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Yamareco

記録ID: 399315
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

冬の薬師岳をテント泊で(夜叉神峠登山口より)

2014年01月23日(木) ~ 2014年01月24日(金)
 - 拍手
GPS
30:51
距離
18.7km
登り
1,725m
下り
1,687m

コースタイム

<1/23>
夜叉神峠登山口(9:52)→夜叉神峠小屋(10:47着 11:02発)→杖立峠(12:27着 12:45発)→火事場跡(13:28着 13:55発)→苺平(14:43)→南御室小屋(15:23着)

<1/24>
南御室小屋(5:15)→砂払岳(7:24着 7:32発)→薬師岳小屋(7:55)→薬師岳(8:29着 9:24発)→南御室小屋(11:00着 13:28発)→苺平(14:01)→火事場跡(14:20)→杖立峠(14:53着 15:07発)→夜叉神峠小屋(15:53着 16:17発)→夜叉神峠登山口(16:43)
天候 1/23 雲一つ無い快晴!
1/24 同じく快晴!
過去天気図(気象庁) 2014年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 タクシー
スーパーあずさで韮崎駅まで。そこからタクシーを利用。所要時間約45分。料金約7,600円。
コース状況/
危険箇所等
【夜叉神峠登山口〜夜叉神峠小屋】
スタート直後から積雪はありますが、よく踏まれているためとても歩きやすいです。

【夜叉神峠小屋〜杖立峠】
急登で一部凍結あり。逆に雪がないところも。

【杖立峠〜南御室小屋】
進めば進むほど雪が深く、トレースが薄くなっていきました。登りの苺平から先はうっすらトレースがあっても踏み抜き多数。トレースが消えているところも…。1/23〜24で私を含め8人に踏まれて帰りはしっかりトレースがついていました。

【南御室小屋〜薬師岳】
登りは砂払岳までトレースの薄いところがほとんど。平均して膝まで潜りました。スーパーカンジキと思しき一人分の踏み跡がありましたが、それも頻繁に消えていました。逆に、森林限界を超えると風でとばされるため雪のないところがほとんどになります。しかし、薬師岳小屋から薬師岳はほんのちょっとの距離なのにトレースのない吹きだまりで苦労しました。登りと下りで違うトレースをつけましたが、登りはルート選択を誤りました。後続の方々が使われたなら申し訳ないです…。

※いずれのルートも下りの時点ではかなりトレースが強化されていましたが、次の降雪ですぐに消えると思われます。

【ルート上の水場】
雪に埋もれた南御室小屋の水場を掘ったらしっかり水が出ていました。しかもかなりの水量。2.5リットルがあっという間にたまりました。他に水場はありません。

【ルート上のトイレ】
夜叉神峠登山口、南御室小屋、薬師岳小屋(男性用のみ確認)
登山口に雪がない…と思ったらすぐ雪道になります。
2014年01月26日 00:28撮影 by  Canon EOS 5D Mark III, Canon
1
1/26 0:28
登山口に雪がない…と思ったらすぐ雪道になります。
とても歩きやすい雪道。
2014年01月26日 00:28撮影 by  Canon EOS 5D Mark III, Canon
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とても歩きやすい雪道。
夜叉神峠より望む白峰三山。雲一つ無い紺碧の空!
2014年01月26日 00:30撮影 by  Canon EOS 5D Mark III, Canon
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1/26 0:30
夜叉神峠より望む白峰三山。雲一つ無い紺碧の空!
せっかくなので一つ一つアップで。まずは北岳。
2014年01月26日 00:31撮影 by  Canon EOS 5D Mark III, Canon
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1/26 0:31
せっかくなので一つ一つアップで。まずは北岳。
続いて間ノ岳。
2014年01月26日 00:32撮影 by  Canon EOS 5D Mark III, Canon
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1/26 0:32
続いて間ノ岳。
最後に農鳥岳。
2014年01月26日 00:33撮影 by  Canon EOS 5D Mark III, Canon
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1/26 0:33
最後に農鳥岳。
夜叉神峠から先もしばらくはトレースばっちりです。
2014年01月26日 00:34撮影 by  Canon EOS 5D Mark III, Canon
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夜叉神峠から先もしばらくはトレースばっちりです。
こんな凍結箇所もありますが、ほんの少しです。
2014年01月26日 00:34撮影 by  Canon EOS 5D Mark III, Canon
1/26 0:34
こんな凍結箇所もありますが、ほんの少しです。
そうかと思うと雪のほとんどないところもあったりします。
2014年01月26日 00:36撮影 by  Canon EOS 5D Mark III, Canon
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1/26 0:36
そうかと思うと雪のほとんどないところもあったりします。
杖立峠で小休止。
2014年01月26日 00:27撮影 by  Canon EOS 5D Mark III, Canon
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杖立峠で小休止。
雪が深くなってきますが、トレースはまだしっかりありました。
2014年01月26日 00:37撮影 by  Canon EOS 5D Mark III, Canon
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1/26 0:37
雪が深くなってきますが、トレースはまだしっかりありました。
火事場跡に到着。まぶしい。
2014年01月26日 00:39撮影 by  Canon EOS 5D Mark III, Canon
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火事場跡に到着。まぶしい。
ここでも休憩がてら白峰三山を。
2014年01月26日 00:40撮影 by  Canon EOS 5D Mark III, Canon
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ここでも休憩がてら白峰三山を。
北岳。
2014年01月26日 00:42撮影 by  Canon EOS 5D Mark III, Canon
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北岳。
間ノ岳。
2014年01月26日 00:43撮影 by  Canon EOS 5D Mark III, Canon
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間ノ岳。
農鳥岳。
2014年01月26日 00:44撮影 by  Canon EOS 5D Mark III, Canon
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農鳥岳。
ワカンを装着して出発。
2014年01月26日 00:46撮影 by  Canon EOS 5D Mark III, Canon
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ワカンを装着して出発。
トレースがどんどん頼りなくなる中、やっと苺平に到着。
2014年01月26日 00:48撮影 by  Canon EOS 5D Mark III, Canon
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トレースがどんどん頼りなくなる中、やっと苺平に到着。
平苺…?プレート外れて逆さまになってますね。
2014年01月26日 00:50撮影 by  Canon EOS 5D Mark III, Canon
1/26 0:50
平苺…?プレート外れて逆さまになってますね。
樹林帯ですが、風が通るのでしょうか。
2014年01月26日 00:50撮影 by  Canon EOS 5D Mark III, Canon
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樹林帯ですが、風が通るのでしょうか。
苺平から南御室小屋の方面を見てみると、リボンは見えるけれども、トレースは見えない…。
2014年01月26日 00:52撮影 by  Canon EOS 5D Mark III, Canon
1/26 0:52
苺平から南御室小屋の方面を見てみると、リボンは見えるけれども、トレースは見えない…。
マッシュルーム。
2014年01月26日 00:53撮影 by  Canon EOS 5D Mark III, Canon
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マッシュルーム。
所々吹きだまりでトレース消失。
2014年01月26日 00:57撮影 by  Canon EOS 5D Mark III, Canon
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所々吹きだまりでトレース消失。
トレース復活。しかし踏み抜く。
2014年01月26日 00:56撮影 by  Canon EOS 5D Mark III, Canon
1/26 0:56
トレース復活。しかし踏み抜く。
南御室小屋のすぐ手前。金峰山をはじめとする奥秩父山塊が見えるポイント。携帯電話もここはつながります。
2014年01月26日 01:01撮影 by  Canon EOS 5D Mark III, Canon
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1/26 1:01
南御室小屋のすぐ手前。金峰山をはじめとする奥秩父山塊が見えるポイント。携帯電話もここはつながります。
南御室小屋に到着。余裕があったらもっと先まで…なんて考えていましたが、既に15:20過ぎ。ここを幕営地としました。冬季小屋も開放されていました。
2014年01月26日 01:03撮影 by  Canon EOS 5D Mark III, Canon
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1/26 1:03
南御室小屋に到着。余裕があったらもっと先まで…なんて考えていましたが、既に15:20過ぎ。ここを幕営地としました。冬季小屋も開放されていました。
小屋に向かって右手にある水場。雪に埋まっていましたが、以前訪れた時の記憶を頼りに掘ってみると…
2014年01月26日 01:03撮影 by  Canon EOS 5D Mark III, Canon
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1/26 1:03
小屋に向かって右手にある水場。雪に埋まっていましたが、以前訪れた時の記憶を頼りに掘ってみると…
バッチリ!水が出ました。
2014年01月26日 01:07撮影 by  Canon EOS 5D Mark III, Canon
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1/26 1:07
バッチリ!水が出ました。
「ここをキャンプ地とする!」
2014年01月23日 16:57撮影 by  F-06E, FUJITSU
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1/23 16:57
「ここをキャンプ地とする!」
奥秩父展望ポイントにて夕暮れの空の色。
2014年01月26日 01:15撮影 by  Canon EOS 5D Mark III, Canon
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1/26 1:15
奥秩父展望ポイントにて夕暮れの空の色。
北の星空。
2014年01月26日 01:25撮影 by  Canon EOS 5D Mark III, Canon
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1/26 1:25
北の星空。
オリオン座と昴。
2014年01月26日 01:32撮影 by  Canon EOS 5D Mark III, Canon
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1/26 1:32
オリオン座と昴。
オリオン座を少しアップで。
2014年01月26日 01:49撮影 by  Canon EOS 5D Mark III, Canon
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1/26 1:49
オリオン座を少しアップで。
オリオン大星雲。焦点距離200mmで撮ってトリミングしています。
2014年01月26日 01:44撮影 by  Canon EOS 5D Mark III, Canon
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1/26 1:44
オリオン大星雲。焦点距離200mmで撮ってトリミングしています。
翌日。砂払岳から最後の登りを振り返る。ここまでずっと悪戦苦闘していました…。
2014年01月26日 01:52撮影 by  Canon EOS 5D Mark III, Canon
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1/26 1:52
翌日。砂払岳から最後の登りを振り返る。ここまでずっと悪戦苦闘していました…。
砂払岳付近でしばらく撮影。まずは薬師岳、観音岳方面。
2014年01月26日 01:54撮影 by  Canon EOS 5D Mark III, Canon
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1/26 1:54
砂払岳付近でしばらく撮影。まずは薬師岳、観音岳方面。
仙丈ヶ岳。
2014年01月26日 01:56撮影 by  Canon EOS 5D Mark III, Canon
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1/26 1:56
仙丈ヶ岳。
北岳。
2014年01月26日 01:57撮影 by  Canon EOS 5D Mark III, Canon
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1/26 1:57
北岳。
白峰三山。
2014年01月26日 02:10撮影 by  Canon EOS 5D Mark III, Canon
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1/26 2:10
白峰三山。
やっと撮れた富士山。本当は朝焼けと御来光も撮りたかったのですが…。
2014年01月26日 02:12撮影 by  Canon EOS 5D Mark III, Canon
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1/26 2:12
やっと撮れた富士山。本当は朝焼けと御来光も撮りたかったのですが…。
少し登った場所からアップで。
2014年01月26日 02:24撮影 by  Canon EOS 5D Mark III, Canon
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1/26 2:24
少し登った場所からアップで。
北岳と仙丈ヶ岳。
2014年01月26日 02:35撮影 by  Canon EOS 5D Mark III, Canon
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1/26 2:35
北岳と仙丈ヶ岳。
飽きずに富士山。
2014年01月26日 02:40撮影 by  Canon EOS 5D Mark III, Canon
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1/26 2:40
飽きずに富士山。
雲海に浮かぶ奥秩父山塊。
2014年01月26日 02:41撮影 by  Canon EOS 5D Mark III, Canon
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1/26 2:41
雲海に浮かぶ奥秩父山塊。
薬師岳まであと少し…しかしここからが長かった。
2014年01月26日 02:42撮影 by  Canon EOS 5D Mark III, Canon
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1/26 2:42
薬師岳まであと少し…しかしここからが長かった。
薬師岳小屋は雪でほとんど埋まっていました。この直後、自分自身も腰まで埋まりながらもがくことになろうとは…。
2014年01月26日 02:44撮影 by  Canon EOS 5D Mark III, Canon
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1/26 2:44
薬師岳小屋は雪でほとんど埋まっていました。この直後、自分自身も腰まで埋まりながらもがくことになろうとは…。
シュカブラと仙丈ヶ岳。
2014年01月26日 02:45撮影 by  Canon EOS 5D Mark III, Canon
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1/26 2:45
シュカブラと仙丈ヶ岳。
シュカブラと富士山。
2014年01月26日 02:46撮影 by  Canon EOS 5D Mark III, Canon
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1/26 2:46
シュカブラと富士山。
シュカブラと北岳。
2014年01月26日 02:47撮影 by  Canon EOS 5D Mark III, Canon
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1/26 2:47
シュカブラと北岳。
薬師岳の山頂標識と白峰三山。
2014年01月26日 02:49撮影 by  Canon EOS 5D Mark III, Canon
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1/26 2:49
薬師岳の山頂標識と白峰三山。
観音岳に続く稜線。雪のないところも多いです。
2014年01月26日 03:00撮影 by  Canon EOS 5D Mark III, Canon
4
1/26 3:00
観音岳に続く稜線。雪のないところも多いです。
滝雲。
2014年01月26日 03:03撮影 by  Canon EOS 5D Mark III, Canon
7
1/26 3:03
滝雲。
望遠レンズに交換してしばらく撮影。
2014年01月26日 03:04撮影 by  Canon EOS 5D Mark III, Canon
5
1/26 3:04
望遠レンズに交換してしばらく撮影。
富士山の頭上に太陽。
2014年01月26日 03:04撮影 by  Canon EOS 5D Mark III, Canon
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1/26 3:04
富士山の頭上に太陽。
三国山脈、奥日光方面?
2014年01月26日 03:07撮影 by  Canon EOS 5D Mark III, Canon
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1/26 3:07
三国山脈、奥日光方面?
赤岳と浅間山。
2014年01月26日 03:08撮影 by  Canon EOS 5D Mark III, Canon
4
1/26 3:08
赤岳と浅間山。
八ヶ岳連峰。
2014年01月26日 03:08撮影 by  Canon EOS 5D Mark III, Canon
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1/26 3:08
八ヶ岳連峰。
なんと妙高山まで見えました。
2014年01月26日 03:41撮影 by  Canon EOS 5D Mark III, Canon
5
1/26 3:41
なんと妙高山まで見えました。
後立山連峰もバッチリ!爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳、五竜岳、白馬三山…
2014年01月26日 04:55撮影 by  Canon EOS 5D Mark III, Canon
6
1/26 4:55
後立山連峰もバッチリ!爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳、五竜岳、白馬三山…
北岳のアップも。
2014年01月26日 05:13撮影 by  Canon EOS 5D Mark III, Canon
6
1/26 5:13
北岳のアップも。
八本歯ノ頭。トレースは…なさそうです。
2014年01月26日 05:25撮影 by  Canon EOS 5D Mark III, Canon
5
1/26 5:25
八本歯ノ頭。トレースは…なさそうです。
間ノ岳。
2014年01月26日 05:19撮影 by  Canon EOS 5D Mark III, Canon
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1/26 5:19
間ノ岳。
仙丈ヶ岳。
2014年01月26日 05:19撮影 by  Canon EOS 5D Mark III, Canon
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仙丈ヶ岳。
中央アルプス?
2014年01月26日 05:24撮影 by  Canon EOS 5D Mark III, Canon
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中央アルプス?
荒川岳。
2014年01月26日 05:37撮影 by  Canon EOS 5D Mark III, Canon
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1/26 5:37
荒川岳。
バットレス。
2014年01月26日 05:39撮影 by  Canon EOS 5D Mark III, Canon
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1/26 5:39
バットレス。
大樺沢。さて、そろそろ下山します。
2014年01月26日 05:40撮影 by  Canon EOS 5D Mark III, Canon
4
1/26 5:40
大樺沢。さて、そろそろ下山します。
薬師岳小屋の屋根には動物の足跡が…。
2014年01月26日 05:42撮影 by  Canon EOS 5D Mark III, Canon
3
1/26 5:42
薬師岳小屋の屋根には動物の足跡が…。
砂払岳付近でもう一度富士山を。
2014年01月26日 05:43撮影 by  Canon EOS 5D Mark III, Canon
6
1/26 5:43
砂払岳付近でもう一度富士山を。
自分のトレースを逆から辿っていきます。
2014年01月26日 05:44撮影 by  Canon EOS 5D Mark III, Canon
1/26 5:44
自分のトレースを逆から辿っていきます。
下りなら楽なんですけどね…。
2014年01月26日 05:45撮影 by  Canon EOS 5D Mark III, Canon
1/26 5:45
下りなら楽なんですけどね…。
ずぶずぶです。
2014年01月26日 05:46撮影 by  Canon EOS 5D Mark III, Canon
1
1/26 5:46
ずぶずぶです。
テント撤収、荷物整理と大休止の後、南御室小屋を出発。
2014年01月26日 06:01撮影 by  Canon EOS 5D Mark III, Canon
2
1/26 6:01
テント撤収、荷物整理と大休止の後、南御室小屋を出発。
帰りはずっとトレースばっちりでした。
2014年01月26日 05:48撮影 by  Canon EOS 5D Mark III, Canon
1/26 5:48
帰りはずっとトレースばっちりでした。
火事場跡の手前でしつこく富士山。
2014年01月26日 05:47撮影 by  Canon EOS 5D Mark III, Canon
3
1/26 5:47
火事場跡の手前でしつこく富士山。
夜叉神峠手前の稜線上で最後の富士山。
2014年01月26日 05:49撮影 by  Canon EOS 5D Mark III, Canon
3
1/26 5:49
夜叉神峠手前の稜線上で最後の富士山。
夜叉神峠で最後に白峰三山を。
2014年01月26日 05:50撮影 by  Canon EOS 5D Mark III, Canon
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1/26 5:50
夜叉神峠で最後に白峰三山を。

感想

※相変わらずスマホのGPSはデータが暴れているのでルートは手書きです。

元々鳳凰三山縦走を1月上旬に予定していたのですが、年を越してから登ってもいないのに右膝が痛み出し、泣く泣く延期していました。今でもまだ少し痛むのですが、気圧配置が最高によさそうだったので行けるところまで行こうと出発しました。今回の目標はできれば鳳凰三山縦走、冬季テント泊、そして朝焼けとご来光を撮ること。…結果として、冬季テント泊しか実現できませんでした。欲張ってはいけないですね。

ザックの重量は出発時点で約22kg。そのうちカメラ機材が約2割を占めています。思い切って削れば楽になるのでしょうが…。

スタート直後から雪が積もっていて、爆弾を抱えた膝に優しい道でした。しばらくは特に急登もなく、緩やかに登っていけます。登山口から夜叉神峠まではほぼコースタイム通り。順調な出だしです。夜叉神峠から杖立峠は一部で凍結した急登があるかと思うと雪の消えるところもあり、滑り止めをつけるかどうか悩ましいところ。私は杖立峠までアイゼン無し、杖立峠から火事場跡までアイゼン(これはいらなかったかも)、火事場跡から南御室小屋までワカンにしました。

杖立峠の先で日帰りの方とすれ違いましたが、この先は雪が深く、苺平で引き返してきたとのこと。苺平まではこの方がつけてくださったワカンのトレースを追いました。しかしその先はトレースがあっても薄く、ワカンをつけていても頻繁に踏み抜きます。南御室小屋にたどり着いたのは15:23。余裕があったらもっと上で幕営しようなどと甘い考えを持っていたのですが、無理でした。

私はテントの撤収やパッキングが異常に遅いので、冬山でスケジュールに余裕のない時はテントを持って行っても冬季小屋に逃げ込むことが多かったのですが、今回は初志貫徹でテント泊としました。…しかし、いつものように冬季小屋泊としていれば翌日の朝焼けや御来光を撮れて地蔵岳にも行けたかなぁ…とちょっと後悔。1/23の最低気温は手元の小さい温度計で確認できたもので-15℃でした。腕時計(プロトレック)の温度計は-10℃までしか測れないので夜は計測不能になっていました(笑)。

夜。体調は悪くないのですが夕食はほとんど食べられず。最近、こういうことが多いです。登山中に食欲がほとんどなく、水分と行動食以外を口にしないことが多くなっています。それじゃあバテると分かっているのですが…。結局、持って行った食料をほとんどそのまま持って帰ることになりました。

1/24の夜明け前。5:15に南御室小屋を出発しました。薬師岳までのコースタイムは90分。順調に行けば森林限界より上で富士山と御来光を撮れる…はずだったのですが、この先の積雪を甘く考えていたためワカンをテントに置いて出発するという痛恨のミスを犯し、間に合いませんでした。想像以上の雪深さで薄いトレースを辿ってもことごとく踏み抜き、一歩進む度に体力を奪われます。森林限界を超え、やっと雪との格闘も終わりだと思ったのですが、意外にも一番雪が深かったのは薬師岳小屋から薬師岳でした。腰まで雪に埋まりながら、夏なら数分の距離を30分かけてなんとかたどり着きました。この時点で観音岳や地蔵岳は諦め、薬師岳で撮れるだけ写真をとることにします。

薬師岳からの下山中、南御室小屋までに単独行3人、苺平までに1組4人とすれ違いました。そこから先はおかげでトレースが強化され、かなり楽になりました。

この冬の間にもう一度登りたいなぁ…。

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コメント

写真いいですね〜 ^o^
dhumeさん。

始めまして。
星景写真いい感じですね。
さすが5dmk3ですね。
超高感度でもノイズのないこと。
しかもISO12800って凄い。
星雲も撮れてしまうんですね。

教えていただきたいのですがレンズやフィルター類はどのようなものをお使いですか〜。m(_ _)m
2014/1/27 6:32
ありがとうございます
ronkazunさん、初めまして!
コメントありがとうございます。

ronkazunさんがお使いのD600の方が、
高感度耐性高いと言う噂ですが…。
普段は6400をリミットにしていますが、
星を撮るときはさすがにリミット解除して、
あとはLightroomマジックでなんとかします(笑)。

以前はポータブル赤道儀を担いで登っていたこともありましたが、
富士山で使ったら壊れました(笑)。
それ以来、感度高くすればいいや…と思っています。
極軸あわせ面倒ですし…。

滝をよく撮っていた頃はフィルターたくさん持って行っていましたが、
面倒なので最近は山に登るときもC-PLフィルターすら持って行っていません。
所有しているレンズは下記の通りです。

・SIGMA 12-24mm F4.5-5.6 II DG HSM
・CANON EF24-105mm F4L IS USM
・CANON EF70-200mm F2.8L IS II USM
・CANON EF70-200mm F4L IS USM
・SIGMA 20mm F1.8 EX DG ASPHERICAL RF

登山の時は24-105mmのみか、プラス70-200mm F4のことが多いです。
気合い入れていくときは12-24mmも持って行きます。
日帰りだと70-200mm F4ではなく70-200mm F2.8の時もあります。
70-200mm F4は一見無駄ですが、テン泊装備でF2.8はしんどいので買いました。
北岳にレンズ4本持って行った時は冬でもないのにザック重量が26kgに…(笑)。
2014/1/28 0:50
Re: ありがとうございます
dhumeさん

詳しくシステムを教えていただいてありがとうございます。
私も以前はキャノンの5dmk2を使っておりました。
5dmk2を5年ほど使ってそろそろもうちょっと高感度耐性が良い機種に買い換えたいと思っていたんですが、5dmk3がとても高くて手が出せなかった(笑)
ということもありシステムを換装してしまいました。

私もdhumeさんと同じよなシステムを使っておりましたが、24-105一本で登ることが多かったです。現在は24-85になってしまったのでテレ側が短くて、ちょっと背景ぼかしたい時に撮れずにいます。
去年から星景もチャレンジするため広角のレンズを追加しましたがなかなかむずかしいですね。

確かにテン泊で一眼システム持って行きますと軽〜く20kgオ〜バ〜になりますよね。私も北岳は好きでよく登りますが、後半の六本歯のあたりでいつも心が折れそうになります。
でも、北岳山荘からの富士が好きで、それでもまた重い思いして登ってしまうんですが。
2014/1/31 6:52
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この記録に関連する登山ルート

積雪期ピークハント/縦走 甲信越 [2日]
鳳凰三山 薬師岳・観音岳(夜叉神の森スタート)
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5

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