記録ID: 390447
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雪山ハイキング
甲信越
鋸山(花立口−538Mピークから)
2014年01月04日(土) [日帰り]
体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 10:04
- 距離
- 15.8km
- 登り
- 853m
- 下り
- 846m
コースタイム
6:14 駐車地点 - 6:40 真木林道分岐 - 7:40-8:03 花立口駐車場 - 9:40 P538M - 10:10 長陵尾根コース分岐 - 11:15 鋸山山頂 - 12:05-12:45 花立峠 - 14:10 木の橋 - 14:40 花立口駐車場 - 15:40 真木林道分岐 - 16:04 駐車地点
天候 | 雨のち雪のち霙 風 鋸尾根でやや強い西風 それ以外は穏やか およその気温 2℃(8時) -2℃(12時) 0℃(16時) 日の出 7:00 日の入 16:38 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
当初の計画では、花立峠から萱峠をまわって三ノ峠山から下山するつもりだった。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
〈登山ポスト〉 なし 新潟県警察にメールで登山届を提出した。 http://www.police.pref.niigata.jp/osirase/sangaku/ 〈道の状況〉 ■真木林道分岐−花立口駐車場 車両は冬期通行止め。 数人分の踏跡があった。 壺足の踏跡の上を壺足で歩いたら、時々ふくらはぎまで沈むくらいの積雪になった。 ワカン等がおすすめ。 ■花立口駐車場−538Mピーク 夏道のないところだが、少なくとも登る分には地形がわかりやすく、危険なところもほとんどない。 天狗清水から杉林に入って最初のうちは雪が少なくて、急斜面で苦戦したところがあった。 ゆるやかなルートを工夫して登ると、ワカンで歩くのに都合がよい。 登るにつれて積雪は増したが、せいぜい膝近くまでしか沈まなかった。 ■538Mピーク−鋸山山頂 P538Mからの尾根をまちがえないように注意。 急登まではとても気持ちよく歩けたが、やせ尾根には雪庇が発達しはじめていた。 長陵尾根コース合流地点からの急登は、無雪期とくらべてそれほどきつく感じなかった。 もちろん無雪期よりも時間がかかるし、もっと雪が積もった時にどうなるのかもわからない。 急斜面で足下の雪が崩れる場面では、木の枝をつかんだり足がかりにしたりして登ることができた。 ■鋸山山頂−花立峠 花立峠まではほとんど下りということもあり、それほど苦労せずに歩けた。 しかし、今後雪庇が発達したりするとどうなるのかわからない。 尾根の北西側には急斜面あるいは崖があるが、さいわい雪庇は反対側に伸びるようだ。 この尾根では北西の風に吹かれて、特にむきだしの右の頬が非常に冷たかった。 濡れたウェアやザックはバリバリに凍りついた。 一度体が冷えてしまうとかんたんには回復しないことがわかった。 ■花立峠−花立口駐車場 花立峠からはゆるやかな斜面で下りやすいが、ルートがわかりにくい。 木の橋を目標にして、だいたいの方向で下ればいいのかもしれない。 木の橋には雪が積もっていたが、なんとか渡れた。 木の橋を渡ると、急斜面のトラバースが出てくる。 斜面にもっと雪が積もれば雪崩の心配が出てきそうだし、雪が凍るのもおそろしい。 花立コースはやはり積雪期には避けたいと思った。 |
ファイル |
(更新時刻:2014/01/05 17:36)
(更新時刻:2014/01/05 17:37)
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写真
装備
個人装備 |
腕時計 SUUNTO vector
GPS GARMIN etrex20 予備電池
カメラ NIKON coolpix AW100
レインジャケット/オーバーパンツ/ウール帽子/スパッツ
グローブ/インナーグローブ/オーバーミトン
ワカン/アイゼン
トレッキングポール/ピッケルク
55Lザック
地形図/コンパス
ヘッドランプ 予備電池
ツェルト HERITAGE スーパーツェルトS
銀マット 50×110cm ペラペラ
ウレタンマット 46×96cm 厚手
シュラフ/シュラフカバー
アルコールバーナー/コッヘルセット
救急用品
フリース防寒着上下
予備ウール手袋/目出帽/予備靴下
ゴーグル
スコップ
食糧/非常食/行動食
水 2L
熊よけ鈴/熊スプレー
細引き/ナイフ
赤テープ
貴重品
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感想
鋸山にはまだ本格的に雪が積もっていない。
それでも鋸尾根の風に吹かれて、厳冬期の厳しさをうかがい知ることができた。
積雪期のビバークがしてみたかったので、もともとは萱峠まわりで下山する計画だった。
しかし、花立峠でツェルト休憩をしたときの想像以上の寒さに、花立コースからエスケープをした。
ビバークの練習はもっとこわくないところでやることにしたい。
たとえば車のそばとか。
花立コースは、登山届にエスケープルートとして記入していなかった。
積雪期には通らない方がよさそうなコースなので、自分が通ることもないだろうと思っていたからだ。
それで何かあったらと思うと、そして自分の踏跡が降雪で消えていたらと思うと、どうもまずかったなあ。
このような不手際がしょっちゅうあるが、たまたま今のところは大事にいたっていない。
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コメント
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こんばんは、はじめまして。
凄いですねぇ〜、雪山初心者の私は538mの尾根ピークまでは何度か登ったことあるのですが、そこから鋸山の西側の壁を登ろうと、細尾根を降りて、鋸山を見上げると、どこから取り付いていいのやら判らず、ビビッて何回か風谷山経由で戻ってきました。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-174221.html
この急登尾根は「長陵尾根」と言うんですね、初めて知りました。
それと、橋から花立峠登山口までの沢沿いトラバースはあまりに恐すぎて(足元が崩れて沢に落ちそうで)橋を渡ってすぐ右の崖を登って帰ったことがあります。
いずれにしても、私にとって「冬の鋸山」は登りたいが、恐ろしい山です。
ことしはなんとか長陵尾根にダメ元でトライしてみたいと思います。
こんばんは
lizhijpさん、初めてではないんですよ。
萱峠でビバーク練習をしたとき、コメントをいただいたことがあります。
私がヤマレコでもらった最初のコメントでした。
さらに、私が冬の鋸山に登ってみたいと思うようになったのは、
lizhijpさんのレコを拝見したからです。
lizhijpさんからコメントをいただき、ちょっと興奮ぎみです。
「長陵尾根」という名前は、近年どなたかが整備していて小さな標識の出ている「長陵尾根コース」の名称にならったものです。
急登の尾根が昔からそういう名前だったのか、あるいは長陵尾根とはどこからどこまでを指すのかといったことは、まったくわかりません。
尾根に名前があるとなにしろ便利なので、いい加減に使っていました。
だれかにきちんと教えてもらわないといけませんね。
花立峠から下って橋を渡ると、踏み跡が2人分ほどありました。
それらの踏み跡は、やはり夏道ルートの危険箇所では高い方に上がっていました。
1月5日に、貴兄の逆ルートを辿りました。かなり広い歩幅で、足の長い人を想像しましたが、花立峠から下ったのですか・・しかし長稜尾根コースを登るとは・・・すごいですね! 当方、冬の八方台は1984年頃から騒いでますが、冬の鋸山は1999年頃からです。雪の多かった時代は 途中撤収ばかりでしたが、近年、少雪傾向で、鋸山山頂まで行けることが多くなりました。とは言っても、花立峠で撤収も多いですが・・・ そのうち会えると良いですね!
しばらくヤマレコからも山登りからも遠ざかっていました。
そろそろ再開したいです。
長くお返事をせずに失礼しました。
ところでgoraikou3さんは、山行記録というものを上げない主義なのですか。
私はヤマレコでいろいろなことに迷っているところなので、勝手にナルホドと感心した次第です。
いろいろなことが楽しみでもあります。
どうぞよろしくお願いします。
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