奥秩父 赤岩尾根 雪がつくと手こずる分、楽しめました

2014年01月07日(火) [日帰り]

• GPS: 09:00
• 距離: 7.2km
• 登り: 841m
• 下り: 834m

コースタイム

旧ニッチツ住宅地跡 07:50
赤岩峠　　　　　　 09:15
赤岩岳　　　　　　 10:10 〜 10:25
1583m峰　　　 11:35 〜 11:45
P4　　　　　　　 12:25
P2　　　　　　　 13:40
P2−P1のコル　 15:00
P1　　　　　　　 15:15
八丁峠　　　　　　 15:45
上落合橋　　　　　 16:20
旧ニッチツ住宅地跡 16:50

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

縦走路中に何ヶ所か岩が出てきますが、南西面を向いていて陽当たり良く、残念ながら今回は全く雪がついていませんでした。
P3への登りのガリーにあったトラロープがはずされていました。
アプローチの車道ですが、旧ニッチツ住宅地跡5〜60m手前がアイスバーンです。
その奥は除雪されていないのか雪あります。
上落合橋付近は完全に四駆の世界ですが、その先トンネル側へは通行止めになっていました。

写真

赤岩峠の下では雪は完全に消えてます

赤岩峠
ここまで沢山の靴跡がありましたが皆さん大ナゲシのようです
赤岩岳方面は踏み入った跡がありません

赤岩岳北尾根へ出るルンゼ
鹿や兎の通路でもあるようです

赤岩岳頂上手前から見る大ナゲシ
遠景は北アルプスです
槍穂から白馬岳の主稜まで見えます

浅間山も大きいです

赤岩岳山頂

1583mピーク手前の1550m峰への岩
ここでチェーンアイゼンを脱ぎ、ヘルメットをかぶります

赤岩尾根の名物、1583m峰のリッジ
南西面なので全く雪はついていません

取り付に向かうロープ帯にも雪はありません
これでは夏と変わらないですね

P3登り口にあるガリー
薄暗いところと言う記憶があったのでここは雪を期待したのですが・・・
以前あったトラロープは無くなっていました

P2
どうやらP3の標識を見落としたらしいです

P2の少し先から見るP1
本日最後の岩稜です
ですが、このあとコルに降りるまで1時間以上もかかるとは・・・

P2を振り返ります
どこを降りれば良いの？って感じの傾斜ですよね

P1到着です
ピッケルに取り付けたプロテクターのホースが目立ちます

P1の先からはトレースが、と喜んだのですが、残念ながらこれは鹿君のトレースです

北斜面に入ると少し雪は残っています

上落合橋に降りてきました
なんと除雪されていないんですね
この先、トンネル側へは通行止めでした

感想

atosukoshi

暮れの12月21日に大ナゲシに登られた yamajii さんの記録 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-384394.html では30cmの積雪とのことでしたので過去3回無雪期に歩いた赤岩尾根へ雪の縦走を楽しみに行ってきました。
出発前に気になった点は、
1．私の2WDコンパクトカーで登山口まで入れるだろうか？
2．P3登り口のガリーは薄暗いような所にあったので雪が氷に変わっていたら厄介だろうな。
3．八丁峠から上落合橋への下降路は植林帯なのでトレースがなければ、登山道を正確に下降する自信がない。
の3点でしたが、いずれも取り越し苦労で済みました。
1．旧ニッチツ住宅地跡地の直前までは雪はありませんでした（除雪されている感じです）。
2．ガリーの岩は乾いていました。出口に雪はあり、その上は氷結していましたが部分的でした。
3．八丁峠は、多くの方が登下降されたトレースがバッチリでした。
けれども、P2からP1とのコルへの下降ルートをどうしても見付けることができませんでした。
P2から先北面（上州側）の樹林帯にルートを取るという記憶はあったのですが見付けられず1時間近く探しました。
時間も迫ってくるので、もう適当に木にぶら下がりながら下っていこうと下降はじめたのですが、すぐに露岩で降りられなくなってしまい懸垂下降することになってしまいました。

今回、チェーンアイゼンが大活躍でした。
赤岩岳北尾根へのルンゼの入口で装着し、上落合橋から車に戻る林道の1／3ぐらいまでずっと履いていました。
途中、脱いだのは1583mピークの1つ手前のピークへの岩場から1583mピークまでとP3への登りのガリー5m程の2回だけでした。
12本歯アイゼンやワカンも持っていきましたが出番は全くありませんでした。
実は、スノーシューも車に積んでいきましたが、さすがに担いでは行きませんでした（笑）。