白山(加賀禅定道〜丸石谷右俣滑走)


- GPS
- 16:39
- 距離
- 36.4km
- 登り
- 3,008m
- 下り
- 2,994m
コースタイム
- 山行
- 15:28
- 休憩
- 1:12
- 合計
- 16:40
天候 | 晴れ! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
スキー客の邪魔にならないように隅のスペースをお借りした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆一里野スキー場 ・夜中からコース整備を行っているため邪魔にならないように隅を歩く。 ・日によって激ラッセルの日もあるが、今日はしっかり整備されていて歩きやすい状況だった。 ◆ゲレンデトップ〜しかり場分岐 ・前日のモノと思われるトレースがあり、ほぼラッセルはなかった。 ・普段はトレースがないことが多いのであてにしない方が良い。 ◆しかり場分岐〜美女坂の頭 ・左に雪庇、右に急斜面の痩せ尾根が続くので注意。雪庇の付け根には落とし穴もある。 ・今日は雪付がよくて歩きやすかったがカチカチの日もあるのでクトーやアイゼンは必須。 ◆美女坂の頭〜四塚山 ・コース前半とは大きく異なり広くてなだらかな尾根歩きとなる。 ・ただこの区間は基本的に風が強く斜面も凍っているケースが多いのでそれなりの装備が必要。 ・百四丈滝も天池の手前あたりから見ることができるが左に寄りすぎると雪庇があるので注意。 ◆四塚山〜御前峰 ・今日はシールのまま御前峰の直下まで移動できたが、カチカチの場合はお手水鉢まで滑走モード、そこからアイゼンが良い。 ・御前峰までの登りも凍結箇所が多かったためシートラアイゼンで登り上げた。 ◆御前峰〜お手水鉢 ・スキー滑走。山頂直下は滑落に注意しながら高度を落とさないように大汝峰をトラバースしていく。 ◆お手水鉢〜七倉山 ・シールで登り返し。 ◆七倉山〜天池(丸石谷滑走〜登り返し) ・丸石谷右俣は素晴らしい景観を持つ谷だが深い落とし穴も多数あるので沢床にはあまり降りない方が良い。 ・天池の台地への登り返しは東面でパウダーが詰まっているがその分ラッセルがキツい。 ◆天池〜しかり場分岐 ・美女坂の下までスキー滑走。 ・そこからシールでしかり場分岐まで多くのアップダウンをこなす。帰りも体力勝負。 ◆しかり場分岐〜一里野スキー場 ・ハライ谷を滑走すれば林道まであっという間に降りることができる。 ・林道は片斜面になっているので滑落注意。 ・最後はアスファルトをスキー場まで歩いてゴール。 |
写真
感想
11月以来の白山へ行ってきた。
大魔人さんが2月のお参りにいくというので便乗。トラさんも参加するらしい。
土曜日の天気は上々。これはビッグ山行日和ですね。
ルートは・・・加賀禅定道?おお、刺激的!
加賀禅定道は白峰から林道17km歩くより大変だし時間もかかるけど飽きない。達成感もある。
自分は加賀禅定道は四塚山までしか行ったことがなかったので今回の御前峰チャレンジはぜひやってみたいと思っていた。
とはいえ、前日は20時まで仕事。それから出て車中泊して・・・となると3時間も寝られない。
きついけど厳冬期最後のチャンスだから無駄にするわけにはいかない。
大魔人さんとトラさんから30分ほど遅れでスタートした。
なぜか土曜日なのに前日のトレースが多数あってなかなか追い付けない。
しかり場分岐までいってようやく追いつくことができた。
さあラッセル回していきましょう。
大魔人さんが先頭になったと思ったらいきなり目の前から消えた。落とし穴に落ちてました。
頭まですっぽり隠れるくらいでかい穴だったのでマジで焦った。
加賀禅定道は雪庇だらけなので気を付けなければならない。
四季を通じて登山者を苦しめる美女坂を登ったらちょうど夜が明けた。マジ絶景。
白峰からのアプローチより加賀禅定道からのアプローチの方が景色は絶対に素晴らしい。
北部白山万歳。
早々に風が強くなってきたので地獄ゴーグルを装着。この安心感はやめられない。
順調に四塚山に到着し、大汝峰をトラバースして御前峰へ。
12時までに着ければいいかな…と思っていたが11時に到着。順調そのもの。
お参りしたらさあ下山。
下山と言っても加賀禅定道の下山は甘くない。アップダウンがめちゃくちゃ多いので下山している感じはしない。
とりあえず七倉山から丸石谷にエントリーしてパウダーをいただく。
この谷がめちゃ絶景で大当たり。ここに来てよかった。
天池の台地まで激ラッセルで登り返してもうヘトヘト・・・だがまだアップダウンは続く。
美女坂を降りなければならないが、ついつい思い込みで奥の尾根に入り込んでしまった。
おかしいと思いGPSを確認してすぐ気づけたので美女坂に復帰できたので良かったが、そのまま降りてしまったら大変なことになっていた。
条件が良い時ほど気を引き締めなければいけない。
しかり場分岐までのアップダウンをこなしたらハライ谷へエントリー。
天気もいいので多くのスキーヤーが滑っているのでは?と思ったがトレースは皆無。
3人で自在にシュプールを刻んで下山した。
終わってみれば17時間、標高差3000mの完全燃焼山行だった。
しばらくはいいかな・・・と思うが、条件がいい日があればまた行きたくなりそうな、そんな素晴らしい山行だった。
今日はガンちゃんとトラさんの3人で土曜友の会を結成して加賀禅定道から白山にお参りに行ってきた。僕以外はお初、厳冬期に加賀禅定道ワンデイなんてそうそう出来るものではないのです。
深夜23時50分に日本一登山者に優しい白山一里野温泉スキー場からスタート、雪上車がせっせとゲレンデ整備をしていました。1台上で止まっています、何だろうと思ったら運転手さんがこの先ゲレンデにクレパスがあるから気をつけてくださいと言ってくれた。ありがとうございます、やはり日本一登山者に優しいスキー場です。
ガシガシ登りシカリ場まで昨日のうっすらと残ったトレースを使う、上部は埋もれていたけど助かりました。この先はトレースはなく長倉尾根のアップダウンをこなしていく。雪が多い今年は登りやすかったけど巨大雪庇にはちびった。奥長倉小屋は雪に埋まりどこにあるのか分からへん…、立木に身を寄せて防寒対策をした。核心の美女坂に取りつく。いきなり落とし穴にはまってしまった。これ落ち方次第ではヤバかったぞ。
美女の頭付近で明るくなってきた、さすがにこの先は強風で早くもゴーグルを装着した。加賀禅定道は白一色の世界、そこに朝日に照らされた雲がとてもきれいでトラさんは感動していた。今日は長丁場だけどガシガシ行く、天池の奥の登り返しが面倒なのでガンちゃんが雪庇を崩してトラバースしようと考えたがダメでした。潔く登り返して四塚山の450mの登りが始まる、今日はビビンバではないのでクトーはいらなかった。四塚山から御手水鉢の鞍部もビビンバではない、こんなの初めてでシールのまま下り山頂に向かった。強風で巻のトレースは残らないけど帰りのためにGPSに残しておく、帰りはそれを見て行くと無駄な登り返しもなくスムーズに帰れます。
さあピクリ11時間のハードな山行、トラさんは結構バテていた。念入りにお参りを済まし後半戦の開始です。滑降はトラさんが元気、それでいいんです。際どくガリって巻に入る、完ぺきなので早かった。御手水鉢鞍部から四塚山の鞍部に登り上げる、トラさんまた遅れだす。うーん遭難の予備軍だな。作戦会議をしてガンちゃんに先滑ってもらい尾根に行かずに右俣源頭部から天池下まで滑降することにした。これ記録がないし煩わしい登り返しもないからいいかも。
さすがのトラさん、滑っていると元気を取り戻した。滑降しながら叫んでいる。正に叫びたくなるような絶景でした。あっという間に天池下まで滑り込み尾根に登り返す。交代でラッセルし登り上げたら奥長倉山の先の鞍部まで滑れる。早い早い、美女坂のパウも最高、しかしガンちゃんが待てど暮らせど滑ってこない、後ろにいたんだけど…。心配になってきたころ対岸の尾根にいるではないか…。美女坂の尾根と間違えたらしい、遭難の予備軍だ。
無事合流して長倉尾根のアップダウンはシールのままこなしていく。トラさん先頭でガシガシ進んで行った。やっぱ試練軍団は基本的に強靭なのです。
シカリ場に到着、時刻は4時前。やはり加賀禅定道往復は17時間ですか。最後はご褒美のハライ谷の滑走。パウが残っており至福でした。最後の林道方斜面はチビッたけどみんな無事に一里野温泉スキー場に到着、完全燃焼の加賀禅定道でした。。。
今日は大魔神さんとガンさんとで白山 おまけに滝を観に行くと言う🧐 初めて滝を観に行くし、初めてのルートなのでワクワクでした。 ここのルートはとにかくトラバースが多いです、今回はよく雪が付きていたので良かったけど、カチカチだったら怖そうです♪
いきにスキー場でクトーを使用したとき、一つビンディングが壊れてひとつクトーがなくなったのでとても憂鬱だった、ひとつだけで登るシーンが何箇所かあったので怖かった😅 まっ今日は雪付きが良かったので助かった🥰
明るくなってからの左側の景色のいいことほんと素晴らしかった、これだけは行ってみないとわからない。
初めての滝も観れて大満足 おまけに滝の谷を滑れてほんとよかった、案内してくれた、大魔神さんガンさんありがとうございました😊 とてもいい思い出になりました。 明日も山スキーなのでこのくらいして寝ます。ほんといい1日でした😌
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