白馬岳〜杓子岳(すばらしい展望、特に剣岳! 大雪渓からの往復)
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- GPS
- 29:00
- 距離
- 17.1km
- 登り
- 2,094m
- 下り
- 2,051m
コースタイム
05:25猿倉駐車場→06:25白馬尻→10:15白馬頂上小屋(30分休憩)→丸山から白馬岳周辺
散策→12:45白馬頂上小屋(40分休憩 昼ごはん)→14:35杓子岳→15:40頂上小屋の
テント場
<15日>
08:00テント場→09:40白馬尻→10:25駐車場
天候 | 14日:曇りのち晴れ 15日:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2008年06月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポスト有 2008年は雪が多く、今回は白馬尻手前から山頂まで雪渓の雪が途切れることがなかった。 6月14日では白馬山荘の食堂も営業していない。(昼ごはんは山小屋で と考えていたのですが。。。失敗でした) |
写真
感想
残雪の白馬岳にトライ。猿倉の駐車場で前夜泊し、早朝に出発するが、曇っていて、
白馬岳は見えない。
今年は雪が多く、白馬尻手前から雪道となる。すれ違った地元の方の話によると、
こんなに雪が多い年はひさしぶりとのこと。
雪道に入ると、どんどん雪渓が大きくなり、白馬尻までくるとものすごく広い
スキーコースが山頂の方まで果てしなくと続いているような景色になった。
雪渓歩きは楽しく、ぐんぐん高度を上げる。途中葱平から斜面が急になる。
通常、夏山では雪が残っていない斜面になるのだが、まだ一面雪の世界。
天気も回復してきて山頂の方まで良く見えるようになってきた。
天狗菱が異彩を放っている。
それにしても、この雪渓上部の急登はピッケルがないと危ない。
死ぬことはないと思うが、転んだらはるか下の方まで止まらない可能性がある。
また、落石も多く気が抜けない。
(この後、8月に葱平周辺で大規模な崖崩れがあり、二人が亡くなった)
油断するとバランス崩すほど風も強い。
しかし、景色は最高!慎重に、しかし結構なペースで登っていく。ここから見る
天狗菱は槍ヶ岳のようだ。
白馬頂上小屋に到着し、テント泊を申し込むが風が強く一旦テントを張るのを
断念し、荷物を置いて丸山と白馬岳に散策に行くことにした。
小屋から稜線にでると、剣岳がドーン!と目の前に現れた。いや〜、残雪の剣岳は
壮言かつ美しい。また、稜線から西に頭をもたげている旭岳もきれいに雪をまとい、
とても美しい。旭岳の向こうには、たおやかな山容の雪倉岳、朝日岳も雲海に
浮かんで見えている。
絶景だが、風がとても強く、立ち止まっていると凍えてくるので、早々に白馬岳
に向かった。途中 白馬山荘のレストランでお昼ごはんをと考えていたのだが、
まだオープンしていない。(景色は最高だが、まだオフシーズンで人が少ない)
少しシャリバテ気味だが、そのまま白馬岳へ向かう。
山頂からは360度パノラマビュー。
雲海の中に浮かぶ山々がぐるりと見渡せる。槍ヶ岳や穂高連峰も見える。
あいかわらず風が強いので、頂上小屋まで駈け下りる。白馬山荘のレストランが
だめだったので、頂上小屋でやわらか豚のカレーを食べようと注文したが、今は
カップラーメンしかないとのこと。残念。。。一人二つづつカップラーメンを食べ、
昼ごはんとした。
まだ時間があるので、今度は杓子岳までいってみることにする。
1時間程度の道のりである。それにしても杓子岳への道から終始見えている
剣岳はかっこいい。白馬鑓ヶ岳も大きく杓子岳からそれほど時間がかからないので、
今度来た時は足を伸ばしてみたいと思う。
稜線歩きを楽しみテント場に戻ると、風がようやっとおさまってきたので、
テントを張る。この後もまた丸山へ行ったり、雪原の中を旭岳の途中まで登った
りと景色を楽しんだ。長男は旭岳の広い雪原が気に入ったようです。
この後、夕焼けの時間となり、夕日が辺りをセピアカラーに染めていく。
剣岳も雲海の中でひときわ美しく輝いている。いつまで見ても見飽きることがない景色だが、
太陽が沈むと強制終了。(あたりまえ)テントへ戻る途中で、雷鳥の夫婦(だと思う)
に遭遇した。
翌朝は4時30分過ぎから行動開始。丸山での御来光の後、白馬岳まで往復し、
昨日の夕焼けに引き続き、朝焼けの光景を楽しんだ。
朝のこの時間、少ないとはいえ小屋に泊まっている登山客もいると思うのだが、
誰にも会わない。せっかく山頂近くに泊まっているのにもったいないなあ。
下山は小蓮華山経由を考えていたのだが小屋の方からまだ危険箇所があり、お薦め
できないという話を聞き、来た道を戻ることにした。
8時に撤収し、雪渓を下る。雪渓の下りは快適で、白馬尻まで1時間30分で駈け下り、
10時30分には駐車場へ到着した。
いや〜、それにしてもすごい景色の連続だった。
この時期の白馬岳は人も少なく最高です。
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