【快晴】乗鞍岳 ゲレンデ用の板を担いで登る


- GPS
- 07:34
- 距離
- 14.8km
- 登り
- 1,460m
- 下り
- 1,457m
コースタイム
- 山行
- 6:12
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 7:27
天候 | 終日快晴 風は相対的にはそよ風レベル(強くても10m/秒くらい) |
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過去天気図(気象庁) | 2022年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
平日だったので最もゲレンデに近い場所に停められた。 休暇村駐車場のほうがいくらか標高が高いが、今シーズンは休暇村ゲレンデが休業しているため、圧雪されていない。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【足元関係】 [登り] ゲレンデ下〜肩の小屋:わかん+ピッケル+Scarpa Mont-blanc GTX(先代) 肩の小屋〜剣ヶ峰:アイピン(12本アイゼン+ピッケル) [下り] 肩の小屋〜剣ヶ峰:アイピン 肩の小屋〜ゲレンデ下:オールマウンテンスキー(ATOMIC Vantage 83 CTI)+ピステ用ビンディング+ピステ用ブーツ 【コース状況】 ツアーコース:朝方は比較的フラットだったが、午後は例のごとくボコボコ。 ツアーコース終点〜位ヶ原台上:右にシュプールが多く引き込まれやすいが、昨シーズンにこの場所で雪崩が起き、亡くなった方もいた。とにかく左側の尾根っぽいところを上がるべし。下りもなるべく沢筋に入らないようにするのが吉。 位ヶ原台上〜肩の小屋:位ヶ原周囲はそれほど強風ではなく、雪もよくしまっているのでわかんでも十分歩きやすい。肩の小屋付近は風の通り道なのでいつもそれなりに風が強いぶん雪面がよく磨かれる。下りは極めて快適なスキーイング。シュカブラ部分は段差がある上に固いので板が踊るが、ボコボコのツアーコースよりは遥かに楽。 |
その他周辺情報 | 乗鞍高原からR158に至る途中に日帰り入浴がたくさんある。最近は結構立ち寄る人も増えた様子(自宅が1時間圏内なので日帰り入浴には寄らずに帰った)。 |
写真
見すると斜面の下まで数100m真っ逆さま。
みんなストックの人多かったけれど、私はピッケルのほうが信頼できて好き。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ゲイター
ネックウォーマー
バラクラバ
毛帽子
着替え
ブーツ
ザック
ビーコン
スコップ
ゾンデ
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ガムテープ
保険証
携帯
サングラス
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
ビンディング
スキー板
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感想
昨年12月に久々にシールとオンボロ板を引っ張り出して
乗鞍のツアーコースを歩いてみたものの、
自分の技術の無さを差し引いてもあまりにヤバすぎる板だったので、
これは澁澤さんに20人くらいご登場願って新品を買い直すしかないか。。。
けど今シーズンは無理だな。。。と思っていたが、
私には基礎スキーとオールマウンテンの2セットの板があることに気がついた。
それならオールマウンテンを担いで上がって滑ってくればいいじゃん。
そこで、28Lの冬用ザックに靴を無理やり詰め、
3種の神器やらビバーク用の非常用装備やら何やらをやはり無理やり詰めて、
なんとかザックパンパンな状態で板とストックをザックのサイドにくくりつけて
乗鞍の頂を目指すことにした。
肩の小屋から滑り降りていくイメージにワクワクしながら。。。
Mt.乗鞍スキーリゾートのオープン前に入山し、
ゲレンデトップまで上がるだけでも標高差400m程度あり、かなりの負荷量。
おまけにオールマウンテンのやたら重い板と、
大量生産で軽量化など微塵も考えられていないブーツ、
そしてそれらを装着した冬用のペラペラザックのショルダーハーネスが食い込み、
その歩みは思ったように動かない。
リフトが動き出すまで待ったほうが良かったかな、と頭によぎるが、
いや、リフトが動き出す前にツアーコースに入れればタイムゲインだ、
と自分に言い聞かせる。
そしてゲレンデトップのかもしかリフトが動き出す時間よりも
20分早くツアーコース入口に着。ひとまずは溜飲を下げる。
ツアーコースは12月に比べて積雪量が増えていて微妙なアップダウンが
あらかたなくなっており、おまけに雪が締まっていたため、
わかんでも快適に登る。
シールやスノーシューに比べると機動力に劣るため、
リフトで上がってきたと思われる後続の人に抜かれたものの、
かといってものすごい遅い感じではなく、
10時過ぎにはツアーコース終点に到着。
これで正午くらいに肩の小屋に着く目処が立つ。
今回は登頂できそうだ。
そう思うと、既に頭の中は下山時のスキーのことでいっぱいに。
肩の小屋直下の急斜面にうんざりさせられながらも
予定通り正午過ぎに肩の小屋着。
スキーやブーツなどの重量物を肩の小屋の脇にデポし、
アイゼンに履き替えて剣ヶ峰へ。
荷物が減ったので体が軽く、肩の小屋から1時間足らずで剣が峰へ。
山頂は素晴らしい光景だったけれども、
ここまでで既にたくさんの素晴らしい光景を見ていたこともあり、
割とあっさり下山。もうあとはスキーのことしか頭にない笑
そして肩の小屋でデポした諸々を回収し、スキーを装着して一気に下る!
位ヶ原から下は例によってボコボコだったので幾度か転倒したものの、
やっぱり圧倒的に速く、ツアーコース終点まで20分、
ツアーコース終点からゲレンデ下まで20分しかかからず。
登りで4時間かけたのに、下り40分とは😂スキーの力は偉大なり。
来シーズンこそは、澁澤さんに多数ご登場願って、
登り下りとも山スキーをしようものだと心に誓うのだった。
そして、自分の懐加減の心配も。。。
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