谷川岳(天神尾根)


- GPS
- 04:48
- 距離
- 7.1km
- 登り
- 865m
- 下り
- 855m
コースタイム
- 山行
- 4:13
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 4:47
10:18 熊穴沢避難小屋
11:43 肩の小屋
11:50 トマの耳 11:52
12:06 オキの耳 12:09
12:21 トマの耳
12:24 肩の小屋(休憩・昼食)12:44
13:25 熊穴沢避難小屋
14:10 天神平
天候 | 晴れ(谷川岳山頂のみガス) 天神平の気温はマイナス9度 稜線上の風は5〜10m程度 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
谷川岳ロープウェイベースプラザ立体駐車場(1000台/休日:1000円) ※291号は土合駅の手前付近から積雪&凍結していました。チェーンや冬タイヤが必要。 ●ロープウェイ 土合口〜天神平(往復1000円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
【登山ポスト】 谷川岳ベースプラザにあり。 【コース状況】 ※アイゼンを忘れたため(汗)、ノーアイゼンで登りました。 ※komemameは往路の熊穴沢ノ頭からの下りでアイゼンを装着。 ●天神平〜熊穴沢避難小屋 天神平のゲレンデ脇を登り支尾根に乗ります。 支尾根をしばらくトラバース気味に進むと天神山からの稜線と合流。 ここから展望の開けた緩やかな稜線を辿ります。 熊穴沢ノ頭を越え、次のピークを登ると 平坦な尾根となりしばらく進むと熊穴沢避難小屋に到着です。 この時季小屋は避雷針?が顔を覗かせているだけでした。 ●熊穴沢避難小屋〜肩の小屋 熊穴沢避難小屋から引き続き稜線を登って行きます。 途中ちょっと痩せているところと逆に広い箇所があります。 標高を上げるにつれてクラストした斜面となりますが、 踏みどころが悪いと雪の下の笹の空間に胸まで嵌まります。 視界が利かないときは念のため東側の雪庇に注意が必要かと思います。 西側斜面は滑落しても止まる感じがありますが東側は止まる気がしませんでした。 上部だけ姿を見せているザンゲ岩を過ぎると肩の小屋はすぐそこです。 ●肩の小屋〜谷川岳(オキの耳) 肩の小屋からすぐに西黒尾根と合流し、ここからトマの耳は指呼の間。 トマの耳からいったん下り鞍部から登り返します。鞍部付近は踏み抜きに注意。 この区間も東側に雪庇が発達しています。 |
写真
感想
先週末は大雪のため下界で沈殿。
建国記念日のこの日は大陸の高気圧が張り出し関東甲信越は好天の予報ですが、
都内でもまだまだ雪が残っており、
クルマでのアプローチが心配のため近場を考えていました。
が、朝起きて天気予報を確認すると
高気圧の中心が北部にあるため関東南部は曇りがちとのこと。
慌てて代替候補を考えます。
中央道方面は依然として通行止めの区間があり一般道の渋滞が怖いのでペケ。
そもそも近場だからといつもよりゆっくり起きたため、すでに遠出はできない時間です。
じゃあ「近くて良い山」がいい、ということで谷川岳に行ってみることにします。
冬の谷川岳は未踏だし、天神尾根からの往復にすれば時間的にも問題無さそうだし。
しかし、ロープウェイに乗っているときにふと気づきました。
アイゼンを忘れてしまったことに。
急遽予定を変更したのですっかりアタマから抜けていました(汗)
まぁ、天神尾根だったら何とかなるかな、ということでそのまま向かうことにします。
風の通り道になっているところはクラスト気味でノーアイゼンではイヤな感じでしたが、
ピッケルをしっかり握っていれば大丈夫でした。
この日は快晴でしたが、国境稜線にだけ膜が張ったようにガスが張り付いています。
おかげでザンゲ岩付近から上まで登ると視界なし。
でも!帰りに素晴らしい体験がありました。
滝雲です。
国境稜線に張り付いてた雲が越後側から上野側にどんどん流れ始め、
稜線を跨ぐようにこちら側に落ちていくのを目の当たりすることができました。
渋滞もなく明るいうちに家に戻ってこられましたが…、
komemameに「ほっぺが黒ずんでいる」と言われます。
鏡を見ると軽い凍傷になっていました。
終始冷たい風が吹き付ける稜線で、目出し帽を出すのが億劫だったため
アウターのフードだけで凌ごうとしたのが間違いでした。
アイゼンを忘れたり凍傷対策を怠ったりと油断していたわけではないのですが(多分)、
不注意が重なり、反省の多い山行となりました…。
寒い!寒い!寒い!
2月の山ってこんなに寒かったか。
ここ何回かは、厳冬期の山の洗礼を受けているような。
寒さに強くなったと思っていたが、すっかり覆される。
終始吹き付ける風の冷たいこと!
(現にほんの少し顔にすき間があったdanyamaのほっぺたは黒ずんでしまった…ひぃ〜!)
ロープウェイ使うし楽々なんて思っていたけど、思いのほか厳しかった。
年に一度だけなってしまう重度の口内炎のせいか、調子も出ず。
たかが口内炎だけど、しゃべるのも食べるのも、普通にしてても痛すぎで。。
体調ってちょっとしたことで、左右されてしまうことを実感。
比べるにも及ばないけど、きっと今まさに頑張っている
オリンピック選手もそうなんだろうなぁと、ぼんやり考えたり。
それにしてもさすが谷川岳、スキーヤーも山登りの人も多い。
ここのところ静かな山歩きをすることが多かったから新鮮な気持ち。
風に吹き付けられながらも、前を行く人の列をみて、
私も頑張らなくちゃと思い直しながら歩く。人がいるって心強い。
残念ながら山頂は真っ白。。。だけど、
下山時、ときおり雲が風で吹き飛ばされると見える景色はサイコーのご褒美。
風でもくもくと動く雲は圧巻だった。
真っ白い雪面に真っ青な空、下に見えるカラフルなスキーヤーのウェアの色。
天気は良かったので、ゆっくり雪山の空気を味わいながら下山完了。
おつかれさまでした。
danyamaさんkomemameさんこんにちは。
やはり11日に行ってましたね
山域も上州武尊か谷川岳かな?と思っていましたので今回はビンゴ!でした
それにしてもすごい滝雲ですね!
まさに感動ものです。何度かそれらしいものは見たことがありますが、厳冬期のこの場所でこの条件とは・・・。「すごい」の一言です。
写真もすばらしので、まさに臨場感いっぱいで感動しました。
凍傷、口内炎、お大事にして下さい。
早く治してまた次のレコをお願いします。
yamayaさん
こんにちは。
ホントは雪が積もったであろう天城山にでも行ってみようと思ってたのですが、
南に行けば行く程天気が悪い感じだったので、急遽谷川岳にしました。
天神尾根は5時間かからずに往復ができ、
お手軽にあんな景色が堪能できるのはいいですね。
でも、お手軽なんて言っておきながら、
油断して軽い凍傷になっているようではまだまだダメですね〜。
今週末も大雪のようで、2週お休みになると翌週の筋肉痛がコワいので、
11日に行っておいてよかったです。
滝雲は上越国境でせき止められた雲がたまらず溢れ出てきてしまった、
そんな感じでした。
山頂からの眺望はペケでしたが、めった見られない景色を体験できて良かったです。
コメントありがとうございます!
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