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Yamareco

記録ID: 4068433
全員に公開
山滑走
槍・穂高・乗鞍

【快晴】乗鞍岳 ゲレンデ用の板を担いで登る

2022年03月11日(金) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
07:34
距離
14.8km
登り
1,460m
下り
1,457m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:12
休憩
1:15
合計
7:27
7:08
46
7:54
8:07
33
10:09
10:15
53
11:08
11:09
36
11:45
12:09
2
12:11
12:12
27
12:39
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6
12:45
12:46
8
12:54
12:59
5
13:04
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9
13:13
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8
13:21
13:22
5
13:27
13:49
20
14:09
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6
14:15
14:15
13
14:31
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4
14:35
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0
14:35
ゴール地点
天候 終日快晴 風は相対的にはそよ風レベル(強くても10m/秒くらい)
過去天気図(気象庁) 2022年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
Mt. 乗鞍スキーリゾートのやまぼうし駐車場に駐車。
平日だったので最もゲレンデに近い場所に停められた。

休暇村駐車場のほうがいくらか標高が高いが、今シーズンは休暇村ゲレンデが休業しているため、圧雪されていない。
コース状況/
危険箇所等
【足元関係】
[登り]
ゲレンデ下〜肩の小屋:わかん+ピッケル+Scarpa Mont-blanc GTX(先代)
肩の小屋〜剣ヶ峰:アイピン(12本アイゼン+ピッケル)
[下り]
肩の小屋〜剣ヶ峰:アイピン
肩の小屋〜ゲレンデ下:オールマウンテンスキー(ATOMIC Vantage 83 CTI)+ピステ用ビンディング+ピステ用ブーツ

【コース状況】
ツアーコース:朝方は比較的フラットだったが、午後は例のごとくボコボコ。
ツアーコース終点〜位ヶ原台上:右にシュプールが多く引き込まれやすいが、昨シーズンにこの場所で雪崩が起き、亡くなった方もいた。とにかく左側の尾根っぽいところを上がるべし。下りもなるべく沢筋に入らないようにするのが吉。
位ヶ原台上〜肩の小屋:位ヶ原周囲はそれほど強風ではなく、雪もよくしまっているのでわかんでも十分歩きやすい。肩の小屋付近は風の通り道なのでいつもそれなりに風が強いぶん雪面がよく磨かれる。下りは極めて快適なスキーイング。シュカブラ部分は段差がある上に固いので板が踊るが、ボコボコのツアーコースよりは遥かに楽。
その他周辺情報 乗鞍高原からR158に至る途中に日帰り入浴がたくさんある。最近は結構立ち寄る人も増えた様子(自宅が1時間圏内なので日帰り入浴には寄らずに帰った)。
6時過ぎにはスキー場の駐車場に着いたが、板をザックに取り付けたり、ゲレンデ用ブーツをザックに無理やり詰め込んだりしているうちに時間が経ってしまい、結構遅い出発。ゲレンデオープン8:45なので、待ったほうが楽かなあと葛藤したが、楽は性に合わないので出発。そんな中の朝陽のご褒美。
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6時過ぎにはスキー場の駐車場に着いたが、板をザックに取り付けたり、ゲレンデ用ブーツをザックに無理やり詰め込んだりしているうちに時間が経ってしまい、結構遅い出発。ゲレンデオープン8:45なので、待ったほうが楽かなあと葛藤したが、楽は性に合わないので出発。そんな中の朝陽のご褒美。
オープン前のスキー場。端を歩いて荒らさないように気をつけます。
オープン前のスキー場。端を歩いて荒らさないように気をつけます。
文句なしの快晴、期待大。
文句なしの快晴、期待大。
右奥がかもしかリフトの終点。左奥にツアーコースが見えてきた。いきなり急なので、いつ来ても結構萎える。
右奥がかもしかリフトの終点。左奥にツアーコースが見えてきた。いきなり急なので、いつ来ても結構萎える。
12月に来たときはまだ雪が少なく、かつ柔らかかったのでシールでも全然登れなかったが今回は踏み跡があり、締まっていたのでわかんでも十分歩きやすかった。深謝。
12月に来たときはまだ雪が少なく、かつ柔らかかったのでシールでも全然登れなかったが今回は踏み跡があり、締まっていたのでわかんでも十分歩きやすかった。深謝。
ツアーコースのい隆波弔△燭蠅脳莪箸再び顔を出す。12月のときは曇っていてほとんど見えなかったので嬉しい気持ちになる。
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ツアーコースのい隆波弔△燭蠅脳莪箸再び顔を出す。12月のときは曇っていてほとんど見えなかったので嬉しい気持ちになる。
振り返る。雪面が結構荒れているが、まだマシな方。
向こうの真ん中にある山は鉢盛山で、その右にある白いのは野麦峠スキー場。Mt.乗鞍と並んで松本市民御用達のスキー場。
振り返る。雪面が結構荒れているが、まだマシな方。
向こうの真ん中にある山は鉢盛山で、その右にある白いのは野麦峠スキー場。Mt.乗鞍と並んで松本市民御用達のスキー場。
もうすぐΥ波帖1世劼箸弔覆ぁ
もうすぐΥ波帖1世劼箸弔覆ぁ
ツアーコース終点。位ヶ原山荘管理人、六辻さんお手製の看板。入山から3時間で到達。12月は休暇村Pから3時間40分かかっているので、雪のコンディションが良かったのか、冬の間の鍛錬が良かったのか。。。とりあえず正午くらいには肩の小屋に付く目処が立つ。
ツアーコース終点。位ヶ原山荘管理人、六辻さんお手製の看板。入山から3時間で到達。12月は休暇村Pから3時間40分かかっているので、雪のコンディションが良かったのか、冬の間の鍛錬が良かったのか。。。とりあえず正午くらいには肩の小屋に付く目処が立つ。
位ヶ原台上。乗鞍と言えばこの景色ですよ!!!
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位ヶ原台上。乗鞍と言えばこの景色ですよ!!!
右中央に見えているのが肩の小屋口バス停。ここは風よけになるので休憩する人が多いようだ。
右中央に見えているのが肩の小屋口バス停。ここは風よけになるので休憩する人が多いようだ。
ここまでくると北アルプスの他の山が見え始めるのだけれど、前ばかり見ていると気づかないことも。
右を見てみてみると、中央が槍穂で右側が常念山脈。積雪量の違いがよく分かる。
ここまでくると北アルプスの他の山が見え始めるのだけれど、前ばかり見ていると気づかないことも。
右を見てみてみると、中央が槍穂で右側が常念山脈。積雪量の違いがよく分かる。
肩の小屋着。12:08、ほぼ予定通り。
肩の小屋着。12:08、ほぼ予定通り。
肩の小屋から朝日岳方面。風が非常に強い場所なので雪があまりつかない。
肩の小屋から朝日岳方面。風が非常に強い場所なので雪があまりつかない。
この周辺は風の通り道なので、シュカブラが非常に発達する。
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この周辺は風の通り道なので、シュカブラが非常に発達する。
シュカブラと剣ヶ峰方面。そんなに寒くなく、風もそれなり、そして快晴。こんなにコンディションがいい日は珍しい。
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シュカブラと剣ヶ峰方面。そんなに寒くなく、風もそれなり、そして快晴。こんなにコンディションがいい日は珍しい。
摩利支天岳。自然科学研究機構の観測所が見えるが、その右側が滑走意欲をそそる良斜面、シュプールなし。
摩利支天岳。自然科学研究機構の観測所が見えるが、その右側が滑走意欲をそそる良斜面、シュプールなし。
蚕玉岳(こだまだけ)。標識が倒れている。。。いや、倒したのかな?
蚕玉岳(こだまだけ)。標識が倒れている。。。いや、倒したのかな?
蚕玉岳まで来ると剣が峰はすぐそこ。
蚕玉岳まで来ると剣が峰はすぐそこ。
剣ヶ峰のお隣りにある大日岳。いかつい。
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剣ヶ峰のお隣りにある大日岳。いかつい。
振り返って朝日岳。夏道はこのピークの南側を巻くが、暴風時や積雪が多い厳冬期はトラバースが不可能なので直登することもある。
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振り返って朝日岳。夏道はこのピークの南側を巻くが、暴風時や積雪が多い厳冬期はトラバースが不可能なので直登することもある。
いよいよそこへ。
いよいよそこへ。
遠くに白山。
そして登頂。一昨年11月下旬以来。何故か無雪期に一度も登ったことがないという不思議な山。
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そして登頂。一昨年11月下旬以来。何故か無雪期に一度も登ったことがないという不思議な山。
エビの尻尾はなし。風にあらかた持っていかれたのだろう。
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エビの尻尾はなし。風にあらかた持っていかれたのだろう。
しかし祠はものすごいことに。
後続も来ていたので、手を合わせて6-7分で下山開始。
しかし祠はものすごいことに。
後続も来ていたので、手を合わせて6-7分で下山開始。
焼槍穂常念笠薬師立山などなど。
焼槍穂常念笠薬師立山などなど。
右奥には南アも見えている。
右奥には南アも見えている。
蚕玉岳まで戻ると肩の小屋が見える。
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蚕玉岳まで戻ると肩の小屋が見える。
奥の右が南ア、左が八ツ。
奥の右が南ア、左が八ツ。
朝日岳の右側に踏み跡が見える。今回は使用可能だったが割と固いところがあり、アイピンワークがの基本が結構大事。
見すると斜面の下まで数100m真っ逆さま。
みんなストックの人多かったけれど、私はピッケルのほうが信頼できて好き。
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朝日岳の右側に踏み跡が見える。今回は使用可能だったが割と固いところがあり、アイピンワークがの基本が結構大事。
見すると斜面の下まで数100m真っ逆さま。
みんなストックの人多かったけれど、私はピッケルのほうが信頼できて好き。
肩の小屋へ戻ってきた。肩の小屋の脇にデポした道具たち。これからお楽しみのスキーです。
肩の小屋へ戻ってきた。肩の小屋の脇にデポした道具たち。これからお楽しみのスキーです。
失敗写真ですがチラッと板が写っているのでそのまま載せます笑
失敗写真ですがチラッと板が写っているのでそのまま載せます笑
そこから40分ほどで下山し帰路へ。善五郎の滝の駐車場から。ホントにあっという間だった。ツアーコースでは幾度か転倒したが、やはりスキーは圧倒的に早いし、位ヶ原まではめちゃくちゃ快適だった。重かったけど担いで上がった甲斐があった。
そこから40分ほどで下山し帰路へ。善五郎の滝の駐車場から。ホントにあっという間だった。ツアーコースでは幾度か転倒したが、やはりスキーは圧倒的に早いし、位ヶ原まではめちゃくちゃ快適だった。重かったけど担いで上がった甲斐があった。

装備

個人装備
長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 ゲイター ネックウォーマー バラクラバ 毛帽子 着替え ブーツ ザック ビーコン スコップ ゾンデ コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS ガムテープ 保険証 携帯 サングラス ツェルト ストック ナイフ カメラ ビンディング スキー板

感想

昨年12月に久々にシールとオンボロ板を引っ張り出して
乗鞍のツアーコースを歩いてみたものの、
自分の技術の無さを差し引いてもあまりにヤバすぎる板だったので、
これは澁澤さんに20人くらいご登場願って新品を買い直すしかないか。。。
けど今シーズンは無理だな。。。と思っていたが、
私には基礎スキーとオールマウンテンの2セットの板があることに気がついた。
それならオールマウンテンを担いで上がって滑ってくればいいじゃん。

そこで、28Lの冬用ザックに靴を無理やり詰め、
3種の神器やらビバーク用の非常用装備やら何やらをやはり無理やり詰めて、
なんとかザックパンパンな状態で板とストックをザックのサイドにくくりつけて
乗鞍の頂を目指すことにした。
肩の小屋から滑り降りていくイメージにワクワクしながら。。。

Mt.乗鞍スキーリゾートのオープン前に入山し、
ゲレンデトップまで上がるだけでも標高差400m程度あり、かなりの負荷量。
おまけにオールマウンテンのやたら重い板と、
大量生産で軽量化など微塵も考えられていないブーツ、
そしてそれらを装着した冬用のペラペラザックのショルダーハーネスが食い込み、
その歩みは思ったように動かない。
リフトが動き出すまで待ったほうが良かったかな、と頭によぎるが、
いや、リフトが動き出す前にツアーコースに入れればタイムゲインだ、
と自分に言い聞かせる。

そしてゲレンデトップのかもしかリフトが動き出す時間よりも
20分早くツアーコース入口に着。ひとまずは溜飲を下げる。
ツアーコースは12月に比べて積雪量が増えていて微妙なアップダウンが
あらかたなくなっており、おまけに雪が締まっていたため、
わかんでも快適に登る。
シールやスノーシューに比べると機動力に劣るため、
リフトで上がってきたと思われる後続の人に抜かれたものの、
かといってものすごい遅い感じではなく、
10時過ぎにはツアーコース終点に到着。
これで正午くらいに肩の小屋に着く目処が立つ。

今回は登頂できそうだ。
そう思うと、既に頭の中は下山時のスキーのことでいっぱいに。
肩の小屋直下の急斜面にうんざりさせられながらも
予定通り正午過ぎに肩の小屋着。
スキーやブーツなどの重量物を肩の小屋の脇にデポし、
アイゼンに履き替えて剣ヶ峰へ。
荷物が減ったので体が軽く、肩の小屋から1時間足らずで剣が峰へ。

山頂は素晴らしい光景だったけれども、
ここまでで既にたくさんの素晴らしい光景を見ていたこともあり、
割とあっさり下山。もうあとはスキーのことしか頭にない笑

そして肩の小屋でデポした諸々を回収し、スキーを装着して一気に下る!
位ヶ原から下は例によってボコボコだったので幾度か転倒したものの、
やっぱり圧倒的に速く、ツアーコース終点まで20分、
ツアーコース終点からゲレンデ下まで20分しかかからず。
登りで4時間かけたのに、下り40分とは😂スキーの力は偉大なり。





来シーズンこそは、澁澤さんに多数ご登場願って、
登り下りとも山スキーをしようものだと心に誓うのだった。
そして、自分の懐加減の心配も。。。

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