八ヶ岳 -山頂間近で撤退-
- GPS
- 32:00
- 距離
- 17.3km
- 登り
- 1,295m
- 下り
- 1,282m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2019年04月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
|
コース状況/ 危険箇所等 |
(赤岳展望荘〜赤岳) 猛烈な風と地吹雪により転倒し滑落の危険があるため、また、メンバ−の一人が体調不良となったため、赤岳展望荘の上部で撤退 (地蔵の頭〜行者小屋) 地蔵尾根の下りで一部ロ−プを使用。ロ−プにバタフライノットでセルフビレイ。 足の方向を変えようとしたとき、段差で足がもつれて転倒。ロ−プにセルフビレイをとっていたため、ことなきをえた。 |
写真
装備
個人装備 |
ネックウォーマー バラクラバ サングラス ゴ−フル
アイゼン10本 ピッケル
ハ−ネス カラビナ シュリンク
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共同装備 |
ロ−プ
|
感想
ツァ−登山でした。茅野駅に集合し、参加者3人とリ−ダ−でタクシ−に乗り、美濃戸口まで行きました。
美濃戸口で装備を整え出発です。アイゼンは大丈夫そうなのでつけませんでした。今回は北沢コ−スで赤岳鉱泉まで行きます。雪の八ヶ岳は久しぶりです。何年ぶりになるのでしょうか。天気はとても良いようです。赤岳山荘には1時間ほどで到着しました。しばらく休憩をしました。
白い雪の道に、白樺の林に青い空。とても絵になる景色です。明日もこんな天気であったらいいな、と願いながら登りました。赤岳鉱泉には3時間20分くらいで着きました。小屋前には、人口のアイスクライミング場が設けられ、グル−プがクライミングの訓練をしてました。目の前には、白く輝く八ヶ岳連峰が青い空に映えていました。
部屋は個室で、メンバ−3名とガイドの4人で宿泊しました。個室でしたので、ゆっくり休めました。
翌日は、いよいよ赤岳登山です。地蔵尾根から赤岳に登り、文三郎尾根を下り戻る予定でしたが。朝から天気があまりよくなさそうです。赤岳方面に雲が立ち込めていました。必要なものだけザックにつめ、後は小屋において行くこととしました。
中山乗越を越えて、行者小屋の前で、ハ−ネス、アイゼン、ピッケルなどの装備を整えて地蔵尾根に向けて出発です。
登るにつれてだんだん急になってきました。雪の下に埋もれていますが、夏山で梯子や鎖があるところあたりです。ピッケルも使いながら、アイゼンを利かせてよじ登ってゆく感じでした。3時間かけて地蔵の頭に着きました。
地蔵の頭に着くと、稜線上のためか強風が吹き荒れていました。ここから少し行くと赤岳展望荘に到着。地蔵の頭から20分でした。風を避けて、かなりの部分雪で埋もれている小屋の陰で、風よけしながら小休止しました。山頂への稜線は見えましたが、上の方は強い風とガスのため、よく見えませんでした。
山頂はもうわずかです。小休止後、山頂に向けて出発。山頂に向かって登ってゆくと、ものすごい風です。時々突風で飛ばされそうになります。そのたびに台風姿勢を取りながら進みました。しかし、後から来るメンバ−の調子が悪そうです。行者小屋から登る途中から、調子が悪いようで、少しメンバ−におくれがちであったのですが、ここにきて徐々に遅れて、とうとう皆についてこられなくなりました。かぜもますます強くなり、時々、小石か、氷の粒が横から飛んできて、顔に当たると痛いです。リ−ダ−が、メンバ−の調子が悪そうだから、今回はここまでにし戻ろうということになりました。
赤岳天望荘へ下り、地蔵の頭に下りてゆきました。地蔵の頭の下は細い尾根になり、両側が切れ込んでいました。危険なので、ロ−プで確保して下りました。その下の岩尾根の、梯子、鎖場となっているところの急登も、ロ−プで確保しました。バランスを崩して滑ってしまいましたが、ロ−プで確保していたため、事なきを得ました。行者小屋で荷物を回収し、中山乗越をこえて、赤岳鉱泉まで戻ってきました。登山開始から約4時間40分でした。
赤岳鉱泉で、預けておいた荷物を回収しました。調子が悪くなった方に聞くと、どうやら薬を飲んで、それが原因であったようでした。その方は高野メンバ−にも大分お詫びをしているようでした。お詫びのしるしにと、缶ビ−ルご馳走になりました。小屋の外で荷物を整理して、美濃戸口に帰りました。赤岳鉱泉から2時間50分ほどかかりました。登山開始から8時間でした。
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