那岐山
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- GPS
- 06:09
- 距離
- 10.8km
- 登り
- 937m
- 下り
- 932m
コースタイム
- 山行
- 4:54
- 休憩
- 1:08
- 合計
- 6:02
天候 | 曇り時々晴れ、時々雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
雪山は条件によって大きく状況が変わる。通常、トレースも多く雪山リスクの小さい那岐山だが、降雪があればトレースが消え、視界が遮られ、ルート間違いや低気温、体力消耗などのリスクが増してくる。悪条件に備えておくことが必要。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
手袋
予備手袋
防寒着
雨具
防寒帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
レジャーシート
レスキューシート
スマホ(地形図・GPS)
コンパス
笛
時計
カメラ
双眼鏡
アイゼン
|
---|---|
備考 | スノーシューを持っていくべきだった |
感想
岳人会のイベントに参加させてもらい、岡山県の那岐山に行く。
第一駐車場の手前(自衛隊設備の入口のところ)に車を停め、出発。蛇淵の滝入口を過ぎ、B、Cコース入口に着く。ここで、みなさんはアイゼンを装着されたのだが、かえって歩きにくいように思ったので装着せずにみなさんの装着を待つ。
登山道に入ると昨日降り積んだたっぷりの雪で、周りの樹木も雪化粧をしている。そんな景色を楽しみながらトレースを追って登っていく。天気も曇ったり晴れたりで悪くはない。主稜線での晴れ間を期待しながら登っていったが、天気予報では昼頃から雪が降ると言っていた。いい方に外れてほしいと願う。
大神岩に着く。展望台に出ると南に奈義町の町並みが見渡せ、その南には岡山県南部の山が連なっている。東には兵庫県堺の日名倉山や後山が見える。後山付近が雲に覆われていたので雪が降っているのかもしれない。展望を得て気分も上がる。
大神岩から先の尾根に出ると雪も深くなる。周りの樹木には霧氷も見られる。次第に天気が悪化して雪が降り出す。トレースも薄くなりラッセル気味になる。ここでスノーシューを持ってこなかったことを後悔するがしかたがない。三角点峰の手前ではまさにツボ足で膝上までのラッセルを強いられる。そして三角点峰では雪が吹雪風も強くなる。ここで後ろのメンバーの方を待ち、先行されている他の登山者のトレースを追いながら避難小屋に到着する。まずは小屋に入り、昼食休憩をとる。小屋の中でも冷え切った体は温まらず寒いままだったが、それでも吹雪よりはいい。食事をしている間に落ち着いてくる。小屋を出るときに温度計を見ると0℃だった。20人ほどの人が詰めていたにもかかわらずこの気温であれば外の気温はどれほどだったのだろう。−5℃くらいかと推測する。
昼食後、小屋を出る時にはいくぶん空も明るくなり風も弱まっていた。那岐山山頂に向けて登る。三角点峰を振り返る。滝山に連なる稜線も見える。いい景色だ。山頂に着く。遠くの展望はきかないが、近くの山々の展望はあり、雪山の美しさを味わう。この後計画ではBコースで下る予定だったが、この積雪でラッセルしながらの歩行は困難と見てCコースピストンに切り替える。
先ほどの雪でトレースが薄くなっているところもあったが、それでも雪の下り道はずいぶん楽に進める。下山時にもう一度大神岩での展望を眺める。後山周辺は雲に隠され、南東方面にも雪雲らしき雲が流れていた。那岐山に雪を降らせた雲が通り過ぎていったのかもしれない。
大神岩からはのんびりと名残惜しく雪景色を楽しみながら下り、無事駐車地に戻る。雪の那岐山を十分に楽しめた山行になった。今度は滝山までの稜線歩きもやってみたいと思う。
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