大菩薩嶺(猛ラッセル! 16年ぶりの大雪のあとで)
- GPS
- 11:27
- 距離
- 15.0km
- 登り
- 1,324m
- 下り
- 1,324m
コースタイム
5:50丸川峠分岐駐車場-7:45上日川峠-9:05小屋平(石丸峠入口)9:20-12:05石丸峠-13:15大菩薩峠13:25-14:45大菩薩嶺-16:15丸川峠-17:20丸山峠分岐駐車場
※上日川峠〜石丸峠〜大菩薩峠区間の猛ラッセルにより、標準コースタイムよりかなり遅いタイムです。
※参考までに昭文社の標準コースタイム(夏道)を下に記しておきますので、ご活用ください。
<昭文社の標準コースタイム>※昼食20分設定。
6:00丸川峠分岐駐車場-8:45上日川峠-10:25石丸峠-11:55大菩薩峠12:15-13:40大菩薩嶺-14:40丸川峠-15:15丸山峠分岐駐車場
天候 | ■丸川峠分岐駐車場 5:50 −1℃ 無風 くもり ■石丸峠 12:05 3℃ 風速2〜3m(体感) 晴れ ■大菩薩嶺 14:45 ー3℃ 無風 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2014年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
国道411号から丸川峠分岐駐車場までも、除雪されていますが、朝は凍結カ所があります。スタッドレスが無難です。ノーマルタイヤの場合は裂石の最初のカーブ前の駐車スペースに停めるといいと思います。3〜4台分は除雪してありました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■全体として 積雪量が多く、銀座通り(大菩薩峠〜大菩薩嶺)でも踏み抜くことがあります。標高が低くなると(標高900〜1500m帯)雪がしまっていて歩きやすいですが、丸川峠や石丸峠を経由するルートは、積雪量も多くワカンかスノーシューが必須です。しばらくはこの状態が続くと思われます。 上日川峠、福ちゃん荘、介山荘の公衆トイレは、冬用が使用可能です。丸川荘は未確認です。 ■丸川峠分岐駐車場〜上日川峠 <装備>ツボ足&ストック 雪がしまっていて歩きやすいです。 ■上日川峠〜小屋平(石丸峠入口)〜石丸峠 <装備>ワカン・アイゼン12爪&ストック トレースなし。猛ラッセルでした。小屋平からは急坂となります。全体としてリボンはありません。夏道で予習をしていないと、ルートファインディングが難しいです。 ■石丸峠〜大菩薩峠 <装備>ワカン・ツボ足&ストック ここもトレースなし。熊沢山から大菩薩峠への下りは、2Mちかくの積雪で、一番苦戦しました。登山道の面影がなく、苦戦しました。アイゼンに雪がまとわりつくので、ワカン・ツボ足に変更しました。 ■大菩薩峠〜大菩薩嶺 <装備>ツボ足&ストック 銀座通りですので、トレースがあります。ただ、ルートをはずすと踏み抜きます。ワカンでもよかったかもしれません。 ■大菩薩嶺〜丸川峠 <装備>ワカン・ツボ足&ストック 丸川峠までは、積雪量が多いです。ワカンかスノーシューが必須です。ツボ足で登ってきた人は、疲労困憊でした。 ■丸川峠〜丸山峠分岐駐車 <装備>ツボ足 丸川峠〜駐車場までは、夏道より歩きやすいです。ツボ足で可です。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
マフラー
ネックウォーマー
毛帽子
靴
ザック
サブザック
輪カンジキ
アイゼン
スノーシュー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
|
---|
感想
■16年ぶりの大雪のあとで
2月8日〜9日にかけて、山梨県は16年ぶりの大雪となりました。甲府盆地では40センチを超える積雪でした。こうした状況を踏まえ、2月11日(祝)の山行日に行先を考えていました。その候補の一つが大菩薩嶺でした。
大菩薩嶺はこれまで厳冬期を含めて5回いっています。昨年末もいろんなルートで遊ばせてもらいました。でも、深雪の大菩薩嶺にいける機会はめったにありません。これはチャンスです!
<【大菩薩連嶺縦走】小金沢山・牛奥ノ雁ヶ腹摺山・大蔵高丸・ハマイバ丸・滝子山(5つの秀麗富獄十二景を結ぶ)(2013年12月08日(日) [日帰り]) >
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-380646.html
<大菩薩嶺(ちょこっとロング周回コース)(2013年11月17日(日) [日帰り])>
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-371760.html
ホームとはいえ、猛ラッセルを強いられるのはご免です。その点、人気の大菩薩ならば、日曜日を挟んで踏跡くらいはあるだろうと思っていました。
■ところがの猛ラッセル
登ってきた上日川峠でみたのは、トレースのない石丸峠方面への入口。福ちゃん荘方面であれば、トレースはありますが、それならば、いつものよくある大菩薩になってしまいます。登山計画に従って(!?)行けるところまで行くことにしました。これまで、雪山にはスノーシューを使用してきましたが、この日お守りで持ってきたワカンを試したいという意味もありました。
小屋平(石丸峠入口)までは、比較的楽しい雪山ハイキングでしたが、途中から急登でリボンなし。ルートファインディングにも苦労しました。石丸峠間際には、アイゼンに雪がまとわりつきもしました。
それでも、熊沢山を直登しつつ、手つかずの雪原につけられた足跡をみたとき、なんとも言えない「独り占め感」。
大菩薩なのに11時間半の大山行となってしまいましたが、とても楽しい一日でした。ワカンもなかなか使えることが分かりました。
ただ、今度また大雪が降ったときに同じルートをやるかといわれたら、たぶんやらないと思います(笑)
ラッセルお疲れ様でした。
コースタイムを見ると、ちょっと違いでしたね。
大菩薩嶺西の所のラッセルは、ルートを外していたので斜面の雪は崩れまくって、身体を持ち上げるのに一苦労。
スノーシューのパーティーが大奮闘してくれたので、小生は少しだけでしたが、それでも大変でした。
それにしても長時間行動、若さですね。
コメントありがとうございます。
ほんとニアミスでしたね。
大菩薩嶺から丸川峠への下りで、踏跡を使わせていただきました。
とても大変なラッセルだったことが分かりました。
丸川峠分岐駐車場からは、丸川峠からの周回も考えましたが、いかなくてよかったです。
ワカンがあっても間違いなく撤退だったと思います。
ご年配にも関わらず(失礼!)、すごい体力・気力ですね。私もそうなりたいです。
今度は、山でお会いできるのを楽しみにしています!
熊沢山の下で会った2人です。
トレースのおかげで無事に周回できました。
ツボ足はやっぱりキツかったけど、下りだったから何とかなった感じです。
登りは。。。想像したくありません
それにしても、天気も良く、大菩薩であんな大雪を味わえたのは
とてもラッキーでしたね!
peak7878さん。メッセージありがとうございます。
心配していました。周回できたとのこと、よかったです。
熊沢山の北斜面のトレースは、コースを外れてめちゃくちゃ
だったと思います。貢献できずに、すみませんでした。
おそらく場所によっては積雪量が2m近くあるところもあったと思います。
あのとき、一番状況を把握していた立場だったので、
「熊沢山ダメだったら、撤退してください」と何故いえなかったんだろう
とすこし反省しながら、その後の山行を行っていました。
裂石に降りて車で帰るときにも、登山者をみつけると、
peak7878さんたちであってほしいと確認していました。
私なら、あの登りは撤退です。それをツボ足で登りきるとは驚異です。
いや〜〜、ご無事でよかった。また、山でお会いしましょう!
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