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Yamareco

記録ID: 405973
全員に公開
雪山ハイキング
谷川・武尊

谷川岳(天神尾根)

2014年02月11日(火) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:48
距離
7.1km
登り
865m
下り
855m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:13
休憩
0:34
合計
4:47
9:23
55
10:18
10:18
32
10:50
10:56
46
11:42
11:44
6
11:50
11:53
12
12:05
12:09
13
12:22
12:22
2
12:24
12:43
22
13:05
13:05
21
13:26
13:26
44
14:10
14:10
0
14:10
ゴール地点
09:23 天神平
10:18 熊穴沢避難小屋
11:43 肩の小屋
11:50 トマの耳 11:52
12:06 オキの耳 12:09
12:21 トマの耳
12:24 肩の小屋(休憩・昼食)12:44
13:25 熊穴沢避難小屋
14:10 天神平
 
天候 晴れ(谷川岳山頂のみガス)
天神平の気温はマイナス9度
稜線上の風は5〜10m程度
  
過去天気図(気象庁) 2014年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
●クルマ
谷川岳ロープウェイベースプラザ立体駐車場(1000台/休日:1000円)
※291号は土合駅の手前付近から積雪&凍結していました。チェーンや冬タイヤが必要。

●ロープウェイ
土合口〜天神平(往復1000円)
コース状況/
危険箇所等
【登山ポスト】
谷川岳ベースプラザにあり。

【コース状況】
※アイゼンを忘れたため(汗)、ノーアイゼンで登りました。
※komemameは往路の熊穴沢ノ頭からの下りでアイゼンを装着。

●天神平〜熊穴沢避難小屋
天神平のゲレンデ脇を登り支尾根に乗ります。
支尾根をしばらくトラバース気味に進むと天神山からの稜線と合流。
ここから展望の開けた緩やかな稜線を辿ります。
熊穴沢ノ頭を越え、次のピークを登ると
平坦な尾根となりしばらく進むと熊穴沢避難小屋に到着です。
この時季小屋は避雷針?が顔を覗かせているだけでした。

●熊穴沢避難小屋〜肩の小屋
熊穴沢避難小屋から引き続き稜線を登って行きます。
途中ちょっと痩せているところと逆に広い箇所があります。
標高を上げるにつれてクラストした斜面となりますが、
踏みどころが悪いと雪の下の笹の空間に胸まで嵌まります。
視界が利かないときは念のため東側の雪庇に注意が必要かと思います。
西側斜面は滑落しても止まる感じがありますが東側は止まる気がしませんでした。
上部だけ姿を見せているザンゲ岩を過ぎると肩の小屋はすぐそこです。

●肩の小屋〜谷川岳(オキの耳)
肩の小屋からすぐに西黒尾根と合流し、ここからトマの耳は指呼の間。
トマの耳からいったん下り鞍部から登り返します。鞍部付近は踏み抜きに注意。
この区間も東側に雪庇が発達しています。
 
ロープウェイで天神平へひとっ飛び
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ロープウェイで天神平へひとっ飛び
完全防備で出発です
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完全防備で出発です
まずは尾根に向かってゲレンデの脇を登ります
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まずは尾根に向かってゲレンデの脇を登ります
雪庇が発達した支尾根に乗ります
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雪庇が発達した支尾根に乗ります
尾根の乗ると谷川岳がドカーンと見えます。しかし山頂付近のみガスがかかっています
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尾根の乗ると谷川岳がドカーンと見えます。しかし山頂付近のみガスがかかっています
ゲレンデの向こうに裾野が広がった赤城山が見えます
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ゲレンデの向こうに裾野が広がった赤城山が見えます
手前に天神平と奥は上州武尊山
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手前に天神平と奥は上州武尊山
さすが人気の山。数日前の大雪にもかかわらずトレースが付いていました
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さすが人気の山。数日前の大雪にもかかわらずトレースが付いていました
風紋がキレイでした
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風紋がキレイでした
西黒尾根
これから登る天神尾根
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これから登る天神尾根
俎瑤見え始めます
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俎瑤見え始めます
とても良い天気ですが…
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とても良い天気ですが…
万太郎山に続く稜線は膜が張り付いたようにガスが沸いていました
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万太郎山に続く稜線は膜が張り付いたようにガスが沸いていました
谷川岳の山頂にも同じようにガスが
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谷川岳の山頂にも同じようにガスが
赤城山をバックに
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赤城山をバックに
ガシガシ登っていきます
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ガシガシ登っていきます
青と白を満喫1
青と白を満喫2
トレースを追って1
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トレースを追って1
トレースを追って2
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トレースを追って2
ガス帯が近づいてきました
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ガス帯が近づいてきました
そしてガスの中に突入です
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そしてガスの中に突入です
肩の小屋が見えました。スルーしてまずは山頂を目指します
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肩の小屋が見えました。スルーしてまずは山頂を目指します
肩の広場の有名な道標
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肩の広場の有名な道標
トマの耳に向かって進みます。ガスが薄いときは下界もうっすら見えました
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トマの耳に向かって進みます。ガスが薄いときは下界もうっすら見えました
トマの耳に到着。双耳峰のポーズ
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トマの耳に到着。双耳峰のポーズ
オキの耳に向かって下ります
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オキの耳に向かって下ります
光が差し込み幻想的な感じの鞍部でした
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光が差し込み幻想的な感じの鞍部でした
オキの耳に向かって最後の登りです
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オキの耳に向かって最後の登りです
オキの耳に到着。ここでも双耳峰のポーズ
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オキの耳に到着。ここでも双耳峰のポーズ
少し先まで進んでみましたが、神社は見えませんでした
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少し先まで進んでみましたが、神社は見えませんでした
さて、肩の小屋に向かいます
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さて、肩の小屋に向かいます
晴れそで晴れないもどかしい天気
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晴れそで晴れないもどかしい天気
テーブル珊瑚
海中散歩?
ガスを通して太陽が主張しています
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ガスを通して太陽が主張しています
肩の小屋の脇で休憩&昼食
肩の小屋の脇で休憩&昼食
さて下山です。ザンゲ岩が前方に見えています
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さて下山です。ザンゲ岩が前方に見えています
シリセードを楽しめる箇所もありました
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シリセードを楽しめる箇所もありました
上越国境の稜線は滝雲になっています
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上越国境の稜線は滝雲になっています
ガス帯を抜けました
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ガス帯を抜けました
すばらしい景色が広がります
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すばらしい景色が広がります
正面には赤城山
すばらしい景色を眺めながら下ります
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すばらしい景色を眺めながら下ります
滝雲が襲いかかっているようです。これにはビックリ&感動!
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滝雲が襲いかかっているようです。これにはビックリ&感動!
尾瀬方面。燧ヶ岳、至仏山。右奥は奥白根山かな?
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尾瀬方面。燧ヶ岳、至仏山。右奥は奥白根山かな?
東斜面にはキレイな風紋
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東斜面にはキレイな風紋
天神平と背後に奥白根山
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天神平と背後に奥白根山
う〜ん、すばらしい展望!
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う〜ん、すばらしい展望!
ゆっくり下ります
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ゆっくり下ります
滝雲がまるで俎瑤里茲Δ雰舛砲覆辰討い泙后左側にはホンモノの俎
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滝雲がまるで俎瑤里茲Δ雰舛砲覆辰討い泙后左側にはホンモノの俎
縦位置で。山肌が強調されます
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縦位置で。山肌が強調されます
浅間山が見えました。存在感抜群
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浅間山が見えました。存在感抜群
ちょっと形が乱れてきましたがあいかわらずスゴいな〜
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ちょっと形が乱れてきましたがあいかわらずスゴいな〜
この日は赤城山がよく見えました
この日は赤城山がよく見えました
少し痩せた尾根
最後にもう一度滝雲を写真に収めます
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最後にもう一度滝雲を写真に収めます
幾重にも重なる上越の山並みの先に尾瀬
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幾重にも重なる上越の山並みの先に尾瀬
行きは避雷針が顔を覗かせているだけでしたが、帰りは誰かが入口を掘り出していました
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行きは避雷針が顔を覗かせているだけでしたが、帰りは誰かが入口を掘り出していました
ゆったりした尾根を下ります
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ゆったりした尾根を下ります
自然の造形美
熊穴沢ノ頭への登り返し
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熊穴沢ノ頭への登り返し
西黒尾根。もう少しでガスが晴れそうです
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西黒尾根。もう少しでガスが晴れそうです
歩いてきた天神尾根
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歩いてきた天神尾根
白毛門〜笠ヶ岳〜朝日岳
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白毛門〜笠ヶ岳〜朝日岳
蠢くガスとkomemame
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蠢くガスとkomemame
山頂のガスが晴れてきました。もうちょっと早かったよかったのに…でもこればっかりは仕方ありませんね
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山頂のガスが晴れてきました。もうちょっと早かったよかったのに…でもこればっかりは仕方ありませんね
午後の光を受けた風紋
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午後の光を受けた風紋
稜線から外れようやく冷たい風から開放されました
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稜線から外れようやく冷たい風から開放されました
最後にもう一度振り返って
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最後にもう一度振り返って
縦位置で。山肌には分厚い雪がベッタリ
縦位置で。山肌には分厚い雪がベッタリ
天神平に到着。おつかれさまでした!
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天神平に到着。おつかれさまでした!

感想

先週末は大雪のため下界で沈殿。
建国記念日のこの日は大陸の高気圧が張り出し関東甲信越は好天の予報ですが、
都内でもまだまだ雪が残っており、
クルマでのアプローチが心配のため近場を考えていました。
が、朝起きて天気予報を確認すると
高気圧の中心が北部にあるため関東南部は曇りがちとのこと。

慌てて代替候補を考えます。
中央道方面は依然として通行止めの区間があり一般道の渋滞が怖いのでペケ。
そもそも近場だからといつもよりゆっくり起きたため、すでに遠出はできない時間です。
じゃあ「近くて良い山」がいい、ということで谷川岳に行ってみることにします。
冬の谷川岳は未踏だし、天神尾根からの往復にすれば時間的にも問題無さそうだし。

しかし、ロープウェイに乗っているときにふと気づきました。
アイゼンを忘れてしまったことに。
急遽予定を変更したのですっかりアタマから抜けていました(汗)
まぁ、天神尾根だったら何とかなるかな、ということでそのまま向かうことにします。
風の通り道になっているところはクラスト気味でノーアイゼンではイヤな感じでしたが、
ピッケルをしっかり握っていれば大丈夫でした。

この日は快晴でしたが、国境稜線にだけ膜が張ったようにガスが張り付いています。
おかげでザンゲ岩付近から上まで登ると視界なし。
でも!帰りに素晴らしい体験がありました。
滝雲です。
国境稜線に張り付いてた雲が越後側から上野側にどんどん流れ始め、
稜線を跨ぐようにこちら側に落ちていくのを目の当たりすることができました。

渋滞もなく明るいうちに家に戻ってこられましたが…、
komemameに「ほっぺが黒ずんでいる」と言われます。
鏡を見ると軽い凍傷になっていました。
終始冷たい風が吹き付ける稜線で、目出し帽を出すのが億劫だったため
アウターのフードだけで凌ごうとしたのが間違いでした。

アイゼンを忘れたり凍傷対策を怠ったりと油断していたわけではないのですが(多分)、
不注意が重なり、反省の多い山行となりました…。


寒い!寒い!寒い!
2月の山ってこんなに寒かったか。
ここ何回かは、厳冬期の山の洗礼を受けているような。
寒さに強くなったと思っていたが、すっかり覆される。

終始吹き付ける風の冷たいこと!
(現にほんの少し顔にすき間があったdanyamaのほっぺたは黒ずんでしまった…ひぃ〜!)
ロープウェイ使うし楽々なんて思っていたけど、思いのほか厳しかった。
年に一度だけなってしまう重度の口内炎のせいか、調子も出ず。
たかが口内炎だけど、しゃべるのも食べるのも、普通にしてても痛すぎで。。
体調ってちょっとしたことで、左右されてしまうことを実感。
比べるにも及ばないけど、きっと今まさに頑張っている
オリンピック選手もそうなんだろうなぁと、ぼんやり考えたり。

それにしてもさすが谷川岳、スキーヤーも山登りの人も多い。
ここのところ静かな山歩きをすることが多かったから新鮮な気持ち。
風に吹き付けられながらも、前を行く人の列をみて、
私も頑張らなくちゃと思い直しながら歩く。人がいるって心強い。

残念ながら山頂は真っ白。。。だけど、
下山時、ときおり雲が風で吹き飛ばされると見える景色はサイコーのご褒美。
風でもくもくと動く雲は圧巻だった。
真っ白い雪面に真っ青な空、下に見えるカラフルなスキーヤーのウェアの色。
天気は良かったので、ゆっくり雪山の空気を味わいながら下山完了。

おつかれさまでした。

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コメント

滝雲に感動!
danyamaさんkomemameさんこんにちは。

やはり11日に行ってましたね
山域も上州武尊か谷川岳かな?と思っていましたので今回はビンゴ!でした

それにしてもすごい滝雲ですね!
まさに感動ものです。何度かそれらしいものは見たことがありますが、厳冬期のこの場所でこの条件とは・・・。「すごい」の一言です。
写真もすばらしので、まさに臨場感いっぱいで感動しました。

凍傷、口内炎、お大事にして下さい。
早く治してまた次のレコをお願いします。
2014/2/13 11:53
滝雲よかったです。
yamayaさん

こんにちは。

ホントは雪が積もったであろう天城山にでも行ってみようと思ってたのですが、
南に行けば行く程天気が悪い感じだったので、急遽谷川岳にしました。
天神尾根は5時間かからずに往復ができ、
お手軽にあんな景色が堪能できるのはいいですね。

でも、お手軽なんて言っておきながら、
油断して軽い凍傷になっているようではまだまだダメですね〜。

今週末も大雪のようで、2週お休みになると翌週の筋肉痛がコワいので、
11日に行っておいてよかったです。

滝雲は上越国境でせき止められた雲がたまらず溢れ出てきてしまった、
そんな感じでした。
山頂からの眺望はペケでしたが、めった見られない景色を体験できて良かったです。

コメントありがとうございます!
2014/2/13 17:34
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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