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Yamareco

記録ID: 3909315
全員に公開
山滑走
北陸

火打山 影火打北面ルンゼ

2022年01月10日(月) [日帰り]
 - 拍手
GPS
08:38
距離
24.0km
登り
2,131m
下り
2,120m

コースタイム

02:00 笹倉温泉
07:00 1,740m
09:00 火打山
--
09:20 火打山
10:00 賽の河原
10:40 笹倉温泉

p)ブドウ糖120g, あんぱん1
天候 雨-みぞれ-快晴
過去天気図(気象庁) 2022年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
雪は豊富。ヤブっぽいところは無い。標高の低いところは暖かいので雪は不安定。快適ではない。
その他周辺情報 下山後の風呂は笹倉温泉。休日850円と結構な料金設定だが泉質が素晴らしい。
サウナ水風呂は無い。浴室、脱衣所のアメニティの数が豊富で楽しい。
2時出発。5時間はヘッドライトを外せない。
2022年01月10日 06:23撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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2時出発。5時間はヘッドライトを外せない。
尾根取り付きまで4時間半のアプローチ
2022年01月10日 06:46撮影 by  TG-6, OLYMPUS CORPORATION
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尾根取り付きまで4時間半のアプローチ
ガスが晴れた。後方には白い焼山
2022年01月10日 06:48撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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ガスが晴れた。後方には白い焼山
焼山でかいなー、白いなー
2022年01月10日 06:55撮影 by  TG-6, OLYMPUS CORPORATION
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焼山でかいなー、白いなー
空の色が変わる
2022年01月10日 07:06撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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空の色が変わる
氷の森と僕
2022年01月10日 07:08撮影 by  TG-6, OLYMPUS CORPORATION
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氷の森と僕
アイスキャンディ食べ放題
2022年01月10日 07:09撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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アイスキャンディ食べ放題
日が当たる焼山
2022年01月10日 07:11撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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日が当たる焼山
帽子みたい
2022年01月10日 07:11撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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帽子みたい
まだ700mくらい・・・
2022年01月10日 07:12撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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まだ700mくらい・・・
登ります
2022年01月10日 07:23撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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登ります
雪庇がデカいがハングしていないのであまり怖くない
2022年01月10日 07:25撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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雪庇がデカいがハングしていないのであまり怖くない
天空
2022年01月10日 07:25撮影 by  TG-6, OLYMPUS CORPORATION
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天空
あの日当たりイイところは固そうだ
2022年01月10日 07:29撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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あの日当たりイイところは固そうだ
山に囲まれていて日が当たらない
2022年01月10日 07:42撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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山に囲まれていて日が当たらない
鋸山の方。高くは無い山だが存在感がある
2022年01月10日 07:51撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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鋸山の方。高くは無い山だが存在感がある
楽しい雪庇尾根
2022年01月10日 07:53撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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楽しい雪庇尾根
火打の影
2022年01月10日 08:05撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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火打の影
もうシール外して飛び込みたいよ
2022年01月10日 08:05撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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もうシール外して飛び込みたいよ
下界は大雲海だった
2022年01月10日 08:07撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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下界は大雲海だった
景色たまらん
2022年01月10日 08:08撮影 by  TG-6, OLYMPUS CORPORATION
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景色たまらん
2,000mを超えると空気が薄い
2022年01月10日 08:14撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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2,000mを超えると空気が薄い
山頂をとらえた。行くぞ。
2022年01月10日 08:25撮影 by  TG-6, OLYMPUS CORPORATION
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山頂をとらえた。行くぞ。
お肌が焼けちゃうわ
2022年01月10日 08:27撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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お肌が焼けちゃうわ
火打&焼山
2022年01月10日 08:28撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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火打&焼山
海が見えん。雲しか見えねー
2022年01月10日 08:28撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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海が見えん。雲しか見えねー
焼山と私
2022年01月10日 08:30撮影 by  TG-6, OLYMPUS CORPORATION
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焼山と私
対峙
2022年01月10日 08:31撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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対峙
あと200mのところからクトーで
2022年01月10日 08:34撮影 by  TG-6, OLYMPUS CORPORATION
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あと200mのところからクトーで
あとひと登り
2022年01月10日 08:37撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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あとひと登り
着いたぜ
2022年01月10日 09:07撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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着いたぜ
ベイビー
2022年01月10日 09:08撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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ベイビー
テイクオフ
2022年01月10日 09:18撮影 by  TG-6, OLYMPUS CORPORATION
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テイクオフ
カメラ復活祭
2022年01月10日 09:20撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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カメラ復活祭
下りる谷を慎重に確認する
2022年01月10日 09:20撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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下りる谷を慎重に確認する
凍ってたら嫌だな
2022年01月10日 09:23撮影 by  TG-6, OLYMPUS CORPORATION
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凍ってたら嫌だな
こういうところは先行してくれるよもやま君
2022年01月10日 09:24撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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こういうところは先行してくれるよもやま君
パウですね
2022年01月10日 09:26撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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パウですね
パウですわ
2022年01月10日 09:28撮影 by  TG-6, OLYMPUS CORPORATION
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パウですわ
斜度があるから止まるのも大変
2022年01月10日 09:28撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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斜度があるから止まるのも大変
食べ放題
2022年01月10日 09:29撮影 by  TG-6, OLYMPUS CORPORATION
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食べ放題
視界が良すぎる
2022年01月10日 09:29撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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視界が良すぎる
撮影は安全地帯から
2022年01月10日 09:30撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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撮影は安全地帯から
障害物が無いって素晴らしい
2022年01月10日 09:30撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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障害物が無いって素晴らしい
2人で滑るにゃ広すぎる
2022年01月10日 09:31撮影 by  TG-6, OLYMPUS CORPORATION
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2人で滑るにゃ広すぎる
タマランチ会長
2022年01月10日 09:31撮影 by  TG-6, OLYMPUS CORPORATION
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タマランチ会長
パウ、パウダー、パウデスト
2022年01月10日 09:32撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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パウ、パウダー、パウデスト
下は雨やみぞれだったのに、上はこんなに軽いとは
2022年01月10日 09:32撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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下は雨やみぞれだったのに、上はこんなに軽いとは
急斜面もあり
2022年01月10日 09:33撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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急斜面もあり
よもやま君は おにゅーの板らしい
2022年01月10日 09:34撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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よもやま君は おにゅーの板らしい
ゆる斜面は癒し
2022年01月10日 09:35撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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ゆる斜面は癒し
美しい昼間山
2022年01月10日 09:41撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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美しい昼間山
やっと日陰から脱出
2022年01月10日 09:47撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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やっと日陰から脱出
賽の河原は往路トレースで「発射台」を作ってやると少しのカニ登りで渡れる。シールは不要。
2022年01月10日 09:57撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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賽の河原は往路トレースで「発射台」を作ってやると少しのカニ登りで渡れる。シールは不要。
さらばだ
2022年01月10日 10:06撮影 by  TG-6, OLYMPUS CORPORATION
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さらばだ
昼間山にも登ってみたいが、こまで来たら火打か焼山行くよなあ。
2022年01月10日 10:09撮影 by  TG-6, OLYMPUS CORPORATION
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昼間山にも登ってみたいが、こまで来たら火打か焼山行くよなあ。
雪が腐りはじめている。急げ急げ。
2022年01月10日 10:13撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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雪が腐りはじめている。急げ急げ。
後続がトレース固めてくれていたら嬉しいなあ。なんて期待したが誰も来なかった
2022年01月10日 10:31撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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後続がトレース固めてくれていたら嬉しいなあ。なんて期待したが誰も来なかった
林道マジ速い
2022年01月10日 10:31撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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林道マジ速い
そしてスーパーモナカタイムへ
2022年01月10日 10:32撮影 by  TG-6, OLYMPUS CORPORATION
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そしてスーパーモナカタイムへ
2022年01月10日 10:45撮影 by  NIKON D5600, NIKON CORPORATION
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糸魚川ひらさわの揚げたてメンチカツ食べて解散
2022年01月10日 12:05撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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糸魚川ひらさわの揚げたてメンチカツ食べて解散
ひらさわ最高
2022年01月10日 12:19撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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ひらさわ最高
その後は松本まで運転してあずさで東京に帰ってきた。
2022年01月10日 12:22撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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その後は松本まで運転してあずさで東京に帰ってきた。

感想

去年、よもやま君と一緒に行った焼山がとても素晴らしかったので笹倉温泉エリアに再訪したかった。焼山でも火打山でもよい。山々に抱かれながら、あのだだっ広い大雪原を歩きたい。前日は鍬崎山を下山したら立山から糸魚川へ移動。風呂入ってご飯食べて笹倉温泉で車中泊。雨が降っていた。山は雪だとよいが。

1時起床の2時出発。クルマの屋根を雨が叩いているが小雨だ。いずれ止む。雨出発は気が滅入るが。しかし一人じゃないので約束した時間通りに行くしかない。フライング無しの2時ちょうどに温泉を出た。気温は2度。暑すぎる。早くも汗だくでよもやま君は苦しそうだ。僕も暑いです。2人のスキーヤーのトレースがある。一昨日のものだろうか。おかげで"あまな平"の辺りまでルーファイ不要で楽できた。足が止まらないので汗も止まらない。雨はいつの間にか小降りのみぞれに変わっていた。星も月も見えない。霧で視界もない。でもきっと晴れるはず。

賽の河原の手前で作戦会議をした。焼山の予定だったが火打山にしないか。この重たく湿った雪が積もったルンゼをトラバースするのは相当危険だ。火打山なら山頂まで尾根。下りは陰火打の鞍部から北に伸びる最も傾斜の緩い谷を使えば行けるだろう。雪崩れるような斜度、狭さではないはず。上から覗き込んで無理そうなら尾根を滑って帰ってこればいい。ということで進路は火打山へ。火打山を目指すと往路で賽の河原を通るのでルート工作ができる。帰りにシールを貼らなくていいように帰りのスピードを想像して施工した。帰りが楽しみだ。

1,740mの南西に伸びる最も斜度の緩い尾根末端まで回り込み、あとは一心不乱に高度を上げてゆく。ここまで4時間半も歩いているが高度は1,000mしか上がっていない。今からもう1,000m上げます!!とよもやま君に伝えるとマジかよーって顔をしていた。なんというアプローチの長さよ。でも帰りは滑るから頑張って。1,850mの尾根に出ると振り返れば白いプリンみたいな焼山のてっぺんに日の光が当たっていた。長い夜だった。尾根に出れば海が見えると期待していたが下界は一面雲の下。こんな大雲海は中々無い。風が出てきたのでガッチリ着込んだら残り600m頑張ろう。尾根は巨大な雪庇なのであまり左には寄れない。右側は灌木やカチカチ斜面が厄介だ。最後まで一筋縄ではいかない。頂上直下シールが効かなくなってきたので最後はクトーをガシガシ効かせて2,461m火打山到着。空気が冷てえー。出発時は2度だったのに山頂付近は-11度だった。こんなに晴れていても寒い。

シールを剥がしたら焼山に向かって陰火打鞍部に飛び込んでゆく。雪はガリガリに固いがスピードが出て楽しい。鞍部から谷を覗き込むと斜度は普通だった。いけそうだ。雪崩れる感じもしない。よもやま君が先頭で突っ込んでゆく。最初の50mほどは固いので慎重に。すぐに雪は柔らかくなり底なし沼のように深い。これはタマランチ、今シーズン一番のタマランチです。なんだか毎週毎週「シーズン一番良かった」と言っている気がするが今年は毎週雪がドッカンドッカン降るので毎週ベストが更新されるのは必然である。広大なパウの海を2人っきりでやりたい放題やったら適当なところでトレース合流。バッチリルート工作した賽の河原をパパッと通過したら火打焼山に別れを告げて楽しい高速道路。日が当たって雪が緩みはじめているので止まらずぶっ飛ばす。今年は夏の間も上半身のトレーニングを休まなかったおかげなのか、手漕ぎがそんなに疲れなくなった。まっすぐな林道もスピードを出すと気持ち良い。っていうか暖かすぎる。まだ一月初旬だというのに春のような陽気だ。つづら折りの林道に入ったら恐怖のスーパーハードモナカになった。モナカはチョコモナカジャンボだけで結構です。太ももをパンパンにしながらポンのテールでモナカを砕く。最後の橋で加速しすぎて危うく橋から落ちそうになった。ここから落ちたらタダでは済まない。

温泉に戻ってきたらぽかぽか陽気の中、のんびり撤収をした。それから笹倉温泉ざぶーん。クルマを運転せずに温泉に入れるって最高だ。笹倉温泉は素晴らしい。ここに入りたいから焼山・火打に登りに来ていると言ってもいいくらい。今シーズン条件が揃ったらもう一度来たいが、どうかな。その後は糸魚川の揚げたてコロッケ・メンチカツ屋さんで乾杯(?)したら解散。松本まで下道2時間半。天気が良いのでドライブも楽しい。国道から眺める白馬岳は見事なものだった。荷物の整理をしたら松本駅のからセンで持ち帰りからあげを買ったら、特急あずさで写真の整理と記録を書きながら揚げたてのからあげを頬張る。うまっ。山賊焼よりからあげの方が美味い。あずさに乗る前は毎回からあげ買ってこう。からあげは体にいいからな。しかし今日揚げ物しか食べてないな。

登り7時間、下り1時間ちょい。景色よし、雪よし、雪が腐る前にパパッと下山。温泉も食事も言うことなし。完璧すぎる一日だった。このあと、とんでもなく悪いことが起きるんじゃないかって心配なくらい素晴らしい一日、the dayだった。よもやま君ありがとう。

スタートから雨、糸魚川の天気は曇り雨、
勝ち目はあるのか?

いつものジグザグ登りからアマナ平手前まではトレースあり
雪も多くて地形も埋まってるので帰りが楽そうだ
今回は斜度の緩いところから回り込んで台地に上がる
急な箇所が少なくて楽だった
台地に登り上げてもまだ真っ暗

賽の河原をパクミンが切り開き、自分が細かいところを修正、
帰りは直滑降で発射台の如く抜けれる気がしたがそうはいかなかった
でもお陰で帰りはかなり楽できた

火打山から伸びる北の尾根に取りつく
沢から上がりたいところだが雪崩警戒してすぐに支尾根に上がる
こっちの方が安全だった
支尾根は意外と長い
あとは延々と尾根歩き、雪は柔らかいので寒さにだけ耐えればなんてことない

焼山が晴れてきた、希望の光だ
あとは火打山が晴れれば
時間をかけて進み
ジャンクションまで来ると火打山山頂も晴れて雲ひとつもない青空
下界には雲がかかり雲海で幻想的。ここは天国か?

ジャンクションからは雪が硬いのでクトー、風も出てきて体が冷えてきたので自分はローギア、パクミンは相変わらず元気だ

山頂到着、北アルプスも雲海から生えているようで素晴らしい
この前登った妙高山も乙妻山も見える、今シーズンのこのエリアは大当たりだ

ささっとシールを剥いで滑走スタート
影火打側へ、硬い雪だが柔らかいのもあってするするコルまで降りた
今日は影火打寄りの北面ルンゼを滑る

観察すると入り口は藪が雪から飛び出ている
風が強くて雪付きが悪くカチカチだろう
慎重にエントリーして沢に入ればパウダー
入念にチェックしたが安定している

というわけでルンゼ滑走スタート
いい感じの斜度でブリンブリンターンして行く
徐々に幅が広がるのでかっ飛ばす
下に行くほど雪が重めになるがこれはこれでグリップが効いて楽しい

安全地帯で写真を撮りながらルンゼを抜けた
最高ですな
あとはまったり滑って登りのトレースを辿るだけ
アマナ平手前からモナカっぽくなって
ジグザグ坂は完全にもモナカ、怪我したくないので安全にこなしてゴール

山のコンディションと自分の力量、安全に精一杯楽しめる山行は楽しい
今シーズン一番いただきました

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