--
- 距離
- 13.3km
- 登り
- 1,132m
- 下り
- 1,122m
コースタイム
<下山>
11:50前掛山山頂→13:00蛇骨分岐→13:20湯の平→13:30火山館(10分休憩)→14:25一の鳥居→14:50駐車場
過去天気図(気象庁) | 2014年01月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【トレース消失箇所】 ・蛇骨分岐から20分ほど登ったあたりの森林限界から400mほど ・シェルターから山頂までの間。火口側はセッピになってる可能性もあるのでできるだけ第一外輪山側を歩くようにする。 ・シェルターから注意掲示板の間の200mほど 【危険箇所】 特になし。 火山館近くの硫黄臭が立ちこめる辺りは、道が狭いので慎重に行動する。 |
写真
感想
厳冬期の浅間山に登山。雪山訓練として、膝下ラッセルを経験する予定だったが、実際にはしっかり踏み後が着いていた。直近のヤマレコを見てトレースが薄いと予想したが、最近降雪が無かったせいかアテが外れてしまった。
火山館までの道のりは思いのほか長く、地図上の時間より30分も遅れてしまった。それほどペースが遅かった訳ではないのだが・・
火山館から先の道は平坦で歩きやすい。トレースもしっかりしてる。
火山館手前で吹き荒れていた強風は、ここではぴたっと収まる。
そしていよいよ森林限界を超え、前掛山に登り始める矢先、なんと踏み後が消えてるではないか??
おそらく風がトレースを消してしまったと思われる。
濃いガスが視界を奪い目標物が見えないが、方向は間違ってないのでその方向に向かって歩く。
それでも雪面が硬いので、目に見えるトレースは分からないものの、足の裏で感じることができる。踏み抜いたら、外れて方向修正、というのを繰り返す。
やがてケルンを目印に、明確な道が見えてきた。アイスバーンになってる所もあり、ピッケルを取り出す。
強風ではあるが、装備のお陰で寒さを感じることは無かった。
しかしガスで前方不明瞭。視界約20m。突然、前方に下山者が。今日会った最初で最後の登山者。結構早く出たつもりだけど、自分より前に人がいたとは!
さらに強風の中歩く。
シェルターまでの道が遠かった。
ようやくシェルターに到着して、水分と体力補給。
冬は、本当に水分を摂らない。ここまで1口ぐらいしか水を飲まなかった。
ペットボトル内は半分凍っていた・・
少し重いが魔法瓶はあった方がいいだろう
山頂までの道は、さらに強風に。ザックもピッケルも、外に露出してるものは霜がつき真っ白に。
イメージしていた雪山山行そのものになってきたことに、興奮を憶えるも、踏み後も無い北アルプスなどにはまだまだ太刀打ちできないと感じた。
下山中に火山館に立ち寄ったが、売店も無く、10分ほど休憩したのみ。小屋の内部は立派だったが、どおうも登山者が利用できるような設備は特になかった。
下山して、天狗温泉に行く。
濃厚な錆び鉄のような色の温泉が、疲れた体に染み渡った。
浅間山は2回目だが、今回も景色に恵まれなかった。
次回は晴れた日に登りたい
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