記録ID: 3953578
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無雪期ピークハント/縦走
奥多摩・高尾
低山侮りがたし!夕倉山から高水三山と丸山へ!!
2022年01月29日(土) [日帰り]
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体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 06:04
- 距離
- 19.3km
- 登り
- 1,340m
- 下り
- 1,275m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 5:34
- 休憩
- 0:29
- 合計
- 6:03
距離 19.3km
登り 1,340m
下り 1,275m
8:23
13分
尾根側退却地点
8:36
19分
沢側退却地点
9:40
3分
大指バス停
9:43
20分
松ノ木峠ルート登山口
14:15
軍畑駅
天候 | 朝のうちは曇りでしたが、段々と晴れてきて、午後には快晴になりました。風はほぼ無風でしたが、午後に入って時折北風が吹きました。気温は日中は5〜8℃前後でした。なお、当日の日の出(東京)は0643でした。 |
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過去天気図(気象庁) | 2022年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
成木五丁目自治会館前 0810着 <ICカード料金 252円> 復路:JR青梅線 軍畑駅 1431発 各駅停車青梅行 |
コース状況/ 危険箇所等 |
(注)今回の行程はメジャーな高水三山周辺を除き、十分な整備がされておらず、道標等もほとんどないトレイルが多いので、GPS利用推奨、地図持参と最低限の読図能力・ルーファイ技術が必須です ◇大指バス停〜松ノ木峠ルート登山口〜松ノ木峠 大指バス停から上成木バス停方面に50mほど進むと、左手から松ノ木通りが合流するので、左折して松ノ木通りを進むと、2〜30m先(松ノ木トンネルの手前)に路地があります。この路地を5〜60mほど直進した、突き当たり正面(民家脇)が登山口です。登山口から50mほどは、斜面について不安定で細いトレースですが、しばらく直進してから、沢を離れると短いながらも九十九折りの急登になります。トレイルはかなり荒れており、場所によってはトレースが薄いところや崩壊しかかっているところもありますが、上部に行くほど安定します。最後は、松ノ木峠で主稜線の縦走路と合流し、左方向が夕倉山方面になります。なお、松ノ木峠は四つ辻になっていて、直進すると、松ノ木トンネルの南側に出られるようです。 ◆松ノ木峠〜ノボリオイゾネ381m峰〜茗荷峠〜夕倉山 松ノ木峠からはアップダウンのある稜線上を夕倉山まで向かいます。道標はなく、赤テープやマーキングは時折見かけますが、林業用と区別できないので、基本的にアテに出来ません。特に危険なところはありませんが、時折作業道やけもの道らしきものが出入りしていること(特に鞍部やピーク上)、そのため現在位置や進行方向の確認は随時必要(特にピーク上)なこと、尾根を外さないように忠実に辿ること、ショートカットのつもりで下手に斜面(特に落ち葉が積もっているところ)をトラバースしないこと、などに留意が必要です。 また、ノボリオイゾネ381m峰は、夕倉山への下りが結構急で20mほど落差がある上滑りやすく、別方向にしっかりしたトレースが伸びているので方向を間違える可能性もあることに注意が必要です。夕倉山の山頂には、立木に巻かれたビニールテープに書かれた山名標と、三角点がありますが、展望はほとんどありません。 ◇松ノ木峠〜大指山〜旧伏木峠(元祖伏木峠)〜伏木峠 最初は比較的緩やかですが、鉄塔を過ぎたあたりから、アップダウンがあり、荒れた感じになってきます。特に大指山への登りは、急で落差がある上滑りやすいので、下りに取る(逆コース)の場合は転滑落に注意です。トラロープもありますが、古いものかつ一部しかカバーしていません。 大指山から旧伏木峠までは、しばらく平坦に進んだあと、急速に高度をおとします。旧伏木峠からは尾根を外れて、谷筋の斜面をトラバースしながら伏木峠に進みます。ここから先のトレイルは一部荒廃しており、通行は可能ですが、崩壊しかけて幅が狭くなっているところもあるので、注意が必要です。ただし、伏木峠に近づくに従ってトレイルは安定してきます。 なお、みんなの足あとでは、旧伏木峠から上部を通るなちゃぎり林道へ直登するトレースもあるようですが、見たところトレースも薄く、かなり荒廃しているようでした。 ◆伏木峠〜永栗ノ峰〜常福院〜高水山〜岩茸石山 伏木峠で白岩からの一般登山道と合流します(道標あり)。ここからはトレイルが良くなります。しばらく進むと、なちゃぎり林道と合流し、合流点から30m西側で、林道から離れて登山道に入ります(道標なし)。登山道のある尾根のピークが永栗ノ峰となります(山名標あり)。永栗ノ峰はなちゃぎり林道脇にあるので、しばらく林道と並行に歩いて林道に合流します。 そこからは林道を経由して、常福院(トイレあり)・高水山を経由して岩茸石山に付きます。この区間は良く整備され、道標なども豊富で特に危険なところはありません。岩茸石山からは奥秩父方面および都心方面の展望が良好です。 ◆岩茸石山〜沢井尾根分岐(惣岳山下)〜沢井駅分岐 岩茸石山から惣岳山へ向かいます。一般トレイルなので特に危険なところはありません。惣岳山の下で、山頂経由へのルートと巻き道がありますが、今回通ったルートでは巻き道の途中に分岐があるので、そちらへ向かいます(回り道になりますが、山頂経由でも行けます)。 途中、惣岳山から東へ延びる沢井尾根への分岐が出るので、こちらにスイッチします(道標は沢井駅方面となっています)。沢井駅への分岐までは、一般トレイルで非常に快適に進むことが出来ます。 ◇沢井駅分岐〜丸山〜樋口入〜軍畑駅 沢井駅への分岐を分けて、そのまま尾根を直進しますが、今までとは打って変わって、トレースが薄くなり、荒れた感じになってきます。この区間は道標もなく、赤テープもたまにあるくらいなので、随時進行方向や現在位置の確認はした方が良いです。アップダウンは結構あり、一部急傾斜なところがあります。特に沢井駅分岐から300mほど進んだ丸山の手前にある岩場の下りは高度差が15mほどあり、慎重な行動が必要です。 丸山は夕倉山同様、立木に巻いたビニールテープに山名が書いてあるのでそれと知れます。ここから樋口入までの区間はトレースが薄いところなどもあります。 樋口入には手製の山名標と三角点があり、ここから先は若干トレースがハッキリして、歩きやすくなります。そのうちにテレビ電波の中継塔と電波の反射板がでて、さらに下っていくと配水所を経由し、青梅線の鉄橋をくぐってから、民家脇に出ます。そこから青梅街道(国道411号線)へ合流すれば、軍畑駅入口交差点まではすぐなので、軍畑駅まで坂道を上がって駅に向かいます。 以下は撤退した部分のコース状況となります(参考)。 【通行不可】成木五丁目自治会館前バス停(取り付き)〜ノボリオイゾネ319m峰〜夕倉山方面 取り付きから319m峰へ上がるルートがあった尾根は隣接する採石場によって、途中が切り崩されており通行困難です。切り崩された部分を迂回して、もろくて急な斜面からトレイルのない樹林に取付いて遮二無二上がれば、到達することは可能と思いますが、かなりハイリスクな上、このような状態ではその先の状態もどうなっているか分かりません。 また、いったん沢筋に下って沢を徒渉して、隣接する支尾根に取付いて隣の372m峰へ上がっていくみんなの足あともあるので、回り込んでみましたが、沢が思ったより深く切れ込んでいて、ロープがないと徒渉のリスクが高いと判断しました。高巻きして回り込むにも、草付きで滑りやすそうな急斜面への突入となり、やはりハイリスクなので、退却しました。 ◆成木五丁目自治会館前バス停から大指バス停(松ノ木通り入口) この区間は成木街道(都道53号線)を車道沿いに行くだけとなります。一部を除いて歩道が整備されていますが、ダンプカーなども通るので車には注意が必要です。 |
写真
他の方のレコでも見ていて想定していたけど、予想以上に状態が悪い
強引に突貫すれば上がれると思うけど、ザレて滑りやすい急傾斜の上、先の状態も分からないので、敢えて突っ込むメリットも感じられず撤退決定
強引に突貫すれば上がれると思うけど、ザレて滑りやすい急傾斜の上、先の状態も分からないので、敢えて突っ込むメリットも感じられず撤退決定
装備
個人装備 |
Tシャツ(半袖)(1)
Tシャツ(長袖)(1)
ソフトシェル(1)
サポートタイツ(1)
シューズ(1)
ザック(1)
キャップ(1)
ズボン
靴下
グローブ
雨具
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
携帯
時計
カメラ
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感想
コロナ禍もあり、東京都で人が少ない山と云うことで、マイナーな山である夕倉山をチョイス。ついでに、沢井尾根を一回りしてこようと計画を立てました。
夕倉山は、過去レコでは尾根の南側か南東側からの直登、または松ノ木峠からのピストンが多かったのですが、せっかくなのでノボリオイゾネの実質東端の採石場脇からの縦走を計画しました。採石場脇からの登路は採石場により分断されて通過が困難というのは把握していたので、迂回ルートもチェックした上で臨みましたが、行ってみると、どちらもハイリスクな状態で、そこまでして挑む理由もないので退却するのが吉という結果。
結局、大指バス停から松ノ木峠へ上がってのピストンにスイッチしましたが、このルートも取り付きが予想以上にクセ者で右往左往。むしろ里山低山の方が、トレースが入り組んでいたり、開発が進んでいて、侮りがたいと再認識させられました。
相変わらず、コロナが猛威を振るっているので、しばらくはできるだけ密が避けられる様なルートや山域、時間帯を探して、頑張っていきたいと思います。
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コメント
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分かり辛い尾根道お疲れ様でした。
夕倉山まであとどのくらいか尋ねた者です。
高尾山周辺のレコは良く拝見してましたので、お名前を見て驚きました。
それにしてもあの辺は間違いがありそうな道ばかりでしたね。
何とか紙地図で歩き通しましたけど。
失礼します。Yippei.
コメントありがとうございます。また先日はありがとうございました。
それにしてもYippeiさんのレコは写真がきれいですね。スライドした時、大きなレンズ付きの一眼レフを持っていらっしゃったので、当たり前と云えば当たり前ですが、コンデジのワタシの写真とは天と地ほどの差が(苦笑)
今回は久しぶりに読図などの基礎の重要性を再確認させられた山行でしたが、あんなトラップだらけのトレイルを紙地図だけで歩き通されるとはすごいですね。お互い無事に下りてこられて何よりでした。
またどこかの山の中でお会いできるのを楽しみにしています。では。
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