ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 3968211
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲信越

【中ア北部】からたきの峰(1858m)

2021年10月02日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
06:24
距離
10.2km
登り
818m
下り
805m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:46
休憩
0:32
合計
6:18
5:36
2
5:38
5:46
68
6:54
6:54
14
7:08
7:08
69
8:17
8:25
68
9:33
9:33
13
9:46
9:47
29
10:16
10:18
79
11:37
11:42
3
11:45
11:53
1
11:54
ゴール地点
深夜の木曽谷を駆け抜ける。大雨の後遺症で、片側交互区間が連続する。木曾街道はガラス細工の道だ。時に交通が途絶する。恐らく、中山道の時代から変わっていない気がする。

芦ノ田から、車のスレ違いの出来ない狭いトンネルをくぐると、沓沢湖のほとりだ。奈良井川の支流、小曽部川を上流に向かった。小さな集落がいくつも闇に沈んでいる。ヘッドライトに照らされる過疎の村に、無数のコスモスの花が妖しく浮かびあがった。
過去天気図(気象庁) 2021年10月の天気図
アクセス
林道に出て
ハシゴを登って
バリルートへ
林道に出て
ハシゴを登って
バリルートへ
意外といい道
だって鉄塔道だし(笑)
だって鉄塔道だし(笑)
分岐マークあり
さらに良い道
だが、一歩尾根に踏み込めば
笹ヤブ地獄へといざなわれる
だが、一歩尾根に踏み込めば
笹ヤブ地獄へといざなわれる
古い赤テープはあるんだけどな
古い赤テープはあるんだけどな
尾根芯左の広葉樹との境に天国を見たが
尾根芯左の広葉樹との境に天国を見たが
それも一瞬
直後に
地獄を見る
ん?
自業自得?
それも一瞬
直後に
地獄を見る
ん?
自業自得?
またもや古いテープ
またもや古いテープ
獣道を追うが
世の中そんなに甘くない
世の中そんなに甘くない
しかし
悪夢もいつかはさめる
新池だ!
しかし
悪夢もいつかはさめる
新池だ!
振り返るとこんな感じ
ここから飛び出してきた
振り返るとこんな感じ
ここから飛び出してきた
やれやれ
ここは神域だよ
神話の世界に登場する
お山の神さまをまつる
大山祇(おおやまつみ)神社だね
ここは神域だよ
神話の世界に登場する
お山の神さまをまつる
大山祇(おおやまつみ)神社だね
ミツガシワ
アキノキリンソウ
アキノキリンソウ
ここからは一般道だけど
気持ちを引き締めて
ここからは一般道だけど
気持ちを引き締めて
ようやく運を味方につける
ようやく運を味方につける
展望地からは
経ヶ岳と仏谷山
展望地からは
経ヶ岳と仏谷山
甲斐駒・仙丈・赤岳・天狗岳・守屋山・入笠山
甲斐駒・仙丈・赤岳・天狗岳・守屋山・入笠山
経ヶ岳・黒沢山・空木・木曽駒方面
経ヶ岳・黒沢山・空木・木曽駒方面
秋の気配
ナナカマド
秋の気配
ナナカマド
ノリウツギ
雲が上がって
仙丈ヶ岳の雄姿
雲が上がって
仙丈ヶ岳の雄姿
甲斐駒ヶ岳
やったぜ
からたきの峰
(*´▽`*)
やったぜ
からたきの峰
(*´▽`*)
駒嶽神社の石碑群
御嶽・三社大権現・馬頭観音
駒嶽神社の石碑群
御嶽・三社大権現・馬頭観音
裏手に切り拓きの道の道をたどるが
裏手に切り拓きの道の道をたどるが
御嶽は雲の中・・・
御嶽は雲の中・・・
チョウセンゴヨウの山頂に引き返す
チョウセンゴヨウの山頂に引き返す
再び
経ヶ岳
経ヶ岳・甲斐駒・仙丈・入笠山・守屋山
経ヶ岳・甲斐駒・仙丈・入笠山・守屋山
入笠山・守屋山・高ボッチ・鉢伏山・美ヶ原
入笠山・守屋山・高ボッチ・鉢伏山・美ヶ原
さあ、帰るぞ
と気合を入れなおし
満ち足りた気分で登山口へ
さあ、帰るぞ
と気合を入れなおし
満ち足りた気分で登山口へ
林道ゲートには仕事の車があり
気さくな作業員さんから声がかかる
「おつかれさん」
いえいえ、おつかれさんは
あなたの方でしょ
林道ゲートには仕事の車があり
気さくな作業員さんから声がかかる
「おつかれさん」
いえいえ、おつかれさんは
あなたの方でしょ
白滝見て
次の山へと移動開始です
白滝見て
次の山へと移動開始です
今日の名わき役たち
ウコンクサハツ
今日の名わき役たち
ウコンクサハツ
ドクべニタケ
ウラベニホテイシメジ
ウラベニホテイシメジ
そして
テング兄弟
そして
テング兄弟

感想

<古曽部〜1602〜大山祇神社>

山道はいったん林道に飛び出す。本来はここで北西に取り、林道詰めから新池に上がる。今回は、林道脇のハシゴから鉄塔巡視路に足を踏み入れる。1691と1602を結ぶ東南尾根を歩いてみるプランだ。

ルートは真北から東に振り始めた。ほどなく鉄塔下。意外に快適な登り道がついている。それが下降に移るポイントがある。ハイキング気分に見切りをつけて尾根筋に乗るのはそこだ。間違って巡視路に誘われると、鉄塔線を追って1442へと向かってしまう。

快適な巡視路とはお別れ。ヤブに一歩踏み込む。いきなり容赦ないシナノザサの猛攻を受ける。やれやれ。この山は本来、ヤブなしで登るのがデフォルトなのに。「飛んで火に入る」感もある。獣の目で尾根芯を歩いていく。そこはかとなく獣道がある気もするような、ないような(笑)。

隣の芝は何とやらで、ササヤブの南のへりが疎林に見えたりする。だまされたつもりで、進路修正する。だが、歩きやすさは束の間。結局は、逃れられないヤブのトラップにあえぐ。奇策は捨てて、正攻法が一番ってことらしい。

見れば、木の幹に古い赤テープが巻いてある。しかし、そんなことはちっとも慰めにならない。今の私に必要なのは、歴史の検証ではなく、このヤブ地獄からの突破口を見つけることだから。

ササの目を読んで地道な前進。ようやく1602ピークを確認。コンパスを見ながら新池のコルへ。大山祇神社の鳥居が見えた瞬間、緊張感が解けた。

<大山祇神社〜からたきの峰〜小曽部>

新池は湿地帯だ。ミツガシワが茂っている。アキノキリンソウやキノコたちをカメラにとらえながら、大休止。

ここからは一般路だ。カラマツ・シラカバ・ダケカンバ・ミズナラ・ナナカマド・ノリウツギの森歩き。飽きさせない。

切り拓きの展望地に出た。ひときわ大きく迫るのが経ヶ岳・仏谷山。その右に、雲に隠れる空木岳と木曽駒。桑沢山・楡沢山から黒沢山にかけて、すっきり伸びるスカイラインが目を引いた。

南アルプスの主稜たちも雲の下。雲間に浮き沈みする甲斐駒と仙丈が剛胆を誇っている。その左には、赤岳・鉢伏・高ボッチ・美ヶ原のエリアが広がっていた。

チョウセンゴヨウの待つ山頂には、三基の石碑が置かれていた。左から駒嶽神社・御嶽山三社大権現・馬頭観音の碑。ここは信仰の山なのだ。山頂からは、さらに西に切り拓きが伸びている。辿ってみると、予想通り御嶽山の登拝地だった。

<ありがとう>

下山にかかり、林道ゲートへ。道路を直す作業員さんの元気なあいさつに迎えられる。「上まで行ってきたの?スゴイね!」いえいえ、道を直すあなたの骨折りの方が、はるかにスゴイと思うよ。自分に山仕事が出来るだけの根性があるかと言えば、明らかにNOだと思う。

そんな地道な努力に支えられて初めて、趣味の登山が成立するのだと常々思っている。あらためて、ありがとうと伝えたい。

さあ、白滝見てから2座目へGOだ!

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:186人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら