三百名山40座目:国師ヶ岳→百名山10座目:甲武信ヶ岳2
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- GPS
- 28:21
- 距離
- 21.5km
- 登り
- 1,782m
- 下り
- 1,772m
コースタイム
- 山行
- 6:03
- 休憩
- 2:16
- 合計
- 8:19
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
【Day.1】
八溝山を登っていると突然電話が。
相手はご無沙汰している谷口さん。
7年前石鎚山で出逢い百名山を
本気で始めるきっかけを作ってくれた人だ。
俺が百名山を終えてからは目的が
異なることもあり3年ほど会っていなかった。
.
久しぶりの山の誘いになにか運命を感じた俺は
今後のミーティングと称し
二岐山下山後(11/8)に会いに行くことにした。
.
其々の3年分の物語を楽しみつつ
出逢った時の日ことを振り返っていたら
なんと7年前の11月8日!
感じていた運命はこれだったか( ゜∀ ゜)
.
更に来週いく山を決める談義を続けていると
谷口さん未踏の甲武信ヶ岳が候補に上がる。
コブシは石鎚山で谷口さんに
火をつけられてから翌週真っ先に登った山。
つまり・・・7年前の11月14日!
もう行くしか無くね?( ゜∀ ゜)
.
二つの運命に導かれて大弛峠へ降り立った我々。
まずは足慣らしに奥秩父山塊最高峰の北奥千丈岳を踏破。
全ての景色と天気が
我々の再会を祝福してくれているようだった。
コブシを取るのに何故遠い大弛峠から行ったかというと
ここ、三百名山の国師ヶ岳を取るため。
俺と谷口さんどちらも未踏の山を踏める。
マス登山は双方に利益がないとな。
.
こちらは北方面が開けていて富士山の良展望地。
手前の前国師からは日光連山や白根。
そしてこれから向かう甲武信の姿も窺える。
北奥千丈とセットで登ることで
多くの山座同定を楽しめる頂だ。
谷口さんはすれ違う人に話しかけまくり
ついつい山頂に長居してしまうのも相変わらずw
うんうん、これが俺たちの登山スタイル。
.
稜線歩きになるがこの先は暫く樹林帯が続く。
さぁ、次はどんな景色が俺たちを待ってる?
三百名山40座目・踏破!
東梓→両門の頭→富士見→水師と
樹林尾根のアップダウンを繰り返す登山道。
冬宿泊装備を背負ってることもあり
地味に体力が削られていく😓
幸いにも途中には2ヶ所ほど展望地があり
一息つくことができる。
.
富士山周辺と甲武信に連なる木賊山が近づく。
次々と現れる絶景に我々の笑顔も尽きない。
さぁ、懐かしの頂きまでもうすぐだ!
甲武信ヶ岳山頂到着。
無雪期での登頂はジャスト7年ぶり。
.
ここからは百名山のうち半分が見えると言う。
7年前は見えた山の殆どが分からなかったが
今では見えている全ての頂きに想い出が宿り
全く違う景色に見える。
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ここまで来れたのも全ては
谷口さんとの出逢いがあったから。
改めて二人で頂きを踏めた喜びに、
天高く拳を突き上げた。
.
百名山10座目・再踏破!
今宵は甲武信小屋で一夜を過ごす。
シーズン末期なんで静かに過ごせると思いきや
意外にもテント場はほぼ満員。
他の山のテン場は殆ど閉まってるのでまだ
空いているここに登山客が集中しているようだ。
.
今夜世話になるのは谷口さん愛用のメスナーテント。
紐とフックでポールに引っ掛けるドライエッケンシステム
という独自機構を搭載しているテント。
今は生産してないレアもの故テン場でもよく目立ち、
ツートンカラーが星空の下で映える。
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山飯にはシャインマスカット、カマンベールチーズ、
ウイスキーを贅沢に用意し氷点下の夜を2人で楽しく過ごした⛺️
【Day.2】
宿泊登山の最後の締めは山頂にて太陽を迎え撃つこと。
甲武信小屋は山頂から近く絶好のご来光ポイントだ。
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木賊山の少し左から昇る太陽。
山頂よりも少し手前の岩塊がベスポジだろう。
ピークからは奥秩父山塊の美しいモルゲンロートが拝める。
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いつまでも見ていたし埼玉最高峰の三宝山も取りたかったが
午後から用事のある谷口さん😓
名残惜しいが景色はここまで。
ここからは太陽に照らされた尾根を
全速で駆け抜けるタイムトライアルだ!
長大な尾根をスピードを落とさず一心不乱に歩く。
会わなかった間俺は登山に、
谷口さんは自転車に向き合い続けたんだ。
お互いの脚はちゃんと進化しているさ。
.
振り返ればさっきまで居た甲武信ヶ岳も山脈の一部に。
出発が遅れた分をしっかり巻き返し
予定通り12時ジャストに大弛峠へ帰還した。
.
晴天の山で熱く過ごした2日間。
失った3年以上に歩いて、語り尽くして、
お互いの成長を肌で感じることができた。
方向は違えど目標に向けて切磋琢磨できる
仲間が居ることが嬉しい。
.
7年前初めて会った時の熱さが蘇った登山。
初心を忘れそうになった時、再び俺たちは登山口に立つだろう。
谷口さん、改めてこれからも宜しく🔥
★ルートレビュー★
難易度:D
序盤は木道、後半は歩きやすい樹林の尾根道。
甲武信ヶ岳山頂直下のみ若干の岩場となっていますが
手を使わない程度の斜度のため足だけで問題なく登れます。
体力度:B
標高2475m 標高差113m 平均斜度0.7°登り6:19(9.7km) 下り6:32(10.0km)
往復20匱紊離蹈鵐哀魁璽垢任垢高低差は少ないので健脚者であれば日帰りも可能。
ルート後半はほぼ景色が無いので精神力を試される側面が強めです。
展望:C
国師ヶ岳までのルートは夢の庭園、北奥千丈岳、前国師、山頂と展望地多数。
南アルプス・富士山・金峰山・八ヶ岳などがよく見えます。
甲武信ヶ岳へのルートは長い樹林で両門ノ頭と山頂直下以外は景色なし。
山頂からは前後に伸びる奥秩父山塊の雄大な主稜線、
そして百名山のうち43座を見ることのできる大絶景が広がります。
総評:C
山梨側から甲武信ヶ岳を目指す場合も同じくらいの負荷。
国師ヶ岳を同時に取れる分、三百名山ハンターにはオススメ。
長い樹林で苦しんだ後最後に訪れる絶景のギャップ・・・
奥秩父山塊の山深さをしっかりと味わえるコースです。
★ルートレビューリスト(百名山)
https://wp.me/PcUql6-q6
★ルートレビューリスト(三百名山)
https://wp.me/PcUql6-1ar
★Youtube
https://www.youtube.com/channel/UCLUg39_QesgFceFL_ECKLUw
★百名山登山記ブログ
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