冬季百名山45座目:苗場山
- GPS
- 12:03
- 距離
- 9.6km
- 登り
- 1,268m
- 下り
- 1,257m
コースタイム
天候 | 晴→曇→雪→晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
トレース、マーキングなし |
写真
感想
雪と戯れる季節になりましたね。
今期も冬季百名山攻めていくよ☃️
もう踏破数も44座となりメジャーな雪山は行き尽くし
残りは冬季記録もルートも無いような
山ばかりなんで自分で探すしかない。
車に見合う男になるには挑戦あるのみだ!😡
.
とりあえず今季1発目は苗場山に決定。
前々から雪が少なく踏破の可能性の高い
初冬に狙いを定めていた。
地形とルートと通行止め状況から判断し
大赤沢ルートが最善と判断。
スタッドレスで降雪を掻き分け
1合目登山口まで辿り着く。
.
登り始めの積雪量は10センチってことろ。
ツボ足でサクサク進む。
歩きやすくはあるが目印のテープ類はほぼ無く
頻繁にルートファインディングを強いられる難路。
しかも晴れ予報だったのに雪降ってくるしよ・・・😭
がむしゃらに突き進み6合目を越えると
突如視界が開け虹が麓を彩った🌈
よーし、まだ山は俺を見捨てていないぞ!
行けるとこまで行ってやる!
.
虹を越えた先には細い急登の尾根となる。
鎖が雪で埋まっており登るのにも一苦労。
枝を掴みながら気合で登り切り
コースタイムより1時間遅れで
7合目となる前衛峰の猿面峰に到着!
.
その頂きからは雲に覆われる
苗場の姿が立ちはだかる。
思ったより遠いなぁ・・・そして高いなぁ( ´Д`)
.
猿面峰から続く尾根は歩きやすいものの
テープは無く常にルーファイ。
それが終わると再び急登が襲いかかる。
雪は7〜80センチに達しワカンを付けるも
斜面に対応しきれずズルズル滑りタイムロス。
雪も降ったり止んだりを繰り返し過酷さを極める😭
.
いいねぇ、、、これが雪山だよ。
逆境こそ燃えてくるのが漢🔥
雪との闘いを楽しみながら
13時過ぎになんとか9合目到達。
ここまで来たら絶対登ってやる!
.
9合目から先は完全に登山道が埋まり
霧氷の壁が立ちはだかる❄️
どこを進めばいいんだよ・・・
枝の隙間に無理やり体を突っ込むと
降り注ぐ氷塊が後頭部を直撃( ꒪﹃ ꒪)
.
負けてたまるか!🔥
気合で雪や枝と格闘しながら
14時半に山頂到着!
取った瞬間に雲の切れ間から
少しだけ太陽の光が差し込み
山頂の湿原を照らしてくれた。
.
やったぞ・・・日没までもう余裕無いけど
ちょっとだけヒュッテでゆっくりしていこう('A`)
小屋のベンチで小休止。
雪原に変わり果てた湿原を眺めつつ
ヌルイラーメンを胃にねじ込み
滞在15分で下山開始。
下りは急登な分スピードが出せるし
トレースもあるから迷わず一直線に尾根を辿る。
.
ここに来てようやく周囲の雲が取れ
夕陽が染める空の中に鳥甲山の姿を見つけた。
見える景色が無さすぎて辛かったが
やっと判別できる山が見えて嬉しい😭
猿面峰まで戻ったあたりで丁度日没。
あとは月光を頼りに樹林を黙々と下り
19時前に下山完了!
.
結局コースタイムの1.5倍もかかってしまった。
最短ルート選んどいて正解だったわ( ´Д`)
やはりシーズンインは冬靴とワカンの重さに
足が慣れてないからペースが乱れる。
あとワカンもアイゼンも
積雪急登には不向きなんよな・・・
今後装備の検討が必要かもしれない。
.
まぁ、一発目はいつもこんなもの。
冬は厳しいんだぞって
身体に叩き込んでくれる山が大好きだ!
冬季百名山45座目・踏破!
あぁ、、、次の山を考えるのが憂鬱( ´Д`)←
★ルートレビュー★
難易度:B
トレースおよび夏道のマーキングテープは殆どないためルーファイ必須。
猿面峰手前のヤセ尾根急登には鎖やロープがありますが
部分的に雪で埋まっているためピッケルがあると安心。
山頂付近は霧氷の壁が行く手を阻み体当たりで
無理やり突破する必要があったりとそれなりの技術と精神が求められます。
体力度:B
全体的に急登気味かつ常にルーファイが必要なため
歩行距離が短い割には体力&精神の消耗の激しいコース。
山頂付近は深雪急斜面でワカンのみだとスリップしてパワーロス。
ワカン+アイゼンもしくはスノーシューが欲しい所です。
展望:C
猿面峰手前から津南町方面の眺望。
山頂からはそびえ立つ苗場の山体。
道中の尾根から唯一目立つ鳥甲山。
天気が悪かったこともありますが周囲にあまり目立つ山は見えません。
苗場山頂は霧氷群&雪原と化した湿原が広がります。
総評:C
景色は微妙な所ですが山頂まで最短距離となるため
冬季に確実に登りたい人にはおすすめです。
とにかくルーファイに時間を要するため
CT1.5〜2倍の余裕をもって挑みましょう。
★ルートレビューリスト(冬季百名山)
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