【貸し切りの山頂、静寂の雪原】北横岳・縞枯山

2014年01月27日(月) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 7.7km
• 登り: 501m
• 下り: 511m

コースタイム

10:00 ロープウェイ山麓駅発
10:10 ロープウェイ山頂駅着
10:45 北横岳ヒュッテ
11:05 北横岳南峰
11:15 北横岳北峰
11:30 北横岳ヒュッテ
12:10 縞枯山荘
12:30 雨池峠
13:00 縞枯山山頂
13:15～30 お昼ごはん
13:40 縞枯山展望台
14:05 五辻
14:50 ロープウェイ山頂駅
15:10 ロープウェイ山麓駅

天候

快晴で無風、最高のハイキング日和

アクセス

利用交通機関：

自家用車

【往路】八千穂高原～299号～141号～142号と走り、長門牧場側からビーナスライン
【駐車場】北八ヶ岳ロープウェイ山麓駅駐車場（無料）
【復路】富士見、原村経由で20号、小淵沢IC～高井戸IC

コース状況／危険箇所等

長門牧場の脇の道路はツルツルのアイスバーン、反対車線で路肩に乗り上げてしまった車がいたので、停まって「大丈夫？」なんて聞いたら、今度はこっちがスタート時にタイヤ空転。あわわわわ。

【坪庭～北横岳】
踏み跡もしっかりしていて歩きやすい。スタートから山頂まではツボ足、ポールなし。下りのみポールを突いて、靴底で滑り降りるように下山。楽チン。

【雨池峠～縞枯山】
ここからスノーシュー装着、ヒールリフターのおかげで登りも楽々。展望台は誰も入っていなかったのですが、スノーシュー履いたまま登れました。五辻に下る途中、間違ってトイレをした人の踏み跡たどってしまったのですが、そのまま少しラッセルしてすぐにコースに戻れました。

【五辻～坪庭】
ダラダラと緩い登りですが、無音のまっ白い世界を存分に堪能。

・登山ポストは山頂駅に、トイレは山麓駅で済ませておくこと。
・下山後の温泉は、お馴染みの原村「樅の湯」500円。
・諏訪南ICをスルーして20号沿いの「テンホウ」で晩ごはん。

写真

あまりの快晴に少し後ろ髪引かれながらも、一旦下山。ぐるっと回って反対側へ。

見慣れた山容、蓼科山がピョッコリ顔を出す。

ロープウェイ山麓駅、目の眩むような快晴。

目指すはあの山頂。

本日の装備、結局ピッケルは使わずでした。

予定より3本遅れの便に乗車。

あっという間に山頂駅、お馴染みのキツツキくん。

あそこと...

あそこ、本日の目標を視認。

昨晩も少し積もったようですが、既にしっかりと踏み跡が。

山頂駅越しに、中央アルプス！

温度が高すぎて樹氷にはならず、でも青空とのコントラストが素晴らしい。

軽ーく、シュカブラ。

なんだか同じカメラを持ってる方がたくさんいたので聞いてみたらハッセルブラッドの愛好会の皆さんだそうです。可愛いなあ。

奥に進むと、少し雪深い場所もチラホラ。

登山道も踏み跡しっかり。

愉快な踊りを踊っているような、凍てついた枝達。

坪庭越しの、南アルプス。

三ツ岳は岩と雪のミックスで嫌らしそうな感じ。パス。

北横ヒュッテに到着。

あれ？天狗くん、こんなに背が低かったっけ？

青空に画かれた美しい紋様。

コメツガは雪に埋もれても、じっと耐えています。

あ、空に乗っかる。この瞬間が、大好きでして。

帰り見すれば、八ヶ岳オールスターズ。

蓼科山の奥に、北アルプスの峰々がクッキリ！

しばし見惚れる。

こんなにぐるっと見える日があるか？　いや、ない（反語）。

入笠山から御嶽山までが、一望。

それじゃあ、南峰にも向かいますか。

平日にしては賑わっているなあと思ったら。

浅間山ご一行様、どーん！

粉砂糖をまぶしたような、蓼科山。

いやっほーい！

再び北峰に戻り、御嶽山にズーム。

金峰山、縞枯山荘、八ヶ岳、一望。

やっぱりみんな、撮っちゃいますよねー。

ぼくももう1枚。

あまりにキレイすぎて、なかなか下山できず、ついつい長居。

再び北横ヒュッテ、夏に座ったブランコが完全に埋まっている。

坪庭から、次の目標を見据える。

青空の下、青い三角屋根が見えて来る。

お地蔵さんにも青い屋根。

営業はしていなかったけど、絵になる小屋です。

雨池峠でスノーシュー装着。

ズンズン登ったら、あっという間に山頂。

空の青さが、どんどん濃くなってくる。

縞枯れた木々が、雪に映える。

いい針葉樹林、と縞枯れ。

ちょっと雪道の脇に腰掛けてランチタイム。唯一の給水タイム、雪を溶かしてコーヒーも2杯。

展望台、やっぱ登るよねえ。スノーシュー、履いたまま行けるかな？

本日誰も足を踏み入れていない模様、貸し切り展望台！

まあるい山容、茶臼山。

白駒池、高見石、にゅう。わかりますか？

吹きっさらしの木々の向こうに、奥秩父の山塊。

スノーシュー大正解。誰も歩いてない新雪をバスバスと踏んで、登山道に戻る。

つらら、キラキラ。

この辺はバッフバフ、スキーのトレース跡も。

鞍部の分岐。茶臼山は、今日はやめておきますか。

意図的に新雪の上をばふばふ歩いて、あっという間に五辻。

布団のような、ふっわふわの雪。

気持ちはわかる、わかるよ。

無音の世界に、自分の足音だけが静かに響く。

世界の果てにでも、来たような気分。

ウサギの足跡が、顔に見える。「ほ！」って言ってる。

右肩に人の顔が！「ほ！」

もう少し寒ければ、良い樹氷になりそうなのだが。

少し靄がかかり、水墨画のような様相の富士見の里。

ふと見上げれば、空に飛行機雲。

空に、あこがれて。

時間が止まったような、静寂の雪原。

坪庭に集う、カメラマンの皆さん。今日はみんな良い画が取れたことでしょう。

水なし行軍はキツかった。山頂駅にてアクエリアス一気飲み。

さて、隠しておいたこいつに乗って、一気に滑り降ります。

一気に滑り降りて、脚ガックガク。

トイレの張り紙、秀逸。

山麓を走っていると、素晴らしい山容が。

今日歩いた辺りを眺めて、悦に入る。

パノラマでどーん。

樅の湯で、温泉浸かってストレッチ。

諏訪のソウルフード、テンホウのギョウザとチャーメン。今日も懐かしさというスパイスがばっちり効いていました。

高速も環八も渋滞なし。整骨院が開いてる時間に帰れたので、疲れた身体を揉みほぐしてもらって、水分補給。

感想

otkme

土曜日に仕事をしたら月曜に代休をもらえたので、日曜日は八千穂でスノーボードしてから顔なじみのペンションでオーナーと痛飲、案の定寝坊したけどあまりのいい天気に慌てて支度して下山。麦草峠は冬期封鎖中なので、ぐるっと回って蓼科へ。

あわてて準備していたら、寒さでハイドレーションのチューブがポッキリ折れてしまい、しかたがないのでテルモスのお湯だけを頼りにクライムオン。坪庭は平日にも関わらずカメラマンの皆さんで大賑わい。踏み跡もしっかりしていて、ノーアイゼンのままで北横岳に登頂。山頂は今までに無いくらいの眺望、一緒に居合わせた方々としばし山座同定。下りもノーアイゼン、ストックポール突きながらスノーボードブーツで滑るように下山。

2座目の縞枯山からスノーシュー装着、お馴染みの急登もヒールリフターのおかげでスイスイ。とは言え少し汗ばみながら山頂、食事というより水分補給せねばと木立の陰で休憩。雪を溶かしてコーヒー2杯。展望台に向かう道はノートレースだったので、スノーシュー付けたまま進んでみたら、貸し切り状態。いつもは行けない岩の先まで恐る恐る進んでみたり。

ばふばふと新雪の中踏み込みながら下山。五辻から坪庭、時折立ち止まり無音の世界を楽しんだり。山頂駅でアクエリアス一気飲みして、デポしてあったスノーボードで一気に下山。

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もっと早起きして、がんばって赤岳に上がってもよかったとか、いろいろ思うところはあるけれど。貸し切りの山頂でぐるっと見回した景色とか、静寂の森歩きとか、やっぱり楽しかったなあとニヤニヤしながら帰宅。素晴らしい冬の2連休。

コメント

bebebe

縞枯山で
おはようございます☆

雨池峠からの登り、お邪魔してしまいスミマセンでしたぁ

げっそりして愛想良く出来なくて申し訳なかったですm(_ _)m

スノボいいですねぇ>_<


私も滑り降りたかったです！

otkme

＞bebebeさん
何だか足取り重そうだったので、大丈夫だったかなと気になってはいたのですが。

そんな事も吹っ飛ぶくらいの快晴と眺望でしたね。展望台はスルーしてしまったみたいですが、中々のものでしたよ。
冬はボードメインなのですが、たまにこうやって歩くのもいいですね。

またどこかでお会いしましょう。