金峰山(瑞牆山荘より一泊)
- GPS
- 12:10
- 距離
- 12.4km
- 登り
- 1,307m
- 下り
- 1,302m
コースタイム
- 山行
- 6:44
- 休憩
- 1:02
- 合計
- 7:46
- 山行
- 3:39
- 休憩
- 0:29
- 合計
- 4:08
天候 | 晴時々曇り(両日とも) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特別に危険な個所はないが、雪の状態によってコンディションが大きく異なると思うので、直近の状況を確認する必要がある。 |
その他周辺情報 | 増富の湯、県外の人(大人)830円。ラジウム温泉。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
インナーグローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
バラクラバ
毛帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
アイゼン
ピッケル
昼ご飯
行動食
飲料
水筒(保温性)
笛
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
日焼け止め
ロールペーパー
スマートフォン
スマートウォッチ
サングラス
ツェルト
ナイフ
|
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感想
雪の低山も歩き慣れたし、もう少し高い山の様子も見てみたいが、やっぱり色々恐いし……アルプス?無理無理〜。八ヶ岳?いやちょっとまだ〜。
そうだ!金峰山があるじゃない!
ということで、やってきました金峰山。夏に来たときはその圧倒的な展望にただただ感動し、いい思い出しか残ってない。迂闊なことにその道のりの苦しさをすっかり忘れていた。
前日まで寒波が襲来しており、山がどんな様子になっているか分からない。トレースが消えていることもあるまいか。てことで小屋泊ということもあり、8時というスロースタートで登山開始。
序盤は雪がうっすら乗った程度のところも多く、チェーンアイゼンくらいでちょうどいい。もちろん上に行くほど雪は多く、大日小屋から先は12本がないと辛かった(特に下りは)。ただどんな道具を使うのかはその人の能力や経験、雪の状況によっても全然違うと思うので、あくまで私の感想です。実際かなり上までツボ足の人あり、チェーンの人あり。しかもそういう人に限って軽々歩いてたりするのよね。滑らんのかな〜?
で、そう、問題は私なんですよ。しんどかったのは覚えてる。二歩歩いては二秒休憩、みたいな歩き方をしていたのも覚えている。やたらと立ち止まって休憩していたのも覚えている。そして後半、夕方が迫りめちゃくちゃ焦ったのである。
そして帰ってきてから記録を見てびびったんだけど、トッコ岩(どこ?それ笑)から砂払の頭まで二時間もかかっている!!え〜なにやってたの?
六時間あれば小屋まで行けるだろうと思ってたのに、結果的に八時間もかかった。びっくりした。いやほんとに小屋泊にしといてよかった。
夏もそんな感じで、意識朦朧の中、山頂はパスして巻き道で小屋に向かったんだけど、今回はもちろん巻き道のトレースなどない。そもそも小屋は週末のみ営業である。小屋に向かう道を使う場面が今は極めて少ないのである。でも私は使いたいのである。ピンクのテープは見える。よし、行ってみるか〜!!
……10メートルほど進んだあたりで、足埋没。もがきにもがいて足を引っこ抜いたら、反対の足埋没。今度はもがいても動かない。完全埋没。そのうち腰まで埋まる。
あっやばい〜!これやばいやつ〜!ラッセルなんてやったことはないけどやってみる。たしかこんな感じ?
斯くして10メートルの往復を十分ほどかけて脱出。唐突にその場面がきたら焦るばっかだったので、これからはラッセルの覚悟を決めて雪山に踏み込もうと決意したのでした。なんならラッセルだけの練習しなきゃね・・・
そこから更に一時間かけてやっと山頂。その道のりはもはや記憶喪失。頭の中は山野井夫婦一色。彼らに比べれば私の困難など鼻くそに過ぎないと言い聞かせながら登ってきた。
忘れないうちに、五丈石に手を合わせ願掛け。
小屋の煙突から見える煙を見たときは泣きそうな気持!ルンルンで飛び込むと、なんか人がいっぱい・・・。
小屋はとてもいいところで、小屋の雰囲気が好きだからここを訪れたという理由は大いにあるけど、今回はあまり居心地よくなかった。もちろん小屋のせいではない。
さて気を取り直し翌朝、爆音のいびきに悩まされることもなく比較的ぐっすり眠れ、ご来光集団を見送り最後尾で出発。小屋番さんありがとう!
太陽もすっかり顔を出した頃に山頂到着、でもまだ人がいっぱい・・・。
ざわつく心を落ち着かせ、本来ここに来た意味を問い直す。そうそう、なんか苦労して登ってきた方がご利益ありそうだから五丈石に初詣するためだった!
昨日念じたことを再び手を合わせ願掛け。鳥居くぐってないけどいいかな。。。
下山は夏道よりらくちん。樹林帯はただの坂道みたいにざくざく下れる。たまに石にガキっとやってしまいぎゃっとはなるけど、それさえ気をつければ楽しい下山。
下山後は一番近い増富の湯へ。人が少なくてのんびりできた。やはり私は人が多いということにストレスを感じすぎるきらいがある。いや、みんなそうかな?
金精軒で生信玄餅を、七賢で生しぼりを。生って書いてあると美味しそうでつい買っちゃうよね〜。苦労して苦労して苦労した今回の山行だけど、やっぱり終わってみると、また行きたいなあと思ってしまうのである。
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